キャンプ場の銀座とも呼ばれる道志川沿いには、多くのキャンプ場が点在しており1年を通じてキャンプを楽しむことができます。その中でも、本記事では道志川沿いで桜を見ながらお花見キャンプを楽しむことができるおすすめキャンプ場を3つ紹介します。
普段キャンプをしない人やアウトドアで外メシしない人でも、日本人ならお花見は欠かせないという人は多いのではないでしょうか。公園や市街地でのお花見も手軽で良いですが、少し足を延ばして道志川沿いのキャンプ場でお花見キャンプをしてみてはいかがでしょうか。
道志川沿い桜で花見キャンプができる時期〜河津桜、ソメイヨシノ〜
神奈川県相模原市では通常2月下旬から3月上旬が河津桜の見頃、ソメイヨシノ(染井吉野)は3月中旬から3月下旬が見頃となります。しかし同じ相模原市内でも、道志川沿いのキャンプ場は山の中にあるので、開花の時期が平野部より2〜3週間遅くなる傾向があります。
道志川沿いのキャンプ場では、例年河津桜は3月中旬から3月下旬、ソメイヨシノは4月上旬から4月中旬が見頃になります。ニュースで桜の満開を知っていざ行こうとしていたら見頃をすぎてしまったとしても、都心から1時間とアクセスが良い道志川エリアまで足を伸ばせば花見とキャンプを同時に楽しむことができます。またこの期間はちょうど春休みに重なるので、家族やグループで花見キャンプの予定をたてやすいというメリットもあります。
道志川沿い桜で花見キャンプができるキャンプ場3選(神奈川県相模原市)
桜で花見ができる青野原オートキャンプ場
キャンプ場の看板にも桜が一面に使用されているぐらい、青野原オートキャンプ場はお花見キャンプにおすすめのキャンプ場です。おすすめの理由は、川沿に植えられた桜の木とジンクリアーに澄んだ道志川を同時に楽しめるロケーションです。また山側が河津桜、川側がソメイヨシノと2種類の桜の木が植えられているため、3月中旬から4月中旬と1ヶ月以上お花見を楽しむことができます。
青野原オートキャンプ場は、デイキャンプと宿泊キャンプでエリア分けはされていますが、場内はフリーサイトなので、お気に入りの場所から桜を楽しむことができます。ただ青野原オートキャンプ場は、デイキャンプ予約不要で、首都圏から1時間とアクセス抜群なので、花見キャンプを目的に土日は混雑は避けられないので、時間に余裕を持ち少し早めの行動をおすすめします。
「道志川で花見と言えば、青野原」というぐらい桜が有名なキャンプ場
- 住所:神奈川県相模原市緑区青野原918-1
- アクセス:圏央道相模原ICから約12km(車で約20分)
- TEL:042-787-0477
- 営業期間:通年
- 予約の有無:デイキャンプ予約不要
- 利用可能時間(デイキャンプ): 8:00〜17:00
- 料金(デイキャンプ)
- 入場料
- 大人(高校生以上) 1人 500円
- 子供(小・中学生) 1人 200円 ※未就学時無料
- 駐車料
- 軽・普通車 1台 500円
- バイク 1台 200円
- キャンピングカー 1台 1000〜1500円
- テント・タープ
- テント(大) 1張 1000円
- テント(小) 1張 500円
- タープ(大) 1張 1000円
- タープ(小) 1張 500円
- 入場料
- 主な設備:売店、炊事場、シャワー室、トイレ、多目的小屋、マスのつかみ取り
- 公式HP:https://www.aonohara-acl.jp/index.html
写真多数で紹介しているキャンプ場詳細情報↓
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桜で花見ができる緑の休暇村青根キャンプ場
青根キャンプ場のキャンプサイトは3つありますが、お花見キャンプにおすすめなのが予約不要で当日受付で利用できるグリーンサイトです。予約不要ですがしっかりと区画分けされているので、初心者でも安心してキャンプサイトを作ることができます。区画は好きなところを選ぶことができるので、桜の時期はお気に入りの花見スポットを見つけてください。またバンガローからも桜を見ることができるので、テントで宿泊はまだハードルが高いという人でも夜桜を楽しむキャンプができます。
青根キャンプ場は天然温泉いやしの湯がキャンプ場に併設されていることで有名なキャンプ場です。同じ敷地内にあるのでキャンプサイトやバンガローから温泉まで歩いていける距離にあります。(敷地内を車移動も可)
道志川沿いで花見ができるキャンプ場は他にもありますが、花見キャンプを楽しんだ後、天然温泉いやしの湯に入ることができることが青根キャンプ場最大の魅力です。
「花見」と「温泉」、日本の良さを同時に味わえるキャンプ場
- 住所:神奈川県相模原市緑区青根807
- アクセス:圏央道相模原ICから約19km(車で約25分)
- TEL:042-787-1380
- 営業期間:通年
- 予約の有無:デイキャンプ予約不要
- 利用可能時間(デイキャンプ): 8:00〜17:00
- 料金(デイキャンプ)
- 入場料
- 大人(中学生以上) 1人 450円
- 子供(3歳以上) 1人 350円
- 駐車料金
- 乗用車 1台 530円
- 単車 1台 320円
- 入場料
- 主な施設:天然温泉(いやしの湯)、売店、炊事場、遊具、シャワー、レンタル
- 公式HP:https://aonecamp.jp
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コラム「青根キャンプ場で一式レンタルしたら」↓
桜で花見ができる神之川キャンプ場
3つ目に紹介する神之川キャンプ場は、道志川に流れ込む支流「神之川」沿いにあるキャンプ場です。道志川沿いではないということで穴場的なキャンプ場になっています。その分、静かな環境で思いっきり自然を満喫することができるロケーションになっています。
桜の時期は、花見キャンプを楽しみに多くのキャンパーが訪れて賑わいをみせますが、前述した青野原オートキャンプ場や青根キャンプ場に比べるとゆったりと過ごせる印象です。その理由の一つに、予約方法が往復ハガキにて申込みとなっています。1週間前からはウェブ上のメールフォームからの申込みができるようになります。当日予約は不可となっているので、予め予定をたてた上で、ゆっくりお花見を楽しみたい人は神之川キャンプ場が一押しです。
道志川の支流「神之川」だからこそ、落ち着いて桜を楽しめるキャンプ場
- 住所:神奈川県相模原市緑区青根3685
- アクセス:アクセス:中央道相模湖ICから約19km(車で約30分)
- TEL:042-787-2116
- 営業期間:通年
- 予約の有無:必要 ※ 往復はがき 電話不可 ※1週間前よりWEB予約可能
- 利用可能時間(デイキャンプ): 8:00〜17:00
- 料金(デイキャンプ)
- 大人 1人 550円
- 小人 1人 330円
- 区画(車1台まで) 1650円
- 駐車料 1台 550円
- 主な施設:売店、レンタル、お風呂、シャワー、釣り場
- 公式HP:https://kannogawa.jp/works.html
桜を見ながら花見キャンプ(春キャンプ)の楽しみ方
花見キャンプ楽しみ① 花見とキャンプ飯を楽しむ
お弁当を持って公園でお花見をしたり、桜の時期に各地で行われているお祭りの出店で食べ歩きをしたりするのもお花見の楽しみです。キャンプ場でお花見となると、自分の作った出来立ての料理を食べれるので、「花見×キャンプ飯」を楽しむことができます。BBQをしても良いし、スキレットやダッチオーブンを駆使して凝ったキャンプ飯を作ったら最高の時間を過ごすことができます。
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花見キャンプ楽しみ② ライトやランタンでセルフライトアップをして夜桜を楽しむ
花見キャンプは、宿泊キャンプであれば帰らないで良いということがをメリットの一つに挙げられます。つい話が弾んでしまっても、テントやバンガローがすぐ脇にあるので寝る直前まで夜桜を楽しむことができます。ハンモックに揺られながら桜を眺めたり、ライトやランタンを使いお気に入りの角度からライトアップをして写真を撮ったりと贅沢に桜を満喫できます。
花見キャンプで使えるおすすめのLEDライトを紹介しています↓
花見キャンプ楽しみ③ 地酒と花見を楽しむ
相模灘を作る久保田酒造は、道志川が流れる相模原に酒蔵を構えています。花見キャンプのおともに、地元の日本酒相模灘をあわせることで、道志川と桜をより一層きれいに感じる事ができます。
相模灘を作る久保田酒造の紹介した記事です。蔵見学や酒作り体験もできます↓
花見キャンプ(春キャンプ)の注意点
注意点①:桜の時期は花粉の時期でもある
言わずもがなのことですが、桜の時期はスギ、ヒノキの花粉がピークになる時期と重なります。楽しいお花見キャンプを過ごすためにも、花粉の症状が出てしまうのは避けたいところです。普段は薬で症状を抑えている人でも、お花見キャンプでお酒楽しむために服薬を避けたい人もいることでしょう。まずは花粉を体内に取り込まないようにメガネやマスクで物理的に防ぐことが効果的です。スプレータイプも併用するとさらに効果が期待できるでしょう。それでもダメな場合は薬を服用しましょう。
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注意点②:春と言えど、冷え込む日もあるので防寒対策を
道志川沿いでお花見キャンプができる時期は、3月中旬から4月中旬です。暖かい日は20度を超える日も出てきてこれだけ聞くと暖かそうに感じますが、この時期の最低気温は0度を下回り氷点下になる日もあります。山間部にあるキャンプ場に吹く春の風は冷たく、4月と言えどまだまだ冷え込む日が多々あります。そこで防寒対策でおすすめしたいのが、ポータブル電源です。これがあると、桜近くのフリーサイトでも電気毛布や電気ストーブを使用することができ快適に花見キャンプを楽しめます。
まとめ 道志川のキャンプ場はお花見キャンプにもおすすめ
道志川のキャンプ場というと、清流で楽しむ川キャンプのイメージが強いですが、桜を売りにしているキャンプ場もあります。
本記事ではその中でも、特におすすめな3つのキャンプ場を紹介しました。1つ目は「青野原オートキャンプ場」で、河津桜からソメイヨシノと長期間桜を楽しめる道志川沿いで一番有名な桜の名所です。2つ目が「緑の休暇村 青根キャンプ場」で、こちらは日本の醍醐味である桜と天然温泉を1日で楽しめます。3つ目が「神之川キャンプ場」で、道志川の支流神之川だからこそ穴場スポットとして落ち着いて花見キャンプを楽しめます。
コロナ禍があけて始めてのお花見シーズン。今年は公園やお祭りではなく、キャンプ場でお花見キャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。