キャンプにおけるタープは、予期せぬ雨や強い日差しに対して大きな役割を果たします。タープがあれば、キャンプサイトを雨から守ったり、日陰を作ったり、快適に過ごすリビングとして利用することができます。またタープを張ることで一気にャンプサイトが華やかになります。
しかしタープは形や素材が色々あり、自分にあう一品を選ばないとその機能を十分に発揮できず満足感を得ることができません。この記事では、初心者でもわかりやすいように、ソロやファミリーにオススメのタープの選び方について詳しく解説していきます。
テントが寝室なら、タープはリビング!
快適にデイキャンするには、テントはなくてもいいけどタープはマストアイテム!
本記事を読んで、自分のキャンプスタイルに合う初めてのタープを見つけよう!!
タープの選び方 種類、形、用途に合わせた選び方を徹底解説
タープの種類(形)ごとの特徴と選び方のポイント
屋根型タープ
屋根型タープは、四角い形状が特徴的なタープです。屋根のような形をしているため、設置すると建物の屋根のようなイメージになります。屋根型タープは、風通しがよく、中にいる人の視界も広くなるため、屋外でのアウトドア活動には最適なタープです。
選び方のポイントは、風通しの良さと安定性です。またワンタッチで広げてペグで固定すれば良いので設営はとても簡単です。
スクリーンタープ
スクリーンタープは、壁面にメッシュ生地を使用しているタープです。これにより、風通しの良さや虫除け効果があります。スクリーンタープは、キャンプ場や海水浴場など、虫が多い場所での使用に適しています。また、風を通すことで暑さを緩和することができます。
スクリーンタープを選ぶ際のポイントは、メッシュ生地の密度や耐久性です。メッシュ生地の密度が高いほど虫除け効果が高くなりますが、風通しが悪くなる場合があります。また、耐久性が低いと、破れやすくなるため長期間使用する場合は耐久性の高いものを選ぶことが重要です。また、サイズや形状は、用途に合わせて選ぶことが大切です。風が強い場所での使用は不向きなため、風が比較的弱い場所で使用することを想定して選ぶと良いでしょう。
また種類のよっては、側面がメッシュではなく全てクローズできるものもあるので、悪天候時でも雨風を凌いで快適にキャンプをすることができます。
オープンタープ(スクエアタープ、ヘキサタープなど)
オープンタープは、三角形や長方形、六角形や八角形など、多角形の形状をしたタープです。長方形のスクエアタープや六角形のヘキサタープなどは数多くの商品がラインナップされています。オープンタープは、屋根型タープよりもスタイリッシュでおしゃれなデザインが多く、インテリア性にも優れています。
また、オープンタープとテント等を組み合わせることで、より広いスペースを確保することができ快適に過ごせるようになります。
選び方のポイントは、スタイリッシュなデザインと組み合わせの自由度です。オープンタープは、屋根型タープよりもスタイリッシュなデザインが多いため、デザイン性を重視する場合はおすすめです。キャンプサイトが一気に映えます!
ファミリーキャンプにおすすめなオープンタープ10選を紹介しています↓
タープの素材ごとの特徴と耐久性の違い
タープを選ぶ際には、それぞれの種類や素材のメリット・デメリットを比較することが重要です。一般的なタープの種類とそれぞれの特徴について解説し、メリットとデメリットを比較して選ぶポイントをお伝えします。
ポリエステル製タープ
ナイロン製タープ
コットン製タープ
ポリコットン製タープ(TCタープ)
TCとは、ポリエステルとコットンを混ぜて織った生地のことです。 生地の割合はポリエステル65%に対して、コットン35%が一般的な割合になってます。
火の粉や紫外線に対してバランスよく対応できる生地と言えます。
これらのメリット・デメリットを比較すると、初心者やデイキャンプがメインのライトユーザーはまずはポリエステルから購入を検討するのが良いと思います。これからもキャンプを趣味として続けて行きそう、雨の中のキャンプや長時間のキャンプをしたいという方は、ナイロンやコットンも視野に入れると良いのではないでしょうか。
だたし1点気をつけないといけないことは、、、
タープの下で焚き火がやりたい場合(雨が降ってる時など)は、コットンかポリコットンでないと火の粉ですぐにタープに穴が空いてしまう可能性があるため気をつけないといけません。
価格と性能とデザインのバランスが良い、DODのポリコットン製タープ(TCタープ)
タープのサイズ選びのポイント
タープを選ぶ際には、人数や荷物量、設置場所などに合わせたサイズ選びが重要です。一般的に、タープのサイズは幅と奥行きで表されます。
人数や荷物量に合わせたサイズ選びのポイントとしては、タープの下に入る人数や荷物量を考慮することが挙げられます。また、タープを設置するスペースが限られている場合には、サイズの制限もあるため、そのスペースに合わせて選ぶ必要があります。特に一般的な区画サイトなどは10m×10mにおさめる必要があります。
車で運べば楽だけど、駐車場からキャンプサイトまで運ぶことも考えよう
タープのサイズが大きくなると、重量も増加します。そのため、持ち運びのしやすさにも影響が出ます。大型のタープを持ち運ぶ場合には、車や自転車、荷物車などを利用することが多いですが、小型のタープはバッグに入れて持ち運ぶことができるため、比較的自由度が高いです。
タープの張り方(設営の手順とコツ)
屋根型タープは広げてペグダウンするだけで簡単に設営できます。
スクリーンタープはワンタッチでできる簡単なものから、テントのようにポールをクロスさせ2本通し持ち上げるように立ち上げるものなど様々なものがあります。
屋根型タープもスクリーンタープも設営の仕方は決まっており説明書を読めば大丈夫です!
ここではオープンタープの設営の手順を紹介します。オープンタープは同じものでも、張り方にバリエーションがあり、人数や目的に応じて色々な張り方ができます。基本の手順は同じなので、最初は難しいかもしれませんが、慣れれば一人でも設営することができ、アレンジも楽しめます。
- タープを広げて、メインポール、ガイロープを配置する。
- ガイロープの先端をメインポールの先にかけてから、ポールを立ち上げて自在金具の先の二重になっている部分をペグダウンする。
- メインポール2本に対して、各2本(合計4本)のガイロープをペグダウンし、ポール下を少し内側に傾けて安定させる。
- 全体にシワができないように自在金具を調整すれば、タープの設営完了。
追加のガイロープのおすすめはこちらで紹介しています↓
ガイロープが切れてしまった時は、簡単に自作できます↓
まとめ タープの形や張り方をマスターしてデイキャンプを楽しもう
タープの選び方を種類(形)、素材、サイズ、使いやすさの4つのポイントに絞って解説しました。
まずは、使用目的に合わせて適切な種類(形状)を選ぶことが大切です。次に、耐久性や防水性などの性能も確認することが必要です。また、軽量でコンパクトに収納できるか持ち運びができるかも重要なポイントです。さらに、セットアップの簡単さや設置場所に合わせた形状も考慮することが重要です。
さらに予算や好みに応じて、デザインやカラーも選ぶことができます。これらのポイントを踏まえて、自分に合ったタープを選ぶことが大切です。今年はタープを購入して、デイキャンデビューをしてみてください。
予算別にオススメタープを紹介しています↓
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