「キャンプのご飯、もっと美味しく手軽に楽しみたい!」 「BBQコンロは準備や後片付けが正直ちょっと面倒…」キャンプ好きなら一度はこう思ったことがあるのではないでしょうか? 私も、以前はずっとそう感じていました。
そんな長年の悩みを一気に解決してくれたのが、日本の古き良き調理器具「七輪(しちりん)」です。七輪を使うことで、肉の脂身が落ちてヘルシーに仕上がるだけでなく、炭火の香りや調理の楽しさも味わえます。また、七輪はコンロに比べて準備や片付けも簡単で楽々。
この記事では、ファミリーキャンパーでキャンプブログ運営者ををする私がすっかり虜になった七輪の魅力を、余すところなくお伝えします。
▼ この記事を読めば、あなたのキャンプは確実に変わります!
- なぜ七輪で焼くと食材が劇的に美味しくなるのか、その理由がわかります。
- 数ある七輪の中から、あなたのスタイルに本当に合った一台が見つかります。
- 火おこしから後片付けまで、初心者でも迷わず使いこなせるようになります。
- 仲間から「今日の料理、最高だね!」と褒められるキャンプ飯のレパートリーが手に入ります。

ぜひ次のキャンプに七輪を取り入れてみてください!!
七輪キャンプは良いこと尽くめ!まずは知っておきたい5つのメリット


まずは、七輪がなぜこれほどまでにキャンプにおすすめなのか、その実力を5つのメリットからご紹介します。
七輪がなぜこれほどまでにキャンパーたちを魅了するのか。それは、他の調理器具では決して真似のできない、圧倒的な実力を秘めているからです。ここでは、その代表的な5つのメリットを深掘りしていきましょう。
この記事を書いた人:らくキャンSAGAMIHARA 運営者 (詳細はクリック)



神奈川県相模原市在住、キャンプ歴7年のアラフォー夫婦です。夫、妻、子供2人(10歳、8歳)の4人家族で、週末はほぼアウトドアの虜になっています。
おかげさまで、このブログは月間3.2万人を超える読者の皆様にご覧いただけるまでになりました。
「もっと手軽に、もっと快適に、そしてもっと感動できるアウトドア体験を!」をモットーに、ファミリーキャンプを楽しむための情報を発信中。キャンプのスタイルや目的に合わせて様々なアウトドアギアを使いこなし、その機能性や使い勝手を実体験に基づいてマニアックに研究しています。初心者の方にも分かりやすく、そして経験者の方にも共感していただけるような、リアルで熱い情報をお届けできるよう心がけています。
趣味は、相模原の豊かな自然の中、お気に入りのキャンプギアに囲まれて飲むコーヒーと、子どもたちと本気で遊ぶこと!このブログが、皆さまのアウトドアライフをより豊かにするきっかけになれば幸いです。
メリット①:遠赤外線の魔法!食材がお店レベルの味に変わる




七輪の最大のメリットは、何と言っても食材を焼く能力の高さにあります。その秘密は、炭火から放たれる「遠赤外線」。
ガスコンロやフライパンでの調理が「伝導熱(金属を介して伝わる熱)」で食材の表面から焼いていくのに対し、遠赤外線は食材の内部にある水分に直接働きかけ、内側からふっくらと加熱します。さらに、七輪の本体素材である珪藻土(けいそうど)が熱を蓄え、遠赤外線を効率よく反射・増幅させるため、食材を外と内から同時に、そして均一に焼き上げることができるのです。
この効果により、
- 肉:表面はカリッと香ばしく、中は肉汁をたっぷりと閉じ込めたまま、驚くほどジューシーに。
- 魚:皮はパリパリなのに、身はふっくらと柔らかく、生臭さも感じさせません。
- 野菜:水分が飛ばずに野菜本来の甘みが凝縮され、驚くほど濃厚な味わいになります。


私が特に感動したのは、旬の時期に焼いたアスパラガスです。ただ塩を振って焼いただけなのに、根本まで柔らかく、噛むと甘い水分がジュワッと口の中に広がりました。これはもう、調理というより「素材のポテンシャルを最大限に引き出す装置」と言っても過言ではありません。



余計な脂が落ちてヘルシーにお肉を食べれるのも高ポイント
メリット②:少ない炭で長時間OK!実はコスパ最強の燃焼効率
「炭火って、準備もコストも大変そう」と思っていませんか?七輪は、そんなイメージを覆します。
珪藻土は優れた断熱材でもあり、発生した熱を外に逃さず、内部に効率よく蓄える性質があります。そのため、非常に燃費が良く、少ない炭の量で安定した火力を長時間キープできるのです。
例えば、4人家族のBBQで一般的な大型コンロなら炭を3kg近く使う場面でも、七輪なら1kgもあれば十分に楽しめてしまいます。これは炭代の節約になるだけでなく、キャンプに持っていく荷物を大幅に減らせることにも繋がります。環境にもお財布にも、そしてキャンパーの体力にも優しい、まさに一石三鳥のメリットです。
メリット③:準備・片付けが驚くほど簡単!キャンプの時間を有効活用
キャンプの時間は有限です。設営や調理、そして撤収にばかり時間を取られていては、のんびり自然を満喫する時間がなくなってしまいますよね。
七輪は、設営・撤収の手軽さにおいて、他の多くの調理器具を圧倒します。
- 準備:
複雑な組み立ては一切不要。車から降ろして地面に置き、5分後にはもう火おこしを始められます。 - 片付け:
油でギトギトになった大きな鉄板や、分解したパーツをゴシゴシ洗う必要はありません。使用後は残った炭を安全に処理し、本体が冷めてから中の灰を捨てるだけ。慣れればわずか10分で完了します。
この時短効果によって生まれた貴重な時間を、仲間との語らいや、コーヒーを淹れて星空を眺める時間など、あなたが本当に過ごしたいことに使うことができるのです。
メリット④:コンパクトで持ち運び楽々!ソロキャンプの頼れる相棒に


七輪には様々なサイズがありますが、特にソロ〜デュオ向けのモデルは非常にコンパクト。モデルによってはA4用紙ほどのスペースに収まるものもあり、車のラゲッジの隙間にすっと忍ばせることができます。
このコンパクトさは、オートキャンプだけでなく、ベランピングやお庭でのプチBBQといった日常のシーンでも大活躍します。「ちょっと炭火で何か炙りたいな」と思った時に、ためらうことなく持ち出せる身軽さは、一度体験すると手放せなくなりますよ。
メリット⑤:調理だけじゃない!風情あふれる「卓上焚き火」という贅沢
七輪の役割は、美味しい料理を作ることだけではありません。食事が終わったら網を外し、細く割った薪を数本くべてみてください。そこには、あなただけの小さな焚き火台が出現します。
大きな焚き火台を囲むダイナミックな時間も素晴らしいですが、テーブルの上でチロチロと燃える小さな炎を、仲間と顔を寄せ合いながら静かに見つめる時間は、また違った趣があります。熱燗を温めたり、マシュマロを炙ったり…。七輪は、食後のチルタイムを最高に贅沢な時間へと演出してくれる、最高のパートナーにもなってくれるのです。
【購入前に必読】知っておきたい七輪のデメリットと賢い付き合い方


どんなに優れた道具にも、デメリットはあります。七輪も例外ではありません。しかし、その弱点を事前にしっかりと理解し、正しい付き合い方を知っておけば、何も怖いことはありません。むしろ、少しだけ手間をかけることで、より一層愛着が湧いてくるはずです。ここでは、七輪と長く付き合っていくための重要なポイントを3つ、詳しく解説します。
デメリット①:衝撃に弱く割れやすい → 運搬・保管のコツ
珪藻土製の七輪は、言ってみれば「土でできた塊」。陶器のお茶碗と同じように、硬い地面に「ドンッ」と置いたり、車のトランクの中で他の重いギアとぶつかったりすると、ヒビが入ったり割れたりする可能性があります。特に安価なモデルに多い「練り物」タイプは、天然の珪藻土を削り出した高価な「切り出し」タイプに比べて強度が低い傾向にあるため、より丁寧な扱いが必要です。
【具体的な対策】
- 運搬時:
購入時の専用の箱は捨てずに、運搬用のケースとして活用しましょう。箱がない場合は、厚手のタオルやキャンプ用の銀マットで全体を優しく包み、車のトランク内でも転がらない安定した場所に置くことが大切です。七輪専用の収納バッグも市販されているので、利用するのも良いでしょう。 - 保管時:
自宅で保管する際は、湿気の少ない安定した棚を選び、上に重いものを載せるのは絶対に避けてください。物置の奥にしまい込んで、いつの間にか他の荷物の下敷きに…というのが最も悲しい破損原因です。
万が一、小さなヘアクラック(髪の毛のような細いヒビ)が入ってしまった場合は、耐火パテで補修することも可能です。慌てずにリペアすれば長く愛用することができます。
デメリット②:水濡れは厳禁! → 正しいお手入れ方法
七輪にとって、水は最大の敵です。 これだけは必ず覚えておいてください。
なぜなら、珪藻土は目に見えない無数の小さな穴が開いている「多孔質」という構造をしているからです。この穴が断熱材の役割を果たすのですが、同時にスポンジのように水を吸い込んでしまいます。水分を含んだ状態で加熱されると、内部で水分が急激に膨張し、七輪を内側から破壊してしまうのです。
【具体的なNG行動と対策】
- NG行動①:使用直後に水をかけて消火する。
→ これは七輪の寿命を最も縮める行為です。炭の処理は必ず火消し壺を使いましょう。 - NG行動②:油汚れをタワシでゴシゴシ水洗いする。
→ 汚れは、本体が完全に冷めてから、乾いた布やブラシで灰と一緒に掃き出すだけに留めてください。多少の油染みは、使い込んだ「味」として楽しみましょう。 - 対策:急な雨から守る。
→ キャンプ中に雨が降ってきたら、速やかにタープの下などに避難させてください。本体が熱い状態で雨に濡れるとダメージが大きいので、可能であれば火を消してから移動させましょう。
デメリット③:本体が高温になる → 火傷を防ぐ安全な使い方
使用中の七輪は、調理している上面だけでなく、側面や底面もかなりの高温になります。素手で触るのはもちろん厳禁。これは珪藻土製だけでなく、金属製の七輪も同様です。安全に楽しむためには、火傷のリスクと、周囲への熱の影響を常に意識しておく必要があります。
【具体的な対策】
- 自分の身を守る:
七輪の移動や炭の調整をする際は、必ず厚手の耐熱グローブ(革製など)を着用する癖をつけましょう。軍手では熱が伝わってしまい危険です。 - 設置場所を守る:
化学繊維製のテーブルクロスやレジャーシートの上に直接置くのは絶対にやめてください。熱で溶けたり、最悪の場合火災の原因になります。必ず厚い木の板や専用の断熱台、焚き火シートなどを下に敷きましょう。地面に直接置く場合も、枯れ葉や枯れ草がない、安定した平らな場所を選びます。 - 周りの人を守る(特にファミリーキャンプで):
小さなお子様やペットがいる環境では、「七輪から半径1m以内は立ち入り禁止」といった明確なルールを作り、全員で共有することが非常に重要です。楽しいキャンプが悲しい事故に繋がらないよう、最大限の配慮をしましょう。
初心者でも失敗しない!キャンプ用七輪の選び方 3つのステップ
さて、七輪の魅力と付き合い方がわかったところで、いよいよ「運命の一台」を選ぶステップに進みましょう。「安いから」「見た目がおしゃれだから」といった理由だけで選んでしまうと、「思ったより小さくて全然焼けなかった」「重すぎて持ち出すのが億劫になった」といった失敗に繋がることも。
ここで最も大切なのは、「あなたが、どんなキャンプで、誰と、何をしたいか」を具体的に想像することです。以下の3つのステップに沿って考えれば、あなたにとって最高の相棒がきっと見つかります。
STEP1:まずは「人数」でサイズを決める(ソロ?ファミリー?)
七輪のサイズは、そのまま調理できる量とスピードに直結します。まずはメインで使う人数を基準に考えましょう。
- ソロキャンプ (1人):
焼き面の直径が15〜21cm程度のコンパクトなモデルが最適。一人でちびちびとお酒を飲みながら、スルメやエイヒレを炙る…なんていう贅沢な時間を過ごせます。 - デュオキャンプ (2人):
焼き面の直径が21〜25cm程度が使いやすいでしょう。二人でゆっくり会話を楽しみながら、お肉や野菜を少しずつ焼くのにぴったりなサイズ感です。 - ファミリー・グループ (3人〜):
焼き面の直径28cm以上の大型丸形や、サンマなどの長物もそのまま焼ける長方形(角型)を選びましょう。たくさんの食材を一度に焼けるので、子供たちを待たせることもありません。
STEP2:「こだわり」で素材を決める(味の珪藻土 vs タフな金属製)




七輪の素材は、使い勝手や料理の味を大きく左右する重要なポイントです。それぞれの特徴を深く理解し、あなたのこだわりに合うものを選びましょう。
比較項目 | 珪藻土製 | 金属製(スチールなど) |
料理の味 | ◎(遠赤外線効果で最高) | ○(炭火の良さは味わえる) |
保温性 | ◎(少ない炭で長時間OK) | △(冷めやすい傾向) |
耐久性 | △(衝撃や水に弱い) | ◎(頑丈でタフ) |
メンテナンス性 | △(水洗いNG) | ○(モデルにより水洗い可能) |
価格帯 | 安価〜高価まで幅広い | 比較的手頃な価格帯が多い |
重さ | 重い | 軽い |
【さらに深掘り!珪藻土の「切り出し」と「練り物」】



珪藻土製の七輪には、製法の違いで2種類あります。
- 切り出し:天然の珪藻土の大きな塊から、職人が一つ一つ手作業で削り出したもの。密度が高く、比較にならないほど頑丈で耐久性に優れます。価格は高価ですが、丁寧に使えば一生モノになりうる逸品です。
- 練り物:珪藻土を一度粉末にし、型に入れて固めて作ったもの。安価で手に入りやすいのが最大のメリット。まずは七輪を試してみたいという入門用に最適です。
STEP3:「料理スタイル」で形を決める(万能な丸形 vs 串焼きに強い角型)
最後に、あなたが楽しみたい料理スタイルに合わせて、七輪の形を選びましょう。
丸型(伝統的な形)


伝統的な形状として親しまれている丸型七輪は、火が均等に広がるため、熱効率が良く安定した加熱ができるのが大きな魅力です。比較的小型のものが多く、広いスペースがなくても使用できます。特にメスティンやクッカーなどの調理器具を使う場合は丸形がオススメです。
長方形・正方形(角型)


長さのある食材を調理する際には、長方形型が優れています。焼き鳥やサンマなど、長さを活かした料理を楽しみたい場合に便利で、広い焼き面が特徴です。また、スリムなタイプは卓上で使えるため、省スペースでの利用にもぴったり。また片側に炭を寄せる事で、弱火、中火、強火の使い分けができるので、いろいろな種類の焼き鳥を同時に焼く際にも便利に使えます。
【2025年最新】キャンプスタイル別!おすすめ七輪8選


これまでの選び方のポイントを踏まえ、数ある製品の中から「これは間違いない」と自信を持っておすすめできる8つのモデルを、キャンプスタイル別に厳選しました。それぞれの特徴をじっくり比較し、ご自身のキャンプスタイルに重ね合わせながら、ぴったりの一台を見つけてください。
- カテゴリ①:とにかく手軽!ソロキャンパー向けモデル3選
- カテゴリ②:みんなで楽しめる!ファミリー・グループ向けモデル3選
- カテゴリ③:デザインも機能も妥協しない!こだわり派モデル2選
カテゴリ①:とにかく手軽!ソロキャンパー向けモデル3選
荷物を切り詰め、自由と静寂を楽しむソロキャンプ。そんなあなたの相棒には、機動性と使いやすさを両立したコンパクトな七輪が最適です。自分だけの時間を最高に贅沢なものに変えてくれる、選りすぐりの3モデルをご紹介します。
BUNDOK(バンドック) 俺用七輪 BD-384
ソロキャンパー向けギアを数多く手がけるBUNDOKが、「お一人様の時間」を最高のものにするために開発した、まさにソロ専用の七輪。焼き鳥などの串物を焼くのに最適な角型設計で、必要最小限の炭で効率よく調理できます。コンパクトながらも素材は本格的な珪藻土を使用しており、遠赤外線効果で食材を美味しく焼き上げる実力は本物。収納も場所を取らず、車への積載も楽々です。「まずは手頃な価格で、自分だけの七輪を手に入れたい」と考える、すべてのソロキャンパーの最初の一台として最適なモデルです。
キャンプ歴7年のブログ運営者キャンパーの一言
「これ、本当に絶妙なサイズ感なんですよね。ソロキャンプって、意外と大きな調理器具は持て余してしまうもの。この『俺用七輪』なら炭もほんの少しで済みますし、何より後片付けが圧倒的に楽。夜、静かなフィールドで、ちびちびとお酒を飲みながらこれでエイヒレを炙る時間は、まさに至福です。『とりあえず七輪を始めてみたい』という方の入門機として、自信を持っておすすめできます。」
ここがおすすめ!
- ソロに最適化された絶妙なサイズ感: 持ち運びも、使う炭の量も、すべてがソロにジャストフィット。
- 圧倒的なコストパフォーマンス: 手頃な価格ながら、本格的な珪藻土の性能を体験できる。
- 焼き鳥に最適な角型設計: 串物が安定して置け、自分だけの焼き鳥屋さん気分を味わえる。
こんな人に最適
- これからソロキャンプを始めたい、または楽しんでいる方
- まずは手頃な価格で七輪を体験してみたい初心者の方
- 焼き鳥や串焼きなど、おつまみをじっくり楽しむスタイルが好きな方
SALIU(サリュウ) 炭焼きグリル小
「キャンプ道具もおしゃれでなければ」と考える、デザインにこだわるキャンパーにこそ選んでほしいのが、このSALIUの炭焼きグリルです。美濃焼の窯元が手がけた、洗練された美しいデザインは、キャンプサイトの雰囲気をぐっと格上げしてくれます。もちろん、見た目だけではありません。保温性の高い陶器製のボディは熱を均一に保ち、食材をじっくり美味しく焼き上げる実力派。コンパクトなので卓上でも使いやすく、キャンプだけでなく自宅のベランダなどでも活躍します。機能性だけでなく、所有する喜びも満たしてくれる逸品です。
キャンプ歴7年のブログ運営者キャンパーの一言
「テーブルにこれがあるだけでサイト全体がおしゃれに見えるから不思議です。ただの『道具』ではなく、もはや『うつわ』のような感覚。それでいて、焼きおにぎりなんかを焼かせてもらうと、本当にふっくら美味しく仕上がるんですよね。オガ炭が最初から付属しているのも、初心者には嬉しいポイント。『キャンプでも家の延長のようにおしゃれな時間を過ごしたい』という方には、間違いなく刺さる逸品だと思います。」
ここがおすすめ!
- 洗練された美しいデザイン: キャンプサイトの雰囲気を格上げする、まるでインテリアのような佇まい。
- 高い保温性と調理性能: 美濃焼の窯元が作った陶器製ボディが、食材の旨味を引き出す。
- 自宅でも使いやすい汎用性: キャンプだけでなく、日常の食卓でも炭火焼きを楽しめる。
こんな人に最適
- キャンプギアのデザインや見た目に強くこだわる方
- キャンプだけでなく、自宅のベランダなどでも気軽に炭火焼きを楽しみたい方
- 友人やパートナーへの、少し気の利いたプレゼントを探している方
ロゴス(LOGOS) LOGOS×萬古焼 卓上水コンロ
人気アウトドアブランド「ロゴス」と、日本の伝統工芸品「萬古焼」がコラボレーションした、安全性と機能性を両立した高品質なモデル。最大の特徴は、本体と受け皿の間に水を入れる「水コンロ」方式であること。水の断熱効果により、テーブルへの熱ダメージを大幅に軽減できるため、卓上でも安心して炭火焼きを楽しめます。使用後は洗剤で丸洗いできるメンテナンス性の高さも、水に弱い珪藻土七輪にはない大きなメリット。伝統の技と現代のアウトドアの知恵が融合した、新しい形の七輪です。
キャンプ歴7年のブログ運営者キャンパーの一言
「『卓上で安全に使える』というのは、特に小さなお子さんがいるファミリーや、仲間とテーブルを囲むスタイルの方には大きなメリットですよね。萬古焼ならではの耐久性の高さも魅力。実際に触ってみると、しっかりとした作りで長く使えそうな安心感があります。使用後に気兼ねなく洗えるのも、衛生面を気にする方には嬉しいポイント。伝統と革新がうまく融合した、ロゴスらしい逸品です。」
ここがおすすめ!
- 卓上でも安心な高い安全性: 水の断熱効果でテーブルへの熱の影響を最小限に抑える。
- 丸洗いOKなメンテナンス性: 使用後は洗剤で洗え、常に清潔な状態を保てる。
- 伝統工芸「萬古焼」の耐久性: 頑丈で優れた耐熱性を誇り、長く愛用できる。
こんな人に最適
- 卓上での利用がメインで、安全性を特に重視する方
- 使用後のメンテナンスを手軽に済ませたい方
- 日本の伝統工芸品や、ブランドのコラボレーションモデルに魅力を感じる方
カテゴリ②:みんなで楽しめる!ファミリー・グループ向けモデル3選
家族や仲間とテーブルを囲み、ワイワイ楽しむキャンプ。そんな賑やかなシーンには、たくさんの食材を一度に焼ける、頼れるサイズの七輪が必要です。みんなを笑顔にする、
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 炭焼き名人 万能七輪(水冷式)
数多くのアウトドア用品を手がけるキャプテンスタッグが送る、ファミリーBBQの決定版。直径28cmの大きめな焼き面は、4人家族でも十分満足できるサイズ感です。最大の特徴である「水冷式」は、本体と受け皿の間に水を入れることで、長時間の使用でも熱ダレしにくく、安定した火力を供給し続けます。ゴトクも標準で付属しているため、網を外せば鍋料理やダッチオーブンもOK。焼く・煮る・炙るを一台でこなす、その名の通り「万能」な実力派モデルです。
キャンプ歴7年のブログ運営者キャンパーの一言
「これぞBBQの王道!という感じの、頼れる一台ですね。金属製なので後片付けが楽なのが、ファミリーキャンプでは本当に嬉しいポイント。ゴトクが付いているのも秀逸で、秋や冬のキャンプでこれで鍋を囲む、なんて使い方ができるのが素晴らしいです。一台で色々な料理に挑戦したい、アクティブなファミリーにぴったりだと思います。」
ここがおすすめ!
- 大人数に対応できるサイズ感: 4〜5人のファミリーでも余裕を持って使える広い焼き面。
- 火力が安定する水冷システム: 長時間のBBQでも熱ダレしにくく、食材を美味しく焼き上げる。
- 鍋料理もOKな高い汎用性: ゴトク付属で、BBQ以外の調理バリエーションが広がる。
こんな人に最適
- 3〜5人程度のファミリーキャンプや、友人とのグループキャンプがメインの方
- BBQだけでなく、鍋料理など季節に合わせた様々な調理を楽しみたい方
- 頑丈で後片付けが簡単な、実用性の高い調理器具を求める方
山善キャンパーズコレクション しちりん角型ワイド
長さのあるサンマも丸ごと一匹、豪快に焼ける。そんな夢を叶えてくれるのが、この横に広い角型ワイドモデルです。焼き鳥やアスパラの肉巻きといった串物も、一度にたくさん並べて焼けるので、大人数のBBQでもみんなを待たせません。素材は本格的な珪藻土を使用しているため、遠赤外線効果による味は折り紙付き。また、角型は炭の配置を工夫することで「強火エリア」と「弱火エリア」を作りやすいため、食材に合わせて焼き加減をコントロールする玄人好みの楽しみ方も可能です。
キャンプ歴7年のブログ運営者キャンパーの一言
「角型、特にこのワイドタイプは『焼き鳥パーティー』に最高です。串を端から端までズラッと並べた時の高揚感はたまりません。珪藻土なので味は間違いなし。少し重いですが、車でのオートキャンプなら全く問題ない範囲。『今日はとことん焼くぞ!』という日の主役に、これ以上ふさわしい七輪はないでしょう。」
ここがおすすめ!
- 長い食材もお任せのワイド設計: サンマや串物など、他の七輪では難しい食材も楽しめる。
- 本格的な味を楽しめる珪藻土製: 遠赤外線効果で、食材の旨味を最大限に引き出す。
- 火力調整がしやすい角型構造: 炭の配置で焼き加減をコントロールする楽しみがある。
こんな人に最適
- 焼き鳥やサンマの塩焼きなど、特定の料理を最高の状態で楽しみたい方
- 大人数で本格的な炭火焼きをとことん楽しみたい、食いしん坊なグループ
- オートキャンプがメインで、七輪の重さよりも性能と焼き面の広さを重視する方
BUNDOK(バンドック) スタンド付七輪 BD-423
その日の気分やサイトのスタイルに合わせて、使い方を変えられる。そんな賢い選択肢を提供してくれるのが、このスタンド付きモデルです。取り外し可能なスタンドを使えば、テーブルを囲んで楽しめる卓上スタイルに。スタンドを外せば、地面に直接置いてじっくり火と向き合うロースタイルに。珪藻土の優れた性能はそのままに、使う場所を選ばない高い汎用性が魅力です。特に小さなお子様がいるファミリーキャンプでは、子供の手が届きにくい高さで使える卓上スタイルが重宝します。
キャンプ歴7年のブログ運営者キャンパーの一言
「地べたスタイルも、ハイスタイルも、その日の気分やメンバー構成で変えたいって時、ありますよね。これはその両方に対応できるのが本当に便利。特に小さいお子さんがいる場合、地面に直接置くと危ないのでスタンドで高くできるのは大きな安心材料になります。一つで二度美味しい、非常にクレバー(賢い)な一台だと思います。」
ここがおすすめ!
- シーンで高さを変えられる2WAY仕様: 卓上スタイルとロースタイルを使い分けられる。
- ファミリーに嬉しい安全性: スタンドを使えば、子供の手が届きにくい安全な高さで使える。
- コスパの良い珪藻土モデル: 手頃な価格で、本格的な珪藻土の性能と汎用性を両立。
こんな人に最適
- ロースタイルとハイスタイルの両方を楽しむ、サイトレイアウトにこだわる方
- 小さな子供連れなど、状況に応じて安全な高さで使いたいファミリーキャンパー
- 汎用性とコストパフォーマンスを両立させたい、賢いギア選びをしたい方
カテゴリ③:デザインも機能も妥協しない!こだわり派モデル2選
「他の人とはちょっと違う、特別な一台が欲しい」「面白い機能を持つギアに惹かれる」。そんなこだわり派のあなたを満足させる、ユニークな個性を持つ2つのモデルをご紹介します。
グリーンライフ(GREEN LIFE) 炭たしカンタン卓上シチリン
BBQの最中に火力が落ちてきて、食材を一度すべて網から降ろし、熱い網を持ち上げて炭を追加する…。誰もが経験するあの面倒な作業を、過去のものにする。それが、この七輪の画期的なコンセプトです。本体側面のハンドルをくいっと持ち上げるだけで、網に乗った食材はそのままに、焼き面全体がせり上がり、側面からスムーズに炭を追加できます。この機能により、調理を中断することなく常に最適な火力を維持することが可能。調理中のストレスを極限まで減らしてくれる、アイデアの勝利と言える逸品です。
キャンプ歴7年のブログ運営者キャンパーの一言
「これ、初めて見た時『天才か!』と思いました(笑)。BBQで一番面倒なのが、火力が落ちてきた時の炭の追加なんですよね。そのストレスから完全に解放されます。特に、決まった時間に一気に食べるというより、長時間ダラダラとお酒を飲みながら食べ続けるようなキャンプスタイルには、最高の機能だと思います。この快適さは、一度体験すると病みつきになりますよ。」
ここがおすすめ!
- 調理を中断しない画期的な炭たし機能: ハンドル操作一つで、スマートに炭を追加できる。
- 安定した火力維持のしやすさ: 常に最高の焼き加減をキープでき、調理の失敗が減る。
- 卓上で使いやすいコンパクト設計: グループのテーブル中央に置いて、みんなで囲むのに最適。
こんな人に最適
- 調理中の火力調整を、もっとスマートかつストレスフリーに行いたい方
- 長時間、断続的に調理を楽しむキャンプスタイルの方
- ユニークな機能を持つ、話のタネになるような面白いギアが好きな方
尾上製作所 火消しつぼになる七輪
「キャンプの荷物は、一つでも少ない方がいい」。そんなミニマリストキャンパーの哲学を形にしたのが、この1台2役の画期的な製品です。日中は七輪として美味しい炭火焼きを楽しみ、調理が終わったら付属の蓋をするだけで、安全な火消し壺に早変わり。炭を安全に処理できるだけでなく、次回の火おこしに使える「消し炭」も作れてしまいます。「火消し壺を持っていく」という当たり前を無くすことで、荷物を一つ減らせるという明確なメリットは、特に積載量が限られるキャンパーにとって大きな魅力です。
キャンプ歴7年のブログ運営者キャンパーの一言
「キャンプの荷物って、一つでも減らせると本当に嬉しいんですよね。特にソロキャンプやツーリングキャンプでは死活問題。これは『火消し壺を持っていく』という常識を覆した、まさに逆転の発想。機能的で無駄のないキャンプを目指す人にはたまらない逸品でしょう。安全な炭の処理方法に悩んでいる初心者の方にも、自信を持っておすすめできます。」
ここがおすすめ!
- 七輪と火消し壺の1台2役: これ一台で調理から炭の安全な処理まで完結する。
- 荷物を減らせる圧倒的な機動性: 荷物のミニマム化を目指すキャンパーの強い味方。
- 安全な炭の処理とエコな消し炭作り: キャンプのマナーを守り、資源を有効活用できる。
こんな人に最適
- 荷物を少しでも減らしたいソロキャンパーやツーリングキャンパー
- 機能的で合理的な、無駄のないキャンプスタイルを好む方
- キャンプ初心者で、安全な炭の処理方法を模索している方
▶︎本格的に焚火をしたい人は料理でも使える兼用タイプの焚火台がおすすめ


▶︎七輪と一緒に使いたいBBQに必要な名脇役「クーラーボックス」のおすすめを紹介


火おこしから片付けまで!七輪の使い方 完全マスター講座


いよいよ、実際に七輪を使ってみましょう!ここでは、火おこしから後片付けまでの全手順を、初心者の方がつまずきやすいポイントの解説も交えながら、徹底的にガイドします。この章を読めば、「自分にもできるかな…」という不安は、「早く使ってみたい!」という期待感に変わっているはずです。
① まずはコレを揃えればOK!必要な道具リスト
七輪キャンプを快適に楽しむために、以下の道具を準備しましょう。それぞれに選び方のポイントもあります。
- 七輪本体:この記事を参考に、あなたにぴったりの一台を用意してください。
- 炭:最も重要な燃料です。種類によって特徴が大きく異なります。
- 黒炭:ホームセンターなどで手に入りやすく、非常に火付きが良いのが特徴。初心者が最初に使う炭として最適です。
- 白炭(備長炭):火付きは悪いですが、火持ちが非常によく、煙も少ない高級炭。うちわで扇ぐと一気に火力が上がるため、焼き鳥屋さんなどで使われます。
- オガ炭:オガクズを圧縮して作った成形炭。火持ちが良く、火力が安定しています。爆ぜる(火の粉が飛ぶ)ことも少ないので安全です。
- 着火剤:炭に火を移すための必需品。燃焼時間が長い固形タイプがおすすめです。
- ライター or トーチバーナー:着火剤に火をつけるために使います。風が強い日でも確実に着火できるトーチバーナーが一つあると非常に便利です。
- 火ばさみ・耐熱グローブ:高温の炭や熱い七輪本体を安全に扱うための必須アイテム。グローブは必ず厚手の革製などを選びましょう。
- うちわ or 火吹き棒:火おこしの際に空気を送り込み、火力を上げるために使います。
- 火消し壺【最重要アイテム】:安全な炭の処理と、経済的な「消し炭」作りのために、七輪と必ずセットで用意してください。 これがあるかないかで、後片付けの楽さと安全性が天と地ほど変わります。
▶︎炭の違いについて詳しく解説した記事はこちら


② 初心者でも簡単!失敗しない火おこしの手順
ここが最初の関門ですが、コツさえ掴めば誰でも簡単にできます。焦らず、楽しみながら進めましょう。
- 準備(捨て灰):もし前に使った灰が残っていれば、底に1〜2cmほど敷いておきます(捨て灰)。これが断熱材となり、底面への熱ダメージを和らげ、燃焼効率も上げてくれます。
- 着火剤の配置:七輪の底の中央に、固形の着火剤を1〜2個置きます。
- 炭のセッティング:着火剤を囲むように、空気の通り道を意識しながら炭を井桁(いげた)状や、放射状に数本組みます。ここで炭を詰め込みすぎないのが最大のポイントです。
- 着火:着火剤に火をつけます。この段階ではまだ扇がず、着火剤の炎が炭にじっくりと移るのを待ちましょう。
- 火を育てる:炭のフチが赤く燃え始めたら、いよいよ火を育てるステップです。うちわや火吹き棒で、下にある通気口から優しく、しかし絶え間なく空気を送り込み続けます。
- 完了の合図:15〜20分ほどで、炭の表面全体が白っぽくなれば、安定した火力が得られた合図。調理を開始できます!
▼【初心者がつまずくQ&A】
- Q. 煙がすごいけど大丈夫?
- A. はい、火おこしの初期段階では煙がたくさん出ますが、炭にしっかり火が回れば煙はほとんど出なくなるのでご安心ください。
- Q. すぐに火が消えてしまう…
- A. ほとんどの場合、空気不足が原因です。炭を詰め込みすぎていないか、通気口が灰で塞がれていないかを確認し、根気よく空気を送り続けてみてください。
▶︎七輪におすすめな着火が簡単な固形燃料
▶︎風が強い日でも確実に着火できるトーチバーナー



トーチバーナーは最強、これがあれば火起こしで困ることはない!
③ 火力は自由自在!通気口と炭の量でコントロール





意外かもしれませんが、七輪は火力の調整を自由に行えます。
- 基本操作:下についている通気口(小窓)の開閉で行います。開ければたくさんの空気が入って火力が上がり、閉めれば空気の供給が減って火力が下がります。
- 強火:通気口を全開にし、さらにうちわで扇ぎます。お肉の表面をカリッと焼きたい時や、中華鍋を使った炒め物などに。
- 中火:通気口を半分ほど開けた状態。焼肉や魚介など、ほとんどの調理はこの火加減で行います。
- 弱火:通気口を閉じるか、ほんの少しだけ開けた状態。干物をじっくり炙ったり、お酒の熱燗をつけたり、調理後の料理を保温しておくのに最適です。
- 応用テクニック:角型の七輪なら、炭を片側に寄せることで、網の上で「強火エリア」と「弱火エリア」を作り出すことも可能です。
七輪の面白さは、このシンプルな火力調整にあります。マスターすれば、どんな料理にも対応できます。
④ 次も気持ちよく使うための安全な後片付けと保管方法
楽しい時間の締めくくりもスマートに行いましょう。正しい後片付けは、七輪を長持ちさせる秘訣です。
- 炭の処理:火ばさみを使い、まだ赤く燃えている炭を一本ずつ火消し壺に移します。
- 消火:火消し壺の蓋をしっかりと閉め、完全に密閉します。これにより酸欠状態になり、1時間ほどで安全に鎮火します。こうしてできた「消し炭」は、次回の火おこしの際に火種として使うと非常に火付きが良く、経済的です。
- 本体の冷却:七輪本体が自然に冷えるのを待ちます。 焦って水をかけるのは絶対にやめてください。
- 清掃:完全に冷めたら、本体をひっくり返して中の灰を捨てます。内部に残ったススや灰は、乾いたブラシや布で軽く掃き出せばOKです。
- 保管:湿気を嫌うので、雨のかからない風通しの良い場所で保管しましょう。長期間使わない場合は、新聞紙でくるんでおくと湿気対策になります。
▶︎七輪を使う際にはマストで欲しい火消しツボ
【応用編】七輪で作ると絶品!おすすめ簡単アウトドア料理&焚き火術


七輪の基本的な使い方をマスターしたら、いよいよそのポテンシャルを最大限に引き出す応用編です。ここでは、七輪だからこそ最高に美味しくなる料理のアイデアと、調理後のもう一つのお楽しみ「卓上焚き火」についてご紹介します。
おすすめ料理:定番の肉・魚介から、絶品おつまみレシピまで
いつものBBQとは一味違う、七輪ならではの料理を楽しみましょう。
- 【育てる編】秘伝のタレ焼き鳥
七輪の真骨頂とも言えるのが焼き鳥。塩でシンプルに焼くのも絶品ですが、ぜひ試してほしいのがタレ焼きです。焼いている最中に滴り落ちたタレが炭に落ち、燻された香ばしい煙が再び鶏肉をまといます。これを繰り返すことで、七輪自体にもタレの旨味が染み込んでいき、使えば使うほど美味しい焼き鳥が焼ける「育つ道具」になるのです。 - 【炙る編】大人の極上おつまみ
七輪の弱火は、最高の「おつまみ製造機」です。スルメやエイヒレ、たたみイワシなどを網の端の方でじっくりと炙り、日本酒をチロリ(酒たんぽ)に入れて七輪の隅で熱燗にする…。まさに至福の時間です。他にも、厚揚げを焼いて生姜醤油で食べたり、油揚げをカリカリに焼いてネギ味噌を塗ったりと、アイデアは無限に広がります。 - 【焼くだけじゃない編】熱々アヒージョ&とろーりチーズ
七輪は焼くだけではありません。網の上に直火OKのココット皿や小さなスキレットを置けば、熱々のバルメニューも楽しめます。オリーブオイルとニンニク、お好みの具材(エビ、キノコなど)を入れたアヒージョは、バゲットが止まらなくなる美味しさ。カマンベールチーズを丸ごとアルミホイルの器に入れて温めれば、簡単チーズフォンデュの完成です。
焚き火のやり方:七輪を安全な焚き火台にする方法と注意点


美味しい料理とお酒でお腹が満たされたら、静かな夜のチルタイムへ。七輪は、あなただけのプライベートな焚き火台にもなります。
薪の選び方
キャンプ場で売っているような太い薪は七輪には入りません。焚き火を楽しむなら、「焚き付け用」として売られている細い薪や、その辺りに落ちているよく乾いた小枝が最適です。もし太い薪しかない場合は、ナタやサバイバルナイフなどで細く割ってから使いましょう。
安全に楽しむためのルール
- 必ず焚き火シートの上で行う:卓上で楽しむ場合、テーブルへの熱ダメージや、万が一の延焼を防ぐために、必ず焚き火シートを敷いてください。
- 換気を徹底する:タープの下などで楽しむ際は、一酸化炭素中毒を防ぐために、必ず十分な換気(空気の通り道)を確保してください。
- 火の粉に注意:薪が爆ぜて火の粉が飛ぶこともあります。燃えやすいウェア(化学繊維など)は避け、近くに燃えやすいものを置かないようにしましょう。
大きな焚き火をみんなで囲むのも楽しいですが、小さな炎と静かに対話するように過ごす時間は、心を落ち着かせ、思考をクリアにしてくれます。七輪が生み出すパーソナルで親密な空間は、ソロキャンプやデュオキャンプの夜を、忘れられない特別なものにしてくれるでしょう。
▶︎本格的に焚火をしたい人は料理でも使える兼用タイプの焚火台がおすすめ


【Q&A】キャンプ用七輪 選びと使い方 – よくあるご質問


ここでは、記事本編では触れられなかった、さらに細かいけれど重要な疑問について、Q&A形式で詳しくお答えします。これを読めば、あなたはもう七輪マスターです。
Q1. 七輪は室内やベランダで使えますか?
A1. 室内での使用は、一酸化炭素中毒の危険が非常に高いため、絶対にNGです。 換気扇を回していても、密閉された空間では命に関わる事故に繋がる可能性があります。ベランダでの使用は技術的には可能ですが、煙や匂いが近隣住民とのトラブルの原因になることが多いため、基本的には非推奨です。七輪は、広々とした屋外のキャンプフィールドで、澄んだ空気と一緒に楽しむのが最高の道具だと考えてください。
Q2. 珪藻土七輪と金属製七輪で、本当に料理の味は変わりますか?
A2. はい、変わります。 これは私の実体験からも自信を持って言えます。金属製でも炭火なので十分に美味しく焼けますが、珪藻土製の七輪は放出される遠赤外線の量が圧倒的に多く、食材の芯までふっくらと火を通す能力が格段に上です。特に、厚みのあるお肉や、水分を多く含んだ野菜などを焼くと、その差は歴然と感じられるはずです。味にこだわるなら、ぜひ珪藻土製を選んでみてください。
Q3. 七輪にシーズニング(使い始めの慣らし)は必要ですか?
A3. 鉄製のスキレットなどとは違い、防錆などを目的とした必須のシーズニングはありません。 しかし、特に珪藻土製の七輪の場合、使い始めにいきなり強火で加熱すると、内部に残ったわずかな水分が原因でヒビが入るリスクがあります。そのため、最初の1〜2回は炭の量を少なめにして、弱火で1時間ほどゆっくりと加熱する「慣らし運転」をしておくと、七輪が熱に慣れ、より長く付き合っていくことができます。
Q4. キャンプ中に雨が降ってきたら、どうすればいいですか?
A4. とにかく濡らさないことが最優先です。 まずはタープの下など、雨が当たらない場所に七輪を避難させてください。もし本体が熱い状態で雨に濡れると、急激な温度変化で破損するリスクが高まります。可能であれば、すぐに炭を火消し壺に移して鎮火させましょう。万が一濡れてしまった場合は、絶対に火にかけず、風通しの良い場所で数日間かけて内部まで完全に乾燥させてください。
Q5. 七輪の寿命はどれくらいですか?
A5. 保管状況や使用頻度によって大きく変わりますが、この記事で紹介したような正しい使い方とメンテナンスを心がければ、安価な「練り物」の珪藻土七輪でも3〜5年は十分にその性能を発揮してくれます。職人が手作りした高価な「切り出し」の七輪であれば、10年以上、まさに一生モノとして付き合っていくことも可能です。大切に使い、自分だけの道具に「育てていく」感覚も、七輪の大きな魅力の一つです。
もし、この記事に掲載されていないことについて知りたい、ご自身のキャンプスタイルに最適な七輪選びでさらに具体的なアドバイスが欲しい、といった場合は、お気軽に「お問い合わせフォーム」からご質問をお寄せください。筆者のキャンプ経験や知識を活かして、できる限りお答えさせていただきます。
七輪を持って相模原でアウトドア料理と焚火を楽しもう!


この記事では、キャンプで七輪を使う魅力について解説してきました。BBQやアウトドア料理は、コンロではなく七輪でも簡単に楽しめます。七輪を使用することで、肉の脂身が落ちてヘルシーな仕上がりになり、炭火の香りや調理の楽しさを味わえます。また、七輪はコンロに比べて清掃や片付けが簡単で、料理も焚火も楽しめます。さらに、少ない炭でも長時間燃えるため、コスパも良く、片付けも楽ちんです。
また七輪は、ただの調理道具ではありません。 自然の恵みを最大限に味わい、大切な人とのコミュニケーションを深め、自分自身と静かに対話する時間を与えてくれる、最高のパートナーなのです。
もし、あなたが今、購入を少しでも迷っているのなら、私はそっと背中を押したいと思います。七輪のあるキャンプライフは、あなたが想像している以上に、きっと素晴らしく、味わい深いものです。ぜひ次のキャンプやBBQでは七輪を使ってみてください!



都心から1時間とアクセスが良く、緑豊かで自然を感じられる相模原は家族でキャンプ、デイキャンプにもってこいです!
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