ガイロープはテントやタープをしっかり張るために妥協してはいけないアイテムです。テントやタープを購入した際に付いていた付属のガイロープが切れてしまった時や付属のガイロープでは強度が心配な人に向けておすすめ商品を10選紹介します。ガイロープが切れるとテントやタープの倒壊に繋がります。安心にキャンプをするためにも、ガイロープを選ぶポイントをしっかり抑えて、安全にキャンプを楽しんでください!
ちなみに、どんなに良いガイロープを選んでも、その性能を100%引き出すには、地面に固定する『ペグ』も同じくらい重要です。付属のペグだけでは非常に危険なことも…。セットで確認したい最強ペグの選び方は、こちらの記事で徹底解説しています。
初心者必見!失敗しないガイロープの選び方5つのポイント

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ガイロープ選び方のポイント① 色デザイン(反射材の有無)


ガイロープの購入を考えるときに色やデザインはとても重要なポイントです。テントやタープとの色合いを考えることで統一感を出したオシャレなキャンプサイトにすることができます。また反射材入りのガイロープは、通常のロープより見やすいので気付かないで体を引っ掛けるリスクを減らすことができます。子どもがいるファミリーキャンプや暗い場所に設営する場合、ライトに反射的するのでおすすめです。
ガイロープ選び方のポイント② 素材
ガイロープの素材は、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンの3種類があります。それぞれにメリット、デメリットがあるので特徴や使用用途を考えて自分に合うものを選んでください。
素材 | 長所(メリット) | 短所(デメリット) | 主な用途 |
ナイロン | 最も強度・耐久性に優れる | 水を吸うと硬くなりやすい | 大型テント・タープ |
ポリエステル | 強度と耐水性のバランスが良い | ナイロンよりは強度が劣る | あらゆる用途に対応 |
ポリプロピレン | 軽量で安価、水に強い | 劣化しやすく強度が低い | 小型テント、補助用 |
ナイロン
ナイロン製のガイロープは3種類の中で最も強度や耐久性に優れた素材です。大型のテントやタープの設営時には強度と耐久性が必要になるので、ナイロン製だと安心して使用できます。デメリットはロープに限ったことではありませんが、ナイロン製は水を吸収しやすい性質があるためロープワークの結び目が水に濡れて硬くなりほどき難くなることがあります。
ポリエステル
ポリエステル製のガイロープは強度、耐久性こそナイロン製には及びませんが、それでも強度が高く、引っ張りや摩擦にも強いという特徴があります。また耐水性はナイロン製より優れており、総合的にみてバランスが良くが汎用性の高いのが特徴です。一般的にファミリーで使用する中型テント、タープを固定するには問題ありません。
ポリプロピレン
ポリプロピレン製のガイロープのメリットは、3種類の中で一番手頃な価格で手に取りやすいことです。強度、耐久性はナイロン製や比べて劣るものの、軽量で耐水性に優れています。ただし、ナイロンやポリエステルと比較すると劣化しやすく耐久性も低いため、小型のテントやテンションが強くかからない状況での使用がおすすめです。長時間の使用にも注意が必要です。
ガイロープ選び方のポイント③ 太さ(強度)


ガイロープは商品によって、強度と耐荷重が異なり使用用途にあわせて適切なものを選択する必要があります。テント、タープの大きさ、重量を考えて選ばないと設営中や設営後に重さに耐えられなくなり切れてしまうこともあります。テントやタープの倒壊は重大事故にも繋がるので注意が必要です。特にテントやタープを買ったときに付属品でついているガイロープは強度が低いものを使っている商品もあります。追加で購入する際に、強度や耐荷重が高いタイプを選ぶと安心です。
一般的には、4〜5mmの太さが扱いやすくおすすめです。強度は太さ以外でも素材でも変わってくるので、そちらも併せてチェックしてください。
ガイロープは1本のロープの中に複数の糸を束ねた内芯があり、さらにその内芯を併せてできています。一般的には5、7、9本のものが多く、内心の本数が多くなるほど強度は上がります。使用を想定しているテントやタープのサイズにあわせて内心の本数を選んでください。
そして忘れてはならないのが、ガイロープの強度を考えるなら、その力を地面に伝える『ペグ』の強度も同時に考えなければ意味がない、ということです。地面の状況に合わないペグを使うと、せっかくの頑丈なロープも宝の持ち腐れに。
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ガイロープ選び方のポイント④ 長さ
ガイロープは、使用用途に適した長さを選ぶのも大事なポイントです。小型〜中型テント・タープ用であれば3~5m程度になります。またメインポール、サブポールごとに長さを変える必要があるタイプもテント、タープもあるので注意が必要です。また大型テントやタープでは、5m以上の長さが必要なものもあり、ものによってはそれ以上の長さが必要な場合もあります。
ある程度は自在金具を使用し調節はできますが、短いとどうすることもできないので注意が必要です。付属品があった場合、同じ長さのガイロープと同じ長さを購入すれば間違いないでしょうか。
【推奨スペック早見表】
用途 | 推奨される 太さ | 推奨される 長さ |
大型タープ (メイン) | Ø5mm以上 | 5m~10m |
タープ (サブ) | Ø4~5mm | 4m前後 |
ドームテント | Ø4mm | 3m前後 |
ガイロープ選び方のポイント⑤ 自在金具


ガイロープは自在金具付きのものと、ロープのみで自在金具がないものと2種類あります。ガイロープが切れてしまった場合、自在金具が残っていてそれを使用するのであればロープのみ購入で大丈夫です。しかしテントやタープ備え付けガイロープの自在金具はプラスチック製のものなど、耐久性が低いものもあるので注意してください。テントやタープの倒壊に繋がらないように、金属製の自在金具がついているガイロープをおすすめします。
キャンプにおすすめのガイロープ10選|初心者〜上級者まで対応


有名アウトドアブランドのガイロープで3〜5mで自在金具付きでそのまま使用できるものから、自分の好みの長さにカットして使うものまで、おすすめを10選紹介します。
コールマン(coleman) 3m×4 or 5m×4
簡単設営!信頼の純正ロープセット
→ テントやタープの補修・延長用に便利な3m×4本(5m×4)セット。Coleman製なので品質も安心。ファミリーキャンプや初心者にも◎。
DOD(ディーオーディー) 2.5m×4 or 4m×4
軽量&シンプル、自在金具付きで扱いやすい
→ ホワイトカラーで夜間も視認性アップ。自在金具が標準装備され、初心者でも扱いやすくウサギのロゴ入りの収納袋もついた高コスパロープ。
スノーピーク(snow peak) タープ用セット
プロ仕様の高品質!強風時も安定感抜群
→ 難燃性で耐久性に優れたスノーピーク純正。特にレクタ型タープと相性抜群で、長期使用にも耐える高級仕様。
・HDタープヘキサ用のロープセット
セット内容:自在付ロープ(二又10m×2、4m×2、3m×2)
・HDタープレクタ用のロープセット
セット内容:自在付ロープ(二又10m×2、3m×4)
ogawa(オガワ) 3.1m×4
老舗ブランドの安心設計。設営しやすい長さ
→ 310cmの程よい長さで、コンパクトテントやタープに最適。ogawaらしい堅実なつくりで、リピーターも多い逸品。
ロゴス(LOGOS) 5m×4、3m×4
反射機能&8本セット!グループキャンプに◎
→ リフレクター糸入りで夜間でも目立つ仕様。8本セットで複数のタープやテントにまとめて使えるのが魅力。
キャンプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 4.5m×2
極太5mm径で耐久性◎ 強風タープに最適!
→ 頼れる太さと自在金具付きで、ヘビーユース向け。大型タープや風が強い場所での使用にピッタリ。
ユニフレーム(UNIFLAME) 4m×4
REVOタープ専用設計!信頼の日本製クオリティ
→ 4m×4本セットで、自在金具付き。REVOタープ以外にも汎用性が高く、強度と扱いやすさを兼ね備える。
ノルディスク(NORDISK) 20m
北欧ブランドらしい高耐久&美しさ
→ 高靭性ポリエステル使用で、軽さと強度を両立。20m巻きなので用途に応じて自由にカット可能。
ハイランダー(Hilander) 20m
シンプル&コスパ重視派におすすめ
→ 黒一色の無骨デザインでギアと合わせやすい。好きな長さに調整できる20m仕様で、自在金具と組み合わせて自由自在。
テンマクデザイン(tent-Mark DESIGNS) 20m
反射糸入り&高強度、夜間キャンプも安心
→ 反射素材で夜も視認性◎。4.5mmのちょうど良い太さで、多くのキャンプスタイルに対応。
ガイロープを使って張りたいおすすめタープを紹介しています↓


ガイロープを使って張りたいファミリーおすすめテントを紹介しています↓


ガイロープ選び方のよくある質問(FAQ)


ここでは、ガイロープの選び方や使い方に関して、初心者から経験者まで、多くの人が抱く疑問にお答えします。
Q1. ガイロープの交換時期は?どんなサインがあったら替えるべき?
A1. 「毛羽立ち」「硬化」「色褪せ」が見られたら交換のサインです。
ガイロープは消耗品です。安全のため、以下のような劣化のサインが見られたら、早めに交換することをおすすめします。
- 毛羽立ちが目立つ: ロープの表面がけば立っているのは、繊維が傷んでいる証拠です。
- ロープが硬くなっている: 新品の頃のしなやかさがなくなり、ゴワゴワして扱いにくくなったら交換時期です。
- 色褪せがひどい: 紫外線による劣化が進んでいます。見た目以上に強度が低下している可能性があります。
年に1〜2回、キャンプシーズンの始めに、お持ちのテントやタープのガイロープを総点検する習慣をつけると安心ですよ。
Q2. テントやタープのロープがすぐ「たるむ」のですが、原因と対策は?
A2. 主な原因は「ナイロン素材の伸び」と「気温の変化」です。
特に新品のナイロン製ガイロープは、最初の数回の使用で初期伸びが発生します。また、雨を吸って伸びたり、夜間の気温低下で収縮して日中に緩んだりすることも。
対策 気づいた時に自在金具で張り直すのが基本です。雨天での使用が多い場合や、張り直しを面倒に感じる方は、吸水による伸びが少ないポリエステル製のガイロープを選ぶのがおすすめです。
Q3. 最低限覚えるべきガイロープの結び方はありますか?
A3. 「もやい結び」と「自在結び」の2つを覚えれば万全です。
自在金具があるため必須ではありませんが、知っているとトラブル時に非常に役立ちます。
- もやい結び (Bowline Knot): ロープの先端に固定された輪を作るための結び方。「キング・オブ・ノット」と呼ばれ、強度が高く、それでいて解きやすいのが特徴です。ペグやポールにロープを固定する際に使えます。
- 自在結び (Taut-line Hitch): 自在金具が壊れたり紛失したりした際に、その代わりとして使える結び方です。結び目を動かすことで、ロープのテンションを調整できます。
詳しい結び方は、動画サイトなどで「もやい結び キャンプ」と検索すると、分かりやすい解説がたくさん見つかりますよ。
Q4. ガイロープの「収納」はどうするのがおすすめですか?
A4. 次回の設営が楽になる「8の字巻き」がおすすめです。
ガイロープは撤収時にきれいにまとめておかないと、次回使う時に絡まってしまい、設営の大きなストレスになります。ロープがねじれにくい「8の字巻き」で束ねておくと、スムーズに取り出せて非常に快適です。製品によっては、ベルクロテープが付属しているものもあり、収納に便利です。
Q5. ワークマンのパラコードでガイロープを「自作」できますか?
A5. はい、可能です。コストを抑えたい方には良い選択肢です。
ワークマンなどで安価に手に入るパラコードを使えば、自分好みの色や長さのガイロープを自作できます。ただし、前述の通り、一般的なパラコードはガイロープ専用品に比べて伸びやすい傾向があるため、特に大型のタープに使用する際は、こまめな張り調整が必要になる場合があります。
▶︎当ブログでは、ワークマンのパラコードを使った詳しい自作方法や、その強度について徹底解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。
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相模原市緑区は自然いっぱい!ガイロープを持ってキャンプへ行こう!


まとめ:最高の『綱』を手に入れたら、次は最高の『杭』を
今回は、キャンプサイトの安全性を支えるガイロープの選び方とおすすめ10選をご紹介しました。
最高のガイロープを選んだあなたに、ぜひ合わせて読んでほしいのが最強のペグ選びの記事です。ガイロープの性能を地面に100%伝え、サイト全体の安全性を盤石にするための知識が満載です。付属のペグから卒業して、ワンランク上のキャンパーを目指しましょう!
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