キャンプ飯のクオリティを格段に上げてくれる、カセットコンロ。中でもイワタニの「タフまる」シリーズは、キャンパーなら一度は目にしたことがある、まさに”王道”のアイテムですよね。
でも、いざ自分の一台を選ぼうとすると、こんなことで悩みませんか？
- 「ソロキャンプデビューしたいけど、『タフまるJr.』で火力は足りるかな？」
- 「ファミリーで使うなら、やっぱり大きい『タフまる』じゃないとダメ？」
- 「大きさや重さの違いが、実際の使い勝手にどれくらい影響するんだろう…」
その悩み、すごくよく分かります！値段も安くはないので、絶対に失敗したくないですよね。
安心してください！この記事を読めば、その悩みはすべて解決します。
今回は、両モデルのスペックを数字だけで比較するのではなく、「実際のキャンプでどう役立つのか」「どんな人にとって最高の相棒になるのか」という視点で、徹底的に深掘りしていきます。この記事を読み終える頃には、あなたが選ぶべき一台がハッキリと見えているはずです！
まずは共通点！「タフまる」シリーズが愛される”タフさ”の秘密
「タフまる」と「タフまるJr.」、サイズは違えど、どちらもアウトドアという過酷な環境で真価を発揮する「タフさ」を備えています。なぜこれほどまでにキャンパーから絶大な信頼を得ているのか、その秘密に迫りましょう。
この記事を書いた人：らくキャンSAGAMIHARA 運営者 (詳細はクリック)
神奈川県相模原市在住、キャンプ歴7年のアラフォー夫婦です。夫、妻、子供2人（10歳、8歳）の4人家族で、週末はほぼアウトドアの虜になっています。
おかげさまで、このブログは月間3.2万人を超える読者の皆様にご覧いただけるまでになりました。
「もっと手軽に、もっと快適に、そしてもっと感動できるアウトドア体験を！」をモットーに、ファミリーキャンプを楽しむための情報を発信中。キャンプのスタイルや目的に合わせて様々なアウトドアギアを使いこなし、その機能性や使い勝手を実体験に基づいてマニアックに研究しています。初心者の方にも分かりやすく、そして経験者の方にも共感していただけるような、リアルで熱い情報をお届けできるよう心がけています。
趣味は、相模原の豊かな自然の中、お気に入りのキャンプギアに囲まれて飲むコーヒーと、子どもたちと本気で遊ぶこと！このブログが、皆さまのアウトドアライフをより豊かにするきっかけになれば幸いです。
風なんて怖くない！圧倒的な耐風性能
キャンプで一番の敵ともいえる「風」。せっかくの料理中に火が消えてしまうストレスは、もう過去のものです。
- ダブル風防ユニット: 外側の大きな風防と、バーナー周りの内側風防が風の侵入を二段階でブロック！ 炎をがっちりガードしてくれるので、屋外でも火力が驚くほど安定します。
- 多孔式バーナー: 炎口を多数配置することで、一つ一つの炎が短くなります。これが風の影響を受けにくくする秘訣。万が一火が消えそうになっても、すぐに復活する安定感があります。
この2つの独自技術のおかげで、風の強い日の浜辺や、標高の高いキャンプサイトでも安心して調理に集中できるのです。
アウトドアで嬉しい！考え抜かれた頼れる基本性能
- ダッチオーブンもOK: ゴトクが太く頑丈な鋳物製なので、重たいダッチオーブンやスキレットを載せてもグラつかない抜群の安定感。耐荷重20kgで料理の幅が広がります。
- 専用ケースで持ち運び楽々: 衝撃に強いハードタイプの専用キャリングケースが標準で付属。持ち運びはもちろん、車への積載時に他のギアと重ねても安心です。
- お手入れが驚くほど簡単: ゴトクや汁受け皿は簡単に取り外して丸洗い可能。トッププレートはフッ素コート加工が施されているので、油汚れもサッと拭き取るだけでキレイになります。
- 火力を最後までキープ: 「ヒートパネル」がカセットボンベを適度に温め、ガスの気化を促進。これにより、使い始めから終わりまで安定した火力を維持します。特に気温が下がる朝晩や冬キャンプで、この機能のありがたみを実感するはずです。
スペックで比較！「タフまる」と「タフまるJr.」の違いが一目瞭然
「タフまるJr.」は、その名の通り「タフまる」の性能をギュッと凝縮した弟分。具体的な数字でどれくらい違うのか、改めて表で比較してみましょう。
| 項目 | タフまるJr. | タフまる |
| 本体サイズ (幅×奥行×高さ) | 286×193×122mm | 341×283×129mm |
| 重量 | 約1.6kg | 約2.4kg |
| 最大発熱量 | 2.3kW (2,000kcal/h) | 3.3kW (2,800kcal/h) |
| 連続燃焼時間 （標準CB缶） | 約102分 | 約75分 |
| 耐荷重 | 10kg | 20kg |
| 使える鍋のサイズ （鍋底） | 11cm 〜 20cm | 16cm 〜 24cm |
※タフまるJr.でジュニアサイズのCB缶を使用した場合の連続燃焼時間は約45分です。
この数字の差が、実際の使い勝手にどう直結するのか。次で詳しく見ていきましょう！
どっちが便利？利用シーンで違いを徹底検証！
ここが一番知りたいポイントですよね。まずは、これから解説する内容を一目でわかる比較表にまとめました。サッと確認して、気になる項目をじっくり読み進めてみてください。
【比較表】タフまるJr. vs タフまる 利用シーン別早見わかりチャート
| 比較ポイント | タフまるJr. | タフまる |
| 得意なスタイル | ソロ・デュオ、ツーリング | ファミリー、グループ |
| 携帯性・収納性 | ◎ 圧倒的にコンパクトで軽い | ○ ケース付きで便利だが嵩張る |
| おすすめの人数 | 1～2人 | 2人～5人以上 |
| 得意な調理法 | ○ 炊飯、煮込み、湯沸かし | ◎ 強火での炒め物、揚げ物 |
| 使える鍋 | △ 小～中型（～8インチダッチ） | ◎ 中～大型（～12インチダッチ） |
| アクセサリー | △ 専用品のみで種類は少なめ | ◎ ほぼ全てに対応し拡張性抜群 |
| 一言でいうと | 身軽さと手軽さのミニマムモデル | パワーと楽しさのオールラウンドモデル |
では、それぞれの項目を詳しく見ていきましょう！
違い①：サイズ感と収納性【携帯性ならJr.が圧勝！】
通常サイズの「タフまる」の約60%というサイズ感は、持ち運んだり、収納したりする際に大きな差を生みます。
- テーブルの上が広々使える: ソロ用の小さなテーブルに置いても、食材やお皿を置くスペースを十分に確保できます。「タフまる」だとテーブルがコンロで埋まってしまいがちですが、「Jr.」なら調理しながら食事も快適です。
- 積載・収納が革命的に楽: 車の収納ボックスに入れる際、「タフまる」は置き方が限定されがちですが、「Jr.」なら隙間にスッと収まります。バックパックキャンプに持っていくことすら検討できるほど、その小ささは正義です。
違い②：火力と燃焼時間【パワーのタフまる、燃費のJr.】
調理の快適さを左右する火力。あなたの料理スタイルに合うのはどちらでしょう？
- タフまる（パワフル型）: 最大発熱量3.3kWは、家庭用コンロに匹敵するハイパワー。朝の忙しい時間にお湯を沸かすスピードが格段に速く、強火で一気に仕上げたい炒め物も絶品に。大人数の料理を手際よく作りたいなら、このパワーが頼りになります。
- タフまるJr.（燃費・テクニカル型）: 最大発熱量2.3kWは、ソロやデュオには十分すぎる火力。そして特筆すべきは、繊細なとろ火の調整がしやすいこと。メスティンでの自動炊飯や、弱火でコトコト煮込む料理に最適です。さらに燃費が良いため、ガス缶1本で長く使えるのも経済的で嬉しいポイント。
違い③：使える調理器具【本格料理ならタフまるに軍配】
作れる料理の幅は、使える鍋のサイズと耐荷重で決まります。
- タフまる: 耐荷重20kg、鍋底24cmまで対応の安心感は絶大。10インチや12インチの大型ダッチオーブンを使った豪快な煮込み料理や、ファミリーサイズの鍋料理も全く問題ありません。まさに「キャンプのキッチン」と呼べる存在です。
- タフまるJr.: 耐荷重は10kg、推奨は8インチまでのダッチオーブン。ソロ用のクッカーや小さめのスキレットとの相性は抜群です。
【最重要】 輻射熱（ふくしゃねつ）には絶対に注意！
最近流行のマルチグリドルや大きな鉄板。これらを「タフまるJr.」で使うのは絶対にやめてください。 調理器具がゴトクを大きくはみ出すと、その下にあるカセットボンベが熱せられて非常に危険です。安全にキャンプを楽しむためにも、メーカーが推奨する鍋のサイズは必ず守りましょう。
違い④：広がる楽しさ！アクセサリーの豊富さ
イワタニ製品の真骨頂は、キャンプ飯を格段に楽しくする専用アクセサリーの数々です。
- タフまる: 「焼肉プレート」や「たこ焼きプレート 炎たこ」、「鉄板焼プレート」など、ほとんどのイワタニ純正アクセサリーに対応。これさえあれば、キャンプでのお店のような本格たこ焼きや、煙の少ない焼肉が楽しめます。
- タフまるJr.: 「ジュニアマルチプレート（焼肉・たこ焼き兼用）」など、Jr.専用アクセサリーはありますが、選択肢は限られます。アクセサリーをフル活用して料理の幅を広げたいなら、「タフまる」が断然有利です。
違い⑤：カセットガス缶（CB缶）の見え方と小技
意外と気になるのが、ガス缶をセットしたときのルックス。
- タフまるJr.: 本体がコンパクトなため、一般的なCB缶をセットすると、缶が本体からはみ出します。機能的には問題ありませんが、見た目が気になる方は、割高にはなるものの専用の「カセットガス ジュニア」を使うとピッタリ収まります。おしゃれなガス缶カバーで隠してしまうのも、キャンパーならではの人気の解決策です。
- タフまる: 一般的なCB缶が本体内にスッキリ収まり、見た目もスマートです。
【最終結論】もう迷わない！あなたのキャンプの相棒はコレだ
さて、ここまで様々な角度から2台を比較してきましたが、もしかすると「結局どっちも魅力的で、まだ決めきれない…」と感じているかもしれませんね。
大丈夫。そんなあなたのために、究極の選び方ガイドをお届けします。 考え方は非常にシンプル。あなたがキャンプで何を一番大切にしたいかで、答えは決まります。
これが、タプまるjr、タフまるを愛用するベテランキャンパーたちも行き着く、揺るぎない結論です。
最高の「自由」を手に入れるなら【タフまるJr.】
バックパックの隙間にJr.を滑り込ませ、ふらっと出かけるデイキャンプ。静かな湖畔で、誰にも邪魔されずにお気に入りのコーヒーを淹れる贅沢な時間。ミニマムな装備だからこそ味わえる、あの開放感を最大限に高めてくれるのが、この小さな巨人です。 準備や片付けのストレスから解放され、「キャンプに行こう！」と思い立った瞬間に、すぐ行動できる。そんなフットワークの軽い、スマートなアウトドアライフがあなたを待っています。
✅ こんなあなたに「タフまるJr.」は最高の相棒です！
- ソロ〜デュオキャンプがメイン
- 装備は常にコンパクトに、身軽なスマートキャンプを目指している
- バイクツーリングやバックパックキャンプにも挑戦したい
- 調理はするけど、サブの火器としても気軽に持ち出したい
- 「準備や片付けは楽な方がいい！」と心から思う
「タフまるJr.」のコンパクトさは本当に魅力的ですよね。 もし「キャンプでの、もう一品」を作るための”サブバーナー”としての役割を特に重視するなら、さらに専門的なシングルバーナーも強力な選択肢になります。
▶︎CB缶で手軽に使えるモデルだけを集めた、こちらの比較記事も必見です。
あわせて読みたい
最高の「体験」を創造するなら【タフまる】
ファミリーや仲間とワイワイ囲む、大きな鍋から立ち上る湯気。分厚いステーキがジュージューと焼ける音と香り。そして、子供たちが夢中になるたこ焼きパーティーの歓声。そんなキャンプのハイライトシーンの中心には、いつもこの頼れる一台がいます。 圧倒的なパワーと安定感が、あなたの「あれ作りたい！」をすべて叶えてくれる。料理の失敗という不安から解放され、誰もが笑顔になる食卓を約束してくれる。それが「タフまる」が持つ絶対的な価値です。
✅ こんなあなたに「タフまる」は最高の相棒です！
- ファミリーやグループキャンプがメイン
- 防災用の備えとしても、一家に一台、頼れるコンロが欲しい
- 10インチ以上のダッチオーブンなど、重くて大きな調理器具を気兼ねなく使いたい
- たこ焼きや焼肉など、豊富なアクセサリーをフル活用して、キャンプ飯のマンネリを打破したい
- 料理には一切妥協したくない！ 本格的な味を追求したい
「タフまる」のようなパワーと安定感を求めているファミリーキャンパーの中には、さらに調理効率を追求して「ツーバーナー」を選ぶ方も増えています。「焼く」と「煮る」を同時にこなせるツーバーナーがあれば、キャンプ飯のレベルが格段にアップしますよ。
▶︎CB缶モデルや選び方のポイントを解説した、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
あわせて読みたい
さあ、あなたの理想のキャンプスタイルは見えましたか？ どちらを選んでも、イワタニの「タフまる」シリーズが、あなたのキャンプをより豊かで楽しいものにしてくれることは間違いありません。 自信を持って、あなたの相棒を選んでください！
【Q&A】購入前に解消！タフまるシリーズの”気になること”
メインの比較では触れられなかった、細かいけれど重要な疑問にお答えします！
Q1：冬キャンプでも使えますか？
A1：はい、使えます！
両モデルに搭載されている「ヒートパネル」が、低温時でもボンベを温めて火力を安定させてくれます。さらに、イワタニから発売されている寒冷地仕様の「カセットガス パワーゴールド」を併用すれば、氷点下に近い環境でも、より安定したパフォーマンスを発揮してくれますよ。
Q2：付属ケース以外におすすめの収納はありますか？
A2： 純正の付属ケースが非常に優秀ですが、他のギアとまとめて収納したい方には、無印良品の「ポリプロピレン頑丈収納ボックス」などが人気です。特に「タフまるJr.」はコンパクトなので、様々なツールボックスにシンデレラフィットします。SNSなどで「タフまるJr. ケース」と検索すると、先輩キャンパー達の工夫が見られて参考になります。
Q3：「タフまる」のアクセサリーは「タフまるJr.」で使えますか？
A3：いいえ、基本的には使えません。
ゴトクのサイズが違うため、通常サイズのアクセサリーをJr.に載せると不安定で危険です。逆も同様で、Jr.用のアクセサリーは通常サイズには小さすぎます。アクセサリーは、必ず本体のサイズに合ったものを選んでください。
Q4：お手入れの具体的な方法が知りたいです。
A4：驚くほど簡単です。
- ゴトクと汁受け（バーナーの周りのリング）を取り外します。
- 油汚れがひどい場合は、キッチン用の中性洗剤とスポンジで丸洗い。
- トッププレートはフッ素コートなので、濡らした布巾やキッチンペーパーで拭くだけでOK。
焦げ付きなども簡単に落とせます。このメンテナンス性の高さも、長く愛用できる理由の一つです。
Q5：普通のカセットコンロ「カセットフー」との一番の違いは何ですか？
A5： 一番の違いは、「タフまる」シリーズが徹底的に「アウトドア特化」で作られている点です。
具体的には、風が吹いても火が消えにくい①圧倒的な耐風性能と、重いダッチオーブンも置ける②頑丈な耐荷重。この2点が、家庭用の「カセットフー」シリーズとの大きな差です。キャンプやBBQなど、少しでも屋外で使う可能性があるなら、間違いなく「タフまる」シリーズが最高の選択です。
一方で、もしコンロを使うのがほぼ室内で、風の影響を考える必要がないなら、「カセットフー」シリーズが向いている場合もあります。
▼こんな方には「カセットフー」もおすすめ
- 主に家の中での鍋パーティーで使いたい
- とにかく薄型で、収納しやすいモデルが欲しい
- テーブルの上で邪魔にならないスタイリッシュなデザインが好き
例えば、薄型で人気の「カセットフー 達人スリムプラス」などは、食卓をスッキリと見せ、お手入れも簡単なのでインドアユースには最適です。
屋外でも使うなら「タフまる」、インドア専用なら「カセットフー」。この基準で選んでみてくださいね。
もし、この記事に掲載されていないことについて知りたい、ご自身のに最適なカセットコンロ選びでさらに具体的なアドバイスが欲しい、といった場合は、お気軽に「お問い合わせフォーム」からご質問をお寄せください。筆者の経験や知識を活かして、できる限りお答えさせていただきます。
まとめ：自分のスタイルに合わせて、最高のキャンプ飯を楽しもう！
イワタニの「タフまる」と「タフまるJr.」。 どちらもキャンパーのことを考え抜いて作られた、間違いのない素晴らしいカセットコンロです。
この記事が、あなたのコンロ選びの最後のひと押しになれば、これほど嬉しいことはありません。
最高の相棒を手に入れて、忘れられない美味しい思い出をたくさん作ってくださいね！
都心から１時間とアクセスが良く、緑豊かで自然を感じられる相模原は家族でキャンプ、デイキャンプにもってこいです！
道志川周辺エリア
相模湖周辺エリア
相模川周辺エリア
藤野周辺エリア
