【初心者でも簡単】キャンプで楽しむ「芋煮会」完全ガイド!絶品芋煮レシピと当日のやり方を徹底解説

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【初心者でも簡単】キャンプで楽しむ「芋煮会」完全ガイド!絶品芋煮レシピと当日のやり方を徹底解説

今年の秋冬キャンプ、メニューはもう決まっていますか?もしBBQやカレーに少しマンネリを感じているなら、最高の選択肢がここにあります。それは、焚き火を囲んでみんなで楽しむ『芋煮会キャンプ』です。

「芋煮ってなんだか難しそう…」「準備が大変そう…」と感じるかもしれませんが、ご安心ください。ポイントさえ押さえれば、実は驚くほどキャンプ向きの料理なんです。


この記事では、初心者でも絶対に失敗しない絶品芋煮の作り方から、本格的な「芋煮会」のスマートな段取り、そして楽しみ方のコツまで、その全てを徹底解説します!

目次

そもそも「芋煮」「芋煮会」ってなんだろう?

「芋煮」という言葉は聞いたことがあっても、具体的にどんな料理で、なぜ「会」を開くのか、知らない方も多いかもしれません。キャンプで芋煮を120%楽しむために、まずはそのキホンを少しだけ覗いてみましょう。

この記事を書いた人:らくキャンSAGAMIHARA 運営者 (詳細はクリック)

神奈川県相模原市在住、キャンプ歴7年のアラフォー夫婦です。夫、妻、子供2人(10歳、8歳)の4人家族で、週末はほぼアウトドアの虜になっています。
おかげさまで、このブログは月間3.2万人を超える読者の皆様にご覧いただけるまでになりました。
「もっと手軽に、もっと快適に、そしてもっと感動できるアウトドア体験を!」をモットーに、ファミリーキャンプを楽しむための情報を発信中。キャンプのスタイルや目的に合わせて様々なアウトドアギアを使いこなし、その機能性や使い勝手を実体験に基づいてマニアックに研究しています。初心者の方にも分かりやすく、そして経験者の方にも共感していただけるような、リアルで熱い情報をお届けできるよう心がけています。
趣味は、相模原の豊かな自然の中、お気に入りのキャンプギアに囲まれて飲むコーヒーと、子どもたちと本気で遊ぶこと!このブログが、皆さまのアウトドアライフをより豊かにするきっかけになれば幸いです。

里芋が主役!山形の秋を彩る郷土料理「芋煮」

芋煮とは、その名の通り「里芋」を主役にした、秋の収穫期に食べられる山形県の代表的な郷土料理です。

里芋の収穫シーズンである9月〜11月頃になると、家族や友人と集まって芋煮を作るのが定番。里芋ならではのとろみと、牛肉や豚肉、ネギ、きのこなどの旨味が溶け出した、心も体も温まる具沢山の鍋料理、それが「芋煮」です。

BBQよりメジャー?河原で鍋を囲む「芋煮会」という文化

そして「芋煮会」とは、その芋煮を屋外で作って食べるイベントそのものを指します。

特に山形県では、秋になるとスーパーの入口に薪やゴザが山積みになり、「鍋の貸し出し」まで行われるほど。人々は河原などの広い場所に集まり、大きな鍋を囲んで芋煮を楽しみます。これは、山形県民にとってはバーベキュー以上に馴染み深い、秋の一大イベントなんです。

そのルーツは江戸時代、船頭たちが河原で開いた宴にあるとも言われ、屋外でみんなでワイワイ楽しむというスタイルは、まさにキャンプの楽しみ方そのものですね。

牛肉+醤油?豚肉+味噌?知っておきたい「芋煮」の地域差

「芋煮のレシピ」と検索すると、全く違う味付けや具材が出てきて混乱するかもしれません。ご安心ください、それは「地域差」があるからです。

山形県内でも、大きく分けて2つの主流なスタイルが存在します。どちらが良いという訳ではなく、どちらも最高に美味しい、地域で愛される味です。

出典:おいしい山形
出典:おいしい山形
内陸風(山形市など)庄内風(酒田市など)
牛肉豚肉
味付け醤油ベース(甘じょっぱい)味噌ベース(コク深い)
特徴すき焼きに近い、王道スタイル豚汁に近い、濃厚なスタイル

この記事では、まず王道の「内陸風」レシピを基本として詳しくご紹介し、アレンジとして「庄内風」にも触れていきますので、ぜひあなたの好みを見つけてみてください!さて、そんな魅力あふれる芋煮と芋煮会が、なぜ秋冬キャンプに最強の組み合わせなのか。その理由を、詳しく紐解いていきましょう。

なぜ秋冬キャンプに「芋煮」が最強なのか?3つの理由

なぜ秋冬キャンプに「芋煮」が最強なのか?3つの理由

前のセクションで、「芋煮」と「芋煮会」の基本はバッチリですね。 心温まる山形の食文化、とても魅力的ですよね。

では、なぜその芋煮が、数あるキャンプ飯の中で「秋冬最強」と断言できるほど、キャンプと相性抜群なのでしょうか?その理由を、3つのポイントに絞って熱く解説します!

理由①:現地では“ほぼ放置”でOK!驚くほど調理が簡単

まず何と言っても、その圧倒的な手軽さが挙げられます。

成功するキャンプ料理の秘訣は、「いかに現地での作業を減らすか」に尽きます。その点、芋煮は完璧です。下ごしらえさえ自宅で済ませておけば、キャンプ場では鍋に具材とつゆを入れて火にかけるだけ。

煮込んでいる間は、完全に自由時間です。 焚き火をじっくり育てたり、テントサイトの飾り付けをしたり、子どもとフリスビーで遊んだり…。貴重なキャンプの時間を、料理に付きっきりにならずに満喫できます。

特に、時間が限られるデイキャンプではこの手軽さが絶大なメリットになりますし、包丁やまな板を使わないので当日の洗い物が劇的に少ないのも、キャンパーにとっては本当に嬉しいポイントです。

理由②:冷えた体に染み渡る…野外で食べるアツアツは“ご馳走”

説明するまでもないかもしれませんが、これが最大の理由かもしれません。

ひんやりと澄んだ秋の空気の中、フーフーしながら頬張る、具沢山の熱々な芋煮。これはもはや単なる「食事」ではなく、心と体に染み渡る「ご馳走」です。

里芋のとろみ、牛肉やごぼうから溶け出した旨味、そしてネギの香り…。それらが一体となったアツアツの汁物が、冷えた体を芯からじんわりと温めてくれます。

この多幸感は、間違いなく秋冬のフィールドでしか味わえない、特別なキャンプ体験となるでしょう。

理由③:“鍋を囲む”文化が、最高のコミュニケーションを生み出す

BBQが「各自で肉を焼き、自分のペースで食べる」スタイルだとすれば、芋煮会は「みんなで一つの鍋を育て、完成した料理をシェアする」スタイルです。

この「鍋を囲む」という行為が、キャンプに最高のコミュニケーションと一体感をもたらします。

「そろそろ里芋、柔らかくなったかな?」 「味見してみて!いい感じじゃない?」

自然とそんな会話が生まれ、みんなの共同作業で作り上げた芋煮を分け合う時間は、何物にも代えがたい思い出になります。

そして、芋煮は最高のおつまみ。熱燗や日本酒との相性は言うまでもありません。夏が「BBQとビール」なら、秋冬は「芋煮と熱燗」。焚き火を囲み、鍋をつつきながら語らう、そんな贅沢な大人の時間を過ごせるのも、芋煮会キャンプの大きな魅力なのです。

▶︎寒い時期にキャンプするのが不安な人は、下の記事も参考に!メリットがたくさんあります。

まずはコレ!山形風「芋煮」基本レシピ

レシピ「山形内陸風芋煮」の作り方

お待たせしました!いよいよ実践編です。 数ある芋煮レシピの中でも、まずは絶対に覚えておきたい王道中の王道、牛肉と醤油ベースの「山形内陸風芋煮」の作り方をご紹介します。

これは我が家の定番でもある黄金比のレシピ。初心者でもこの通りに作れば、お店のような本格的な味を再現できますよ!

【材料(4〜5人分】

  • 里芋 … 600g(皮をむいた状態で。生の里芋の皮むきが大変なら冷凍里芋でも全く問題ありません!)
  • 牛肉(こま切れ、または すき焼き用) … 300g〜400g ※少し奮発して和牛にすると、脂の旨味で格段に美味しくなります!
  • こんにゃく … 1枚(250g) ※手でちぎれるアク抜き不要タイプがキャンプでは便利です。
  • 長ネギ … 1.5本
  • きのこ(しめじ、舞茸など) … 1パック
  • ごぼう … 1/2本(風味のアクセントになります!)

【調味料(黄金比!)】

  • … 1500ml
  • 醤油 … 120ml
  • 砂糖 … 大さじ5
  • … 大さじ4

【本場の味を再現する魔法の醤油!】 山形の家庭や芋煮会で絶大な支持を得ているのが「味マルジュウ」というだし醤油です。出汁の旨味と醤油のバランスが絶妙で、これ一本で味がビシッと決まります。本気で芋煮を極めたい方は、ぜひ試してみてください。

  • マルジュウ醤油 味マルジュウ 1L

【作り方(全5ステップ)】

STEP1:里芋の下ごしらえ(最重要!自宅で済ませよう)

芋煮の主役、里芋の下ごしらえが美味しさの鍵を握ります。

  1. 里芋は泥をよく洗い流し、包丁で皮を剥きます。ツルツル滑るので、手を切らないように注意してください。
  2. 食べやすい大きさにカットしたら、ボウルに入れて塩(分量外)をひとつまみ振り、優しく揉み込みます。
  3. 里芋からぬめりが出てきたら、水でしっかりと洗い流します。このひと手間で、煮汁が濁るのを防ぎ、味が染み込みやすくなります。

STEP2:その他の具材の準備(これも自宅で!)

  1. こんにゃくは、スプーンなどを使って一口大にちぎります。包丁で切るより断面が不規則になり、味が染み込みやすくなるんです。時間があればサッと下ゆでしておきましょう。
  2. ごぼうは、包丁の背で皮をこそげ取り、「ささがき」にします。水に5分ほどさらしてアクを抜いてください。
  3. 長ネギは、風味を出す白い部分と、彩りの青い部分、どちらも5cmほどの太めの斜め切りにします。
  4. きのこは石づきを取り、手でほぐしておきます。
  5. 全ての具材をそれぞれジップロックに入れておけば、キャンプ場では鍋に入れるだけです!

STEP3:牛肉を煮て、丁寧にアクを取る

ここからがキャンプ場での作業です!

  1. 鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したら牛肉を入れます。
  2. 再び沸騰すると、茶色いアクがたくさん浮いてきます。これがスープの雑味の原因になるので、おたまで根気よく、キレイにすくい取りましょう。このひと手間で、スープのクリアさが全く変わります。

STEP4:具材を煮込む

  1. アクを取り終えたら、火の通りにくい里芋ごぼう、そして味を染み込ませたいこんにゃくを鍋に投入します。
  2. 再び沸騰したら、吹きこぼれない程度の中火〜弱火に落とします。里芋が柔らかくなるまで、15〜20分ほど煮込みましょう。
  3. 美味しくなるポイント: 里芋が煮崩れないよう、この段階ではあまりかき混ぜすぎないのがコツです。竹串を刺してみて、スッと通ればOKのサイン。

STEP5:味付けをして、最高の香りと共に仕上げる

  1. 里芋が柔らかくなったら、いよいよ味付けです。砂糖 → 酒 → 醤油の順番で調味料を加えます。甘みを先に入れることで、味が染み込みやすくなります。
  2. 味が決まったら、最後にきのこ長ネギを加えます。
  3. きのこに火が通り、ネギの最高の香りが立ち上ってきたら、ひと煮立ちさせて完成です!

さあ、アツアツのうちにシェラカップによそって、最高の芋煮を味わってください!

あなたはどっち派?知っておきたい芋煮の「地域差」と絶品アレンジレシピ

基本の山形風芋煮、最高ですよね。牛肉の旨味と甘じょっぱい醤油だしが里芋に染み込んで…思い出すだけでお腹が空いてきます。

でも、芋煮の魅力はこれだけではないんです! ここからは、あなたの芋煮の世界をさらに広げる「地域による味の違い」と、キャンプで絶対に盛り上がる「絶品アレンジ」をご紹介します。

牛肉+醤油の内陸風 vs 豚肉+味噌の庄内風

出典:おいしい山形
出典:おいしい山形

前のセクションでも少し触れましたが、山形県内では大きく分けて2つの芋煮が存在します。今回ご紹介した牛肉+醤油の「内陸風」と、豚肉+味噌の「庄内風」です。

芋煮専用のタレも売っているので、これ一つでどちらの味付けも本場の味が再現できます。

内陸風(山形市など)
特徴: 牛肉を使い、醤油と砂糖で味付けする「すき焼き風」の甘じょっぱい味わい。今回マスターした、まさに王道のスタイルです。

庄内風(酒田市など)
特徴: 豚肉を使い、味噌で味付けする「豚汁風」のコク深い味わい。豚肉の脂の甘みと味噌の風味が、里芋のとろみと一体になります。具材に厚揚げや豆腐、きのこをたっぷり入れるのも特徴です。

【簡単!庄内風芋煮を作ってみよう】

作り方は、基本レシピを少しアレンジするだけ!

  1. 肉を「牛肉」から「豚バラ肉(300g)」に変更します。
  2. 牛肉を煮る工程で、豚肉とごぼうを一緒に炒めてから水を加えると、豚の脂の旨味とごぼうの香りが引き立ちます。
  3. 味付けは、醤油・砂糖・酒の代わりに「味噌(大さじ5〜6)」と「みりん(大さじ2)」、そして顆粒だし(小さじ2)を加えるだけ。驚くほど簡単に関西風とは違う、コク深い芋煮が楽しめますよ!

記事後半で変り種のアレンジ芋煮も紹介しています。

【初心者必見】キャンプでの「芋煮会」やり方・完全ステップ

作りたい芋煮のイメージが固まれば、あとは当日どう動くかだけ!

ここからは、キャンプ初心者でも「あの人、手際いいな…」と一目置かれること間違いなしの、スマートな芋煮会を成功させるための具体的な段取りを3つのステップでご紹介します。この通りにやれば、失敗のしようがありません!

ステップ1:準備編(自宅での仕込みが成功の8割!)

美味しい芋煮会は、キャンプ場に着く前に、その8割が完了しています。完璧な下準備で、当日の自分を楽させてあげましょう。

  • 下ごしらえは完璧に これまでのレシピで解説した通り、野菜・具材はすべて自宅でカットし、ジップロックに小分けにしておくのが鉄則です。特に、一番手間のかかる里芋は、皮むき&アク抜きまで済ませるか、「冷凍里芋」を活用して、現地の作業を極限まで減らしましょう。
  • つゆの持って行き方を決める 季節やスタイルに合わせて、最適な方法を選びましょう。
    • 【夏場・連泊】なら「凍結」 → 強力な保冷剤代わりに。
    • 【秋冬・日帰り】なら「冷蔵」 → 到着後すぐに調理開始できる。
    • 【荷物最小化】なら「濃縮つゆ」 → 圧倒的に軽くて楽。

忘れ物ゼロへ!芋煮会道具チェックリスト

  • ▼必須道具
    • □ 鍋(大きめのもの)
    • □ 熱源(焚き火台 or カセットコンロ)
    • □ 燃料(薪、炭、CB缶の予備)
    • □ クーラーボックス
    • □ 大きめのおたま、菜箸
    • □ 食器類(シェラカップ、お椀、箸)
    • □ ゴミ袋(多めに)
  • ▼あると便利な道具
    • □ トライポッド(焚き火調理が格段に楽に)
    • □ 囲炉裏テーブル(安全性・快適性が劇的に向上)
    • □ ウォータージャグ(つゆや水の運搬に)
    • □ キッチンペーパー、ウェットティッシュ
  • ▼【重要】シメ用セット
    • □ カレールー
    • □ 冷凍うどん or ご飯
    • □ 予備の水(500ml程度)

ステップ2:調理編(当日の流れと火加減のコツ)

キャンプ場に着いたら、いよいよ調理開始!美味しい芋煮を作るための、具材を入れる「黄金の順番」とその理由を覚えましょう。

スクロールできます
順番入れる具材なぜこの順番?
1牛肉(豚肉)まず肉の旨味をスープのベースにするため。最初に出るアクをしっかり取るのが最重要!
2里芋、ごぼう最も火が通りにくい根菜類からじっくり煮込むため。
3こんにゃく、きのこ味をしっかりと染み込ませたい具材たち。里芋が柔らかくなるまで一緒に煮込む。
4.(味付け)調味料里芋が柔らかくなってから味付け。甘み(砂糖)を先に入れるのがコツ。
5長ネギ風味と食感を活かすため、火を通しすぎないように最後に入れるのが鉄則!

【火加減のコツ】

  • 焚き火の場合:
    最初は薪をしっかり組んで強火で一気に沸騰させ、アクを取ります。その後は薪を広げて熾火(おきび)にし、コトコト煮込むのが理想です。トライポッドで鍋の高さを変えて調整しましょう。
  • カセットコンロの場合:
    誰でも簡単に火加減を調整できるのが最大のメリット。特に「とろ火」が安定して使えるので、煮込みすぎを防ぎ、味をじっくり染み込ませるのに最適です。

ステップ3:〆(しめ)編(本当の主役、登場!)

言わせてください。芋煮会は、シメを食べるまでが芋煮会です! 具材の旨味がすべて溶け出した黄金のスープは、最高の出汁。これを残すのはあまりにもったいない!

  • 王道の〆は「カレーうどん」 少し煮詰まって味が濃厚になったスープにカレールーを溶かせば、そこにはもう感動しかありません。和風だしが効いた、そこらのお店では絶対に食べられない、世界一美味しいカレーうどんが完成します。
  • 最後まで楽しむ「カレーリゾット」 もしカレーうどんのスープが残ったら、そこにご飯とチーズを投入しましょう。すべての旨味を米一粒一粒が吸い込んだ、濃厚な〆の〆、絶品カレーリゾットが楽しめます。

▶︎おでんもキャンプ飯にオススメです

芋煮会キャンプを盛り上げる!おすすめキャンプ道具

芋煮会キャンプを盛り上げる!おすすめキャンプ道具

さて、芋煮会を成功させるための具体的なステップは完璧ですね。 最後に、これらのステップをさらに快適で、最高に楽しいものにしてくれる、筆者おすすめの頼れるキャンプ道具たちをご紹介します。

道具選び一つで、調理のしやすさやサイトの雰囲気が劇的に変わります。私が実際に長年愛用し、「これは芋煮会キャンプにあると便利!」と心から感じたアイテムだけを厳選しました。

① 大きめの鍋|ユニフレーム「焚き火鍋」

芋煮は、大人数で楽しむのが醍醐味。つい「ちょっと多いかな?」と思うくらいが丁度いいサイズです。4人以上のファミリーやグループなら、直径26cm以上の深めの鍋があると安心感が違います。中でも、焚き火でガンガン使うならユニフレームの「焚き火鍋」が最適解。ステンレス製でサビに強く、手入れが簡単なのはもちろん、フチの立ち上がりが絶妙で吹きこぼれにくい設計になっています。何より、焚き火の強火にもびくともしない頑丈な作りは、まさに芋煮会のためにあるようなタフな鍋です。

ワンポイントアドバイス:
標準付属の蓋が、焚き火の灰を防ぎつつ保温性を高めてくれます。里芋を芯までホクホクに仕上げる、煮込み料理のクオリティを上げる重要アイテムです。

② 安定感抜群の焚き火台|ユニフレーム「ファイアグリル」

具材とスープがたっぷり入った重い鍋を乗せるなら、焚き火台の安定感が命です。ぐらついたり、歪んだりしては、せっかくの芋煮が台無しになるだけでなく、大変危険です。その点、四本脚でどっしりと構えるユニフレームの「ファイアグリル」は絶大な安心感があります。重いダッチオーブンや鍋を乗せることを前提に設計されているので、安心して調理に集中できます。芋煮調理はもちろん、BBQや焚き火鑑賞までこれ一台でこなせる、まさに「一生モノ」の焚き火台です。

ワンポイントアドバイス:
芋煮のように重い鍋を乗せるなら、歪みを完全に防ぐ別売り「ヘビーロストル」の併用がおすすめです。ダッチオーブンも安心して使えます。

▶︎別売り「ヘビーロストル」はこち

▶︎筆者も実際に愛用しているファイアグリルの魅力を伝えるレビュー記事はこちら

③ 最強の“芋煮カウンター”|囲炉裏テーブル

囲炉裏テーブルを導入する前は、置き場に困ったお皿やお酒を地面に置いて倒してしまったり、子どもが熱い鍋に近づきすぎないか常に気を配ったりしていました。しかし、囲炉裏テーブルを設置してからは、その全ての悩みが解決。まるで“お店のカウンター”のように自分専用のスペースができ、熱い鍋と自然な距離が生まれるので、子どもがいるファミリーキャンプでも親が安心してリラックスできるようになります。みんなで鍋を囲むことで一体感が生まれ、自然と会話が弾む最高の空間を作り出してくれますよ。

ワンポイントアドバイス:
デザインも様々ですが、まずはご自身の車に積める「収納サイズ」で選ぶのが失敗しないコツ。コンパクトに折りたためるモデルが人気ですよ。

④ 手軽さと安心感の王者|イワタニ「タフまる」

「焚き火の準備や火加減の調整は、まだちょっと自信がない…」という初心者の方や、「もっと手軽に楽しみたい!」という方には、カセットコンロがおすすめです。中でも、アウトドア用のイワタニ「タフまる」は最強の相棒。風に強いので屋外でも火が消えるストレスがなく、耐荷重20kgなので重い鍋も余裕で乗せられます。なにより、「とろ火」が安定しているので、味をじっくり染み込ませたい芋煮の煮込みには最適です。

ワンポイントアドバイス:
ファミリーならレギュラーサイズ、ソロやデュオキャンプがメインならコンパクトな「タフまるJr.」が最適。人数やスタイルに合わせて選びましょう。

▶︎コンパクトな「タフまるJr.」はこちら

キャンプで絶対盛り上がる!〆にも最適な絶品アレンジレシピ2選

キャンプで絶対盛り上がる!〆にも最適な絶品アレンジレシピ2選

芋煮の楽しみは、シメまで含めて完成します。残ったスープは旨味の塊。これを活用しない手はありません!

① 〆の王道!とろ〜りチーズの「カレー芋煮うどん」

これはもはや芋煮会の「お約束」。大人も子どもも大好きな、鉄板のシメレシピです。

【作り方】

  1. 残った芋煮の鍋を再び火にかけ、少し煮詰めます。
  2. 市販のカレールー(2〜3かけ)を溶かし入れ、よく混ぜます。
  3. 冷凍うどんを投入し、うどんがほぐれたら完成!
  4. 仕上げにピザ用チーズをたっぷりかければ、和風だしの効いた悪魔的な美味しさのカレーうどんが出来上がります。

② 大人の焚き火時間に…「ピリ辛キムチチゲ風芋煮」

甘じょっぱい芋煮に少し飽きたら、パンチの効いた大人味にアレンジしてみましょう。日本酒や焼酎との相性も抜群です。

【作り方】

  1. 醤油ベースの芋煮に、キムチ(150g程度)、コチュジャン(大さじ1)、味噌(大さじ1)を加えるだけ。
  2. お好みで豆腐やニラを加えれば、さらに本格的なチゲ鍋風に。
  3. シメは残ったスープにご飯と溶き卵を入れ、刻みネギを散らして「ピリ辛雑炊」にするのが最高です!

【Q&A】芋煮会キャンプでよくある疑問を解決!

【Q&A】芋煮会キャンプでよくある疑問を解決!

ここまでの記事で、芋煮会キャンプの魅力や作り方、段取りは完璧に理解できたはず!

でも、「初めてだからまだちょっと不安…」「こんな時どうすればいいの?」といった疑問も、きっとありますよね。ここでは、芋煮会キャンプでよくある疑問に、Q&A形式でズバッとお答えしていきます!

Q1. 里芋の皮むきが苦手です。どうすればいいですか?

A. 市販の「冷凍里芋」を活用するのが断然おすすめです! 生の里芋は皮むきが滑りやすく、手がかゆくなることもありますよね。そんな時は、迷わずスーパーで売っている冷凍里芋を使いましょう。すでに皮むき済みで、アク抜きも不要。そのまま鍋に入れられるので、現地での手間が劇的に減り、時短になります。味も生の里芋と遜色なく美味しく仕上がりますよ。

Q2. 芋煮のつゆは、自宅で作って持って行った方がいいですか?

A. はい、基本的には【自宅で濃いめに作って持っていく】のがおすすめです。 キャンプ場で一から味を調整するのは意外と難しいもの。自宅でレシピ通りに作ったつゆを、少し濃いめにして持っていけば、あとは現地で具材から出る水分や予備の水で調整するだけなので失敗がありません。ペットボトルに入れて凍らせていけば、保冷剤代わりにもなります。

▶︎市販の芋煮のタレを使うと現地でも簡単に作れます

Q3. 肉は牛肉と豚肉、どちらがおすすめですか?

A. 好みによりますが、キャンプで初めてなら「牛肉」の【内陸風】をおすすめします。 牛肉を使った醤油ベースの芋煮は、甘じょっぱい味付けで、一般的に馴染み深い「すき焼き」のような感覚で美味しく食べられます。一方、豚肉を使った味噌ベースの【庄内風】もコクがあり美味しいですが、まずは王道から試してみて、次回以降にアレンジするのも良いでしょう。

Q4. 芋煮会の開催時期はいつ頃がベストですか?

A. 【9月下旬〜11月頃】の秋が最もおすすめです。 里芋の旬の時期と重なり、新鮮で美味しい里芋が手に入りやすくなります。また、日中は過ごしやすく、朝晩は冷え込む秋の気候は、温かい芋煮をより一層美味しく感じさせてくれます。焚き火の温かさも心地よく、まさに芋煮会キャンプに最適なシーズンです。

Q5. シメは必ず「カレーうどん」にするべきですか?

A. いいえ、必須ではありませんが、【試さないのは損】です! 芋煮の旨味が凝縮されたスープは、和風だしの効いたカレールーと相性抜群。多くの方がその美味しさに感動し、「芋煮会の楽しみの半分はシメ!」とまで言うほどです。もしカレーが苦手でなければ、ぜひ一度挑戦してみてください。ご飯を加えてチーズで焼く「カレーリゾット」も絶品ですよ。

Q6. 焚き火台がないのですが、どうすれば芋煮を作れますか?

A. 【カセットコンロ】があれば大丈夫です! イワタニの「タフまる」のようなアウトドア用カセットコンロは、風にも強く、安定した火力で煮込み料理に最適です。焚き火の準備や火加減の調整が不安な方でも、手軽に美味しい芋煮が作れますよ。キャンプ場の電源サイトであれば、IHクッキングヒーターを使う選択肢もあります。

もし、この記事に掲載されていないことについて知りたい、ご自身のキャンプスタイルに最適な芋煮会で使いたいアイテム選びでさらに具体的なアドバイスが欲しい、といった場合は、お気軽に「お問い合わせフォーム」からご質問をお寄せください。筆者のキャンプ経験や知識を活かして、できる限りお答えさせていただきます。

まとめ:「芋煮会キャンプ」を秋冬の定番イベントにしよう!

さがみはらチアリングバートナー

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。 芋煮の基本から、具体的なレシピ、スマートな段取り、そして最高の体験にするための道具やコツまで、芋煮会キャンプの全てが、もうあなたの頭の中にあるはずです。

最初は「なんだか難しそう…」と感じていたかもしれませんが、ポイントさえ押さえれば、驚くほど手軽で、最高に美味しく、そして心から温まるキャンプ飯だということがお分かりいただけたかと思います。

最後に、この記事の最も重要なポイントをもう一度まとめます。

  • 成功の鍵は「自宅での下ごしえ」にあり。 特に冷凍里芋は、手間を劇的に減らしてくれる初心者の強い味方です。
  • まずは王道の「牛肉+醤油」レシピをマスターしよう。 これさえ覚えれば、アレンジは無限大に広がります。
  • 芋煮会は「シメのカレーうどん」までがワンセット! これを味わわずして芋煮会は語れません。絶対に忘れないでください。
  • 囲炉裏テーブルがあれば、鍋を囲む一体感が生まれ、安全性と快適性が格段にアップします。

ただのキャンプ飯を作るのではありません。「芋煮会」という文化そのものを取り入れることで、あなたのキャンプは、単なるアクティビティから、人と人との繋がりを深める、忘れられない年中行事へと進化します。

今年の秋、あなたも大切な家族や仲間と大きな鍋を囲んで、最高の笑顔と共に「芋煮会キャンプ」を新しい定番イベントに加えてみませんか?

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神奈川県相模原市在住、キャンプ歴7年のアラフォー夫婦です。夫、妻、子供2人(10歳、8歳)の4人家族で、週末はほぼアウトドアの虜になっています。

「もっと手軽に、もっと快適に、そしてもっと感動できるアウトドア体験を!」をモットーに、ファミリーキャンプを楽しむための情報を発信中。キャンプのスタイルや目的に合わせて様々なアウトドアギアを使いこなし、その機能性や使い勝手を実体験に基づいてマニアックに研究しています。初心者の方にも分かりやすく、そして経験者の方にも共感していただけるような、リアルで熱い情報をお届けできるよう心がけています。

趣味は、相模原の豊かな自然の中、お気に入りのキャンプギアに囲まれて飲むコーヒーと、子どもたちと本気で遊ぶこと!このブログが、皆さまのアウトドアライフをより豊かにするきっかけになれば幸いです。

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