アウトドアでクーラーボックスを使うとき、保冷力をどれだけ持続させるかは重要なポイントです。しっかり保冷したいのに「入れた氷がすぐに溶けてしまう」、「飲み物が冷たくならない」など持っているクーラーボックスに不満がある時に、保冷力を向上できる方法を4つ紹介します。その方法はクーラースタンド、インナークーラー、内蓋、利用シーンに合った保冷剤の使用の4つです。工夫次第で保冷力が大きく変わるので、自分に合う方法を是非試してみてください。本記事では、クーラーボックスの保冷力を限界まで引き出すための4つの方法を詳しく解説します!
クーラーボックスの保冷力を上げる方法① クーラースタンド
クーラースタンドの使い方・保冷力アップポイント
クーラーボックススタンドは、地面に直置きせずにクーラーボックスを載せるためのアイテムです。 どの製品も基本的に広げるだけで簡単に扱うことができます。スタンドを平らな地面に広げて安定させ、その上にクーラーボックスを置くだけです。耐荷重やサイズに注意し、クーラーボックスがしっかりと安定することを確認しましょう。
クーラーボックススタンドを使用すると、地面からの熱伝導を防ぐことができます。 特に夏場、強い直射日光により熱された地面に直接クーラーボックスを置くと、底面から内部に熱が伝わりやすく、保冷力が低下します。クーラーボックススタンドを使うことで、物理的に距離を取ることにより、地面の熱を受けにくくクーラーボックス本来の冷却力を保つことができ食材を安心して保存できます。
クーラースタンドその他のメリット
クーラースタンドのメリット① 高さを調整できて使いやすい
地面に置いたクーラーボックスから食材や飲み物を取り出すに屈んだり、しゃがんだりする必要があり回数が多くなるとなかなかキツいものがあります。そこでクーラーボックススタンドを使用することによりクーラーボックスの高さをあげて、立ったままでも中身を取ることができて腰への負担を軽減しより快適に使うことができます。一部のクーラーボックススタンドには何段階かに高さを調節できる機能もあります。
クーラースタンドのメリット② 汚れない
クーラーボックススタンドを使用することで、泥や砂、湿気に触れるのを防げます。 特に雨が降った後や、砂地が多いキャンプサイトでは、クーラーボックスの底が汚れるのを気にせず使えて衛生的です。また、虫や小動物がクーラーボックスに近づきにくいのも嬉しいポイントです。
おすすめのクーラースタンド
コールマン(Coleman) クーラースタンド
重量 | 約2kg |
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サイズ | 約44.5×50×33(h)cm(一番低状態) 約31.5×50.5×45(h)cm(一番高状態) |
収納サイズ | 約14×13×57(h)cm |
耐荷重 | 1段時(一番高い状態)及び2段時 約100kg 3段時(一番低い状態)約170kg |
主素材 | アルミニウム |
コールマンの「クーラースタンド」は、幅を30~60cm(3段階)に調整が可能なため様々なサイズのクーラーボックスに対応できる優れもの。小型から大型まで複数のクーラーボックスを使い分けている人には特におすすめです。耐荷重も最大170kgと大容量クーラーでも安心して使えます。機能性は1番でこれを買っておけば間違いないと言える一品です。
フィールドア (FIELDOOR) 木製クーラースタンド
重量 | (約)2.5kg |
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サイズ | (約)50.5cm×38cm×41.5cm |
収納サイズ | (約)58cm×12cm×11cm |
耐荷重 | 150kg |
主素材 | 天然木(ブナ材)他 |
他とは被らないおしゃれなクーラースタンドが欲しいという人におすすめが、フィールドアの「木製クーラースタンド」。天然木のブナを使用しており、木目がキャンプサイドに映えるデザインです。機能面でも、木製でもしっかり置ける耐荷重150kgと安心の設計で大型クーラーでも使用できます。足キャップや収納バックなどその他スペックも申し分なしです。
その他おすすめアイテム、選び方のポイントはこちらの記事で詳しく解説しています↓
クーラーボックスの保冷力を上げる方法② インナークーラー
インナークーラーの使い方・保冷力アップポイント
インナークーラーとは、名前の通りクーラーボックスの中に入れる、小さめのソフトクーラーのことを指します。冷気を二重構造で閉じ込めるイメージです。保冷力を高めて、さらに仕切りの役割を果たして整理整頓にも役立ちます。
インナークーラーには、しっかりと保冷しておきたい生鮮食品やキンキンに冷たい飲み物を入れるのがオススメです。これにより、インナークーラーの中身は2重に保冷されることにより、通常使用時よりも保冷力を高めます。
インナークーラーその他のメリット
インナークーラーその他のメリット① 整理整頓ができる
インナークーラーを使用することで、食材や飲み物を整理しやすくなります。特に、大型クーラーボックス内のスペースを効率的に活用できます。これにより、必要なものをすぐに見つけることができ、取り出しやすくなるので、ストレスなく使えます。
インナークーラーその他のメリット② 持ち運びを便利にできる
大型のクーラーボックスは持ち運びが大変ですが、インナークーラーは小型で軽量なので一部の食材や飲み物を持ち運ぶ際に便利です。例えば、キャンプサイトからアクティビティエリアに行く際に冷たい飲み物と軽食だけをインナークーラーに詰めて、保冷したまま持ち運ぶことができます。
おすすめのインナークーラー
オレゴニアンキャンパー(Oregonian Camper) クーラーパック8 (7.6L)
底面と側面に断熱材がしっかり入っているので、ソフトクーラーでもしっかりとした保冷力があるオレゴニアキャンパーの保冷バック。「クーラー・イン・クーラー」という発想から生まれた、インナークーラーのためのソフトクーラー です。保冷力アップはもちろん、大型クーラーの中身を整理しながら保冷収納できます。サイズ感は350ml缶(6本)と保冷剤がちょうど入ります。また防水仕様、開閉はシンプルなロールダウン式でストレスなく使えます。
オレゴニアンキャンパー(Oregonian Camper) クーラーパック18 ( 17.1L)
上で紹介したオレゴニアンキャンパーの大きめサイズ。2Lのペットボトル(6本)と保冷剤をすっきり収納できるサイズ感です。大型のクーラーボックスのインナークーラーならこのぐらいのサイズがオススメです。開閉の多いクーラーボックスでも、生鮮食品などをインナークーラーに入れておけば、長時間の保冷を持続できます。
その他おすすめアイテム、選び方のポイントはこちらの記事で詳しく解説しています↓
クーラーボックスの保冷力を上げる方法③ 内蓋
クーラーボックス内蓋の使い方・保冷力アップポイント
クーラーボックスの蓋を開けるたびに寒気が逃げてしまうのは、保冷力低下の大きな原因です。この問題を解決するのが「内蓋」の追加です。使い方はクーラーボックスに食材やドリンク、保冷剤を入れたらクーラーボックスの蓋を占める前に食材等の上に内蓋を置けばそれでOKです。
内容物を覆うように使用すれば効率良く保冷でき、調理中や大人数でドリンクの取り出し回数が多いときなど何度も開閉する場合でも中の冷気が逃げるのを軽減してくれます。
クーラーボックス内蓋をDIYで作る方法
クーラーボックス内蓋を自作する方法もあります。簡単に手に入れることができる材料で、手軽に加工できるものは「アルミシート」と「発泡スチロール」の2つです。どちらも自分の持っているクーラーボックスのサイズに合うようにカットするだけなので簡単です。切った箇所をテープ等で補強すると壊れにくく使い勝手も良くなります。クーラーボックス内の冷気のロスを押さえるため、クーラーボックスとサイズを合わせることがポイントです。
- ホームセンターやECショップで断熱シート(アルミシート)や発泡スチロールを購入します。
- クーラーボックスの内側サイズに合わせてカットします。
- 作成した内蓋を食品や飲み物の上に直接置いてから蓋を閉めます。
おすすめのクーラーボックス内蓋
ロゴス(LOGOS)サーマルバリアボード 25/M
スペック(引用:ロゴスショップ公式オンライン店)
総重量:(約)200g
サイズ:(約)幅42×奥行22×厚さ0.5cm
主素材:アルミ蒸着シート、発泡ポリウレタン、PP
性能/特長:
・クーラーの保冷能力がUPします。
・片面開きが可能だから、冷気が逃げにくい。
・LOGOSの「アクションクーラー25」、「リミテッドクーラーM」、「アウトドアクーラーM」にぴったりサイズ
ロゴス(LOGOS)サーマルバリアボード 35/L
スペック(引用:ロゴスショップ公式オンライン店)
総重量:(約)280g
サイズ:(約)幅48.5×奥行26.5×厚さ0.5cm
主素材:アルミ蒸着シート、発泡ポリウレタン、PP
性能/特長:
・クーラーの保冷能力がUPします。
・片面開きが可能だから、冷気が逃げにくい。
・LOGOSの「アクションクーラー35」、「リミテッドクーラーL」、「アウトドアクーラーL」にぴったりサイズ
ロゴス(LOGOS)サーマルバリアボード 50/XL
スペック(引用:ロゴスショップ公式オンライン店)
総重量:(約)380g
サイズ:(約)幅54×奥行32×厚さ0.5cm
主素材:アルミ蒸着シート、発泡ポリウレタン、PP
性能/特長:
・クーラーの保冷能力がUPします。
・片面開きが可能だから、冷気が逃げにくい。
・LOGOSの「アクションクーラー50」、「リミテッドクーラーXL」、「アウトドアクーラーXL」にぴったりサイズ
クーラーボックスの保冷力を上げる方法④ 保冷剤
保冷力の根幹を支える保冷剤。保冷力を高めるには、目的や使用状況に合ったをものを使用することが重要です。 ただ安いだけの保冷剤よりも、冷却温度が低く、長時間冷却可能なものを選ぶと、クーラーボックス全体の保冷力が大幅に向上し、結果満足度も高まります。
保冷剤のタイプ:ソフトタイプ or ハードタイプ
結論から申し上げるとキャンプやBBQで使用する場合ハードタイプの保冷剤をオススメします。ハードタイプの保冷剤は耐久性が高く、長時間の冷却力を持っています。また頑丈な作りなので、大型のクーラーボックス内で保冷剤の上に重いものを乗せても壊れにくいという利点もあります。長時間のキャンプや遠出には、ハードタイプの保冷剤が向いています。また、ハードタイプは外気の影響を受けにくく、より安定した冷却効果を提供します。
ソフトタイプの保冷剤にも良さはあり、柔軟性があることやクーラーボックスやクーラーバッグ内の隙間にもぴったりとフィットします。これにより、クーラー内のスペースを効率的に活用でき、全体的な冷却効果を高めることができます。また、軽量で持ち運びやすいので、小型のクーラーボックスを使用する場合はソフトタイプでも十分な場合もあります。
保冷剤のサイズ、大きさ
保冷剤の大きさは、使用するクーラーボックスのサイズに合わせて選びましょう。小さすぎると冷却効果が不十分で、大きすぎるとスペースを取りすぎてしまう可能性があります。クーラーボックス内のレイアウトを考慮し、複数の大きさを組み合わせて使うのも一つの方法です。迷ったら300〜800g程度のサイズがオススメです!入れる個数を変えて、小型から大型クーラーボックスまで幅広く使用することができて、使い勝手もコスパも良いサイズ感と言えます。
保冷剤の最低温度:氷点下 or 0度
氷点下タイプ
氷点下タイプの保冷剤は、肉や魚など特に冷却が必要な食材に適しています。氷点下まで冷却することで、食材を長時間安全に保存できるため、長期のキャンプや肉や海鮮を多く扱うバーベキューに最適です。氷点下タイプの保冷剤は凍結するため、野菜や飲み物など凍らせたくはないものは近くに置かないなど、取り扱いには注意が必要ですが、その分強力な冷却力を発揮します。
0度タイプ
0度タイプの保冷剤は、主に飲み物や果物、野菜などを冷やすのに適しています。0度で保つことで、食材が凍結することなく、新鮮な状態を維持できます。また、0度タイプの保冷剤は氷点下タイプほど取り扱いに注意することなくライトに使用ができ、お弁当の保冷など使い勝手が良いのも特徴です。
保冷剤の保冷時間(使用時間)
保冷時間は製品によって異なります。キャンプやBBQの予定時間に応じて、適切な保冷時間を持つ保冷剤を選びましょう。短時間のアクティビティには保冷時間の短いものでも十分ですが、長時間に渡って保冷が必要な宿泊キャンプなどには保冷時間の長いものが必要です。また、保冷剤の数を増やすことで、全体の保冷効果を延ばすことも可能です。
保冷剤の再凍結時間(準備時間)
使用前に保冷剤を冷凍する時間も考慮に入れましょう。急な予定で準備時間が少ない場合は、凍結時間の短いものが便利です。一般的には、冷凍庫で一晩凍らせるとしっかり凍結しますが、凍結時間が短い製品も市場に出ているので、忙しい方にはそういった製品を選ぶと良いでしょう。また、冷凍庫の温度設定も重要ですので、確認しておきましょう。
氷点下タイプを凍結させるときには、冷蔵庫の設定を最低温度にしよう!
保冷剤の配置ポイント(収納テクニック)
- 一番下に保冷剤(氷)をセットする。一番下から冷やすのがポイント!
- ナマモノは保冷剤の近く入れる。上に行くほど開け閉めで冷気が逃げてしまうので、なるべく下に
- 使用する料理ごとに密閉袋で小分けにしておくと、開閉時間の短縮になり冷気を逃さない
- 一番上にも、保冷剤(氷)を入れて上下から食材を冷やす。保冷シートを最後にかけたら完璧!
おすすめの最強保冷剤
当たり前ですが、クーラーボックス自体に冷やす機能はありません。クーラーボックスの性能だけではなく、保冷剤の性能も重要です。そこで魚も凍ると謳っているロゴスの強力保冷剤をハードクーラーボックスと組み合わせることで、長時間保冷機能を発揮することができます。倍速凍結氷点下バックは事前準備の凍結時間が約18~24時間と従来品の約半分になり使い勝手が向上しました。
ロゴスの保冷剤「氷点下パック」は最強です!!
ロゴス(LOGOS) 倍速凍結・氷点下パックM
ロゴス(LOGOS) 倍速凍結・氷点下パックL
ロゴス(LOGOS) 倍速凍結・氷点下パックコンパクト(2個入り)
倍速凍結・氷点下パックとは?(引用:ロゴス公式HP)
強力保冷剤「氷点下パック®️」の倍速凍結タイプ。事前準備の凍結時間が従来品の約半分で普段使いしやすく、マイナス温度も長時間持続する優れもの。
性能/特長:
・保冷能力約8倍!スピード凍結タイプ。
・魚も凍る!ロゴスの強力保冷剤、氷点下パックシリーズ
・一般保冷剤と併用すれば一般保冷剤がより長持ちします。
・冷凍庫に常備で急な停電も安心!いざという時にも庫内の冷たさを保ってくれます。
・植物性天然高分子の使用で安心
・使いやすい半透明容器!凍結状態が一目瞭然
ロゴス(LOGOS) 氷点下パックGT-16℃・ハード600g
ロゴス(LOGOS) 氷点下パックGT-16℃・ハード900g
ロゴス(LOGOS) 氷点下パックGT-16℃ コンパクト(2個入り)
氷点下パックGT-16℃とは?(引用:ロゴス公式HP)
一般保冷剤に比べて保冷能力約8倍(当社実験)と驚異の冷却能力を実現。釣ったばかりの魚をその場で凍らせて鮮度を保つ、おしぼりを凍らせて夏場に使用するなど用途は様々。
性能/特長:
・保冷力約8倍! 冷却力約8倍!
・-16℃の超強力保冷剤!
・保冷能力8倍(一般保冷剤に比べ)
・魚も凍る!ロゴスの強力保冷剤、氷点下パックシリーズ。
・一般保冷剤と併用すれば一般保冷剤がより長持ちします。
・冷凍庫に常備で急な停電も安心!いざという時にも庫内の冷たさを保ってくれます。
・植物性天然高分子の使用で安心
・使いやすい半透明容器!凍結状態が一目瞭然
その他おすすめ保冷剤、選び方のポイントはこちらの記事で詳しく解説しています↓
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