「手持ちのテントをもっと広く使いたい」 「タープのアレンジを増やして、おしゃれなサイトを作りたい」そんな風に思ったことはありませんか?キャンプサイトの設営にあると便利なアイテムが「サブポール」です。
サブポールがなくてもテントやタープの設営はできますが、1〜2本追加するだけで、テントの入り口(キャノピー)を跳ね上げて開放的なリビングスペースを作ったり、タープのアレンジの幅がぐっと広がったりと、キャンプの快適性を劇的に向上させてくれます。
しかし、いざ選ぼうとすると「長さや太さは?」「素材は何がいいの?」「どの商品が自分に合っているの?」と、意外と悩んでしまうもの。
そこでこの記事では、数多くのキャンプギアを試してきた筆者が、サブポール選びで後悔しないための重要ポイントを徹底解説。さらに、多くのキャンパーから支持される人気のおすすめサブポールを厳選して6本ご紹介します。
この記事を読めば、あなたのキャンプスタイルに最適な一本が必ず見つかり、自分だけの快適なキャンプサイトを作る第一歩が踏み出せます!
なぜサブポールがキャンプを「もっと快適」にするのか?

まずはじめに、サブポールがなぜこれほどキャンプを快適にしてくれるのか、その役割とメリットを簡単にご紹介します。
この記事を書いた人:らくキャンSAGAMIHARA 運営者 (詳細はクリック)

神奈川県相模原市在住、キャンプ歴7年のアラフォー夫婦です。夫、妻、子供2人(10歳、8歳)の4人家族で、週末はほぼアウトドアの虜になっています。
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「もっと手軽に、もっと快適に、そしてもっと感動できるアウトドア体験を!」をモットーに、ファミリーキャンプを楽しむための情報を発信中。キャンプのスタイルや目的に合わせて様々なアウトドアギアを使いこなし、その機能性や使い勝手を実体験に基づいてマニアックに研究しています。初心者の方にも分かりやすく、そして経験者の方にも共感していただけるような、リアルで熱い情報をお届けできるよう心がけています。
趣味は、相模原の豊かな自然の中、お気に入りのキャンプギアに囲まれて飲むコーヒーと、子どもたちと本気で遊ぶこと!このブログが、皆さまのアウトドアライフをより豊かにするきっかけになれば幸いです。
メインポールがテントやタープの骨格となる最も重要な柱であるのに対し、サブポールは「補助」的な役割を担い、以下のようなメリットを生み出します。
- テントの居住空間を拡張できる:
テントの入り口部分(キャノピー)をサブポールで跳ね上げることで、雨や日差しを防ぐ屋根(ひさし)ができ、広々としたリビングスペースが生まれます。 - タープのアレンジが自由自在になる:
サブポールを使うことで、タープ下の有効面積を広げたり、状況に応じて多彩な形状に張り方をアレンジしたりできます。 - サイトのレイアウトの幅が広がる:
テントとタープを連結する「小川張り」など、おしゃれで機能的なサイトレイアウトもサブポールがあればこそ可能です。
このように、サブポールはまさに「縁の下の力持ち」。あなたのキャンプをワンランクアップさせてくれる必須アイテムなのです。
▶︎実際に筆者がサブポールを使用してアレンジしてみた記事はこちらから


サブポール選びで失敗しないための4つの重要ポイント


ここからは、サブポールを選ぶ上で絶対に押さえておきたい4つのポイントを、用途別に詳しく解説します。ここさえ理解すれば、自分にぴったりのポールがどれなのか、明確になります。
ポイント①:長さの選び方【最重要】
サブポールの長さを決める際は、「何に使いたいか」を具体的にイメージすることが最も重要です。
テントのキャノピー(入り口)跳ね上げ用


キャノピーを跳ね上げる場合、ポールの高さが出入口の高さになります。低すぎると出入りがしにくく、高すぎると雨が吹き込みやすくなります。
一般的に、180cm〜210cmの長さがあれば、ほとんどのドームテントで快適な空間を作ることができます。自分の持っているテントの高さを基準に、少し高めのポールを選ぶと良いでしょう。
タープのアレンジ用


タープのアレンジに使う場合は、作りたい空間のイメージに合わせて長さを選びます。
- 開放的な空間を作りたい場合: 200cm以上の高さがあると、タープ下でも圧迫感なく過ごせます。
- プライベート感を重視、雨風を防ぎたい場合: 150cm〜180cmと少し低めに設定すると、周りの視線を遮り、雨風の吹き込みを軽減できます。
長さ調整ができるタイプのポールを選ぶと、状況に応じて高さを変えられるため、非常に便利です。
ポイント②:太さ(直径)の選び方
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次に重要なのがポールの太さ(直径)です。サブポールはメインポールほどの強度は求められませんが、ある程度の安定感は必要です。
- 直径15〜16mm:
軽量でコンパクトなモデルが多く、ソロキャンプやツーリングキャンプにおすすめです。ただし、風が強い日には少し心もとない場合があります。 - 直径18~19mm:
軽量性と安定性のバランスが最も取れた太さです。ファミリーキャンプのサブポールとしても十分な強度があり、迷ったらこの太さを選ぶのがおすすめです。
ポイント③:組み立て方式の選び方


機能性を左右する組み立て方式は、大きく分けて3つのタイプがあります。それぞれの特徴を理解して、自分にとって扱いやすいものを選びましょう。
ジョイント式(ショックコードあり)
分割されたポールが、内部で伸縮するゴム紐(ショックコード)で連結されているタイプです。
ショックコードがあることで、設営時にポール同士が自然に引き寄せられて組み立てが非常に簡単になります。また、収納時にパーツがバラバラになることがなく、紛失の心配もありません。設営・撤収の手軽さを最も重視する方や、初心者の方にはこのタイプが一番おすすめです。
ジョイント式(ショックコードなし)
同じジョイント式でも、ショックコードが内蔵されていないタイプです。各パーツが独立しているため、繋ぐ本数を自由に変えることで、ポールの長さを段階的に調節できるのが最大のメリットです。
例えば、「今日は高く」「明日は低く」といったように、キャンプ場の状況や建てたいタープの形状に応じて柔軟に長さを変えたい場合に便利です。汎用性の高さを求める方に向いています。
スライド式(伸縮式)
ポールの長さを無段階で自由に調節できる伸縮タイプです。ジョイント式よりもさらに細かい長さの微調整が可能で、設営場所の微妙な傾斜にも完璧に対応できます。
設営後でも高さを変えられるため、「急に雨が降ってきたので、片側を低くして雨水の流れ道を作りたい」といった状況にもスマートに対応できるのが強みです。
ポイント④:素材の選び方


持ち運びやすさや耐久性に関わる素材も重要な選択肢です。
- アルミニウム製:
軽量で錆びにくいのが特徴。持ち運びやすさを重視するならアルミ製が最適です。 - スチール製:
強度が高く、価格が比較的安いのが魅力。重さはありますが、車での移動がメインなら安定感のあるスチール製は頼れる選択肢です。
キャンプをもっと快適にするおすすめサブポール6選


DOD(ディーオーディー) テント・タープポール 2本セット
DODのロゴがアクセントのかわいいデザインが人気のサブポール。ポール2本に加え、ガイロープ、ペグ、そして収納バッグまで全てセットになっているため、これを買うだけですぐにテントの跳ね上げやタープのアレンジが可能です。スチール製で強度は十分。組み合わせ方で長さを変えられるのも便利です。レッドやシルバーなどカラーバリエーションも豊富なので、自分のテントサイトの差し色として選ぶのもおしゃれです。
| 項目 | スペック |
| 素材 | スチール |
| 長さ(cm) | 115 / 170 |
| 太さ(mm) | 15 |
| 重量(1セット) | 約1.0kg |
| 方式 | ジョイント |
VASTLAND(ヴァストランド) テントポール タープポール スチール 2本セット
72cmから180cmまで4段階の長さ調節が可能な、汎用性の高いスチール製サブポール。1本1本が短く分割できるため、収納時は非常にコンパクトになります。シンプルなデザインと確かな品質で、どんなテントやタープにも合わせやすいのが魅力。収納袋も付属しており、コストパフォーマンスの高さで多くのキャンパーから支持されています。
| 項目 | スペック |
| 素材 | スチール |
| 長さ(cm) | 72/106/140/180 |
| 太さ(mm) | 16 |
| 重量(1本) | 約750g |
| 方式 | ジョイント |
クイックキャンプ(QUICK CAMP)テント・タープ用 アルミポール 2本セット
1本わずか315gという驚きの軽さを実現したアルミ製サブポール。それでいて太さは19mmと十分な強度を確保しており、軽量性と安定性を両立させています。ポールの先端には、ガイロープが抜けにくいよう滑り止めの加工(ローレット加工)が施されており、細部までユーザー目線で作られているのが嬉しいポイント。公共交通機関やバイクでキャンプに行く方には、まさに最適の一本です。
| 項目 | スペック |
| 素材 | アルミ |
| 長さ(cm) | 60/120/180 |
| 太さ(mm) | 19 |
| 重量(1本) | 約315g |
| 方式 | ジョイント |
FIELDOOR(フィールドア) スチールテントポール160 2本セット
数多くのキャンプギアを手掛けるFIELDOORの、定番スチール製サブポール。ペグ、ガイロープ、収納袋がセットになっており、抜群のコストパフォーマンスを誇ります。連結本数を変えることで2段階の高さ調節が可能。自在金具にも錆びにくいアルミ製を採用するなど、安さだけでなく品質もしっかりと追求されています。ファミリーキャンプの最初のサブポールとして、まず間違いない選択です。
| 項目 | スペック |
| 素材 | スチール |
| 長さ(cm) | 165/214 |
| 太さ(mm) | 16 |
| 重量(1本) | 約750g |
| 方式 | ジョイント |
FIELDOOR(フィールドア) 伸縮式アルミテントポール 230 2本セット
43cmから180cmの間で長さを無段階に調節できる、非常に便利なスライド式のアルミポール。設営後に「もう少しだけ高くしたい/低くしたい」といった微調整が効くため、初心者の方でも安心して扱えます。アルミ製なので1本約300gと超軽量。収納時もコンパクトなので、ザックのサイドポケットにもすっぽり収まります。あらゆる状況に対応できる万能選手です。
| 項目 | スペック |
| 素材 | アルミ |
| 長さ(cm) | 43~180 |
| 太さ(mm) | 最大23 |
| 重量(1本) | 約300g |
| 方式 | スライド |
コールマン(Coleman) スチールキャノピーポール180
絶大な人気と信頼を誇るアウトドアブランド、コールマンの定番キャノピーポール。高強度のスチールを使用しており、その安定感は抜群です。コールマン製のテントやタープとの相性は言うまでもなく最高で、統一感のあるサイトを作りたい方には特におすすめです。 ※こちらの商品は1本ずつの販売なので、2本必要な場合は注文数にご注意ください。
| 項目 | スペック |
| 素材 | スチール |
| 長さ(cm) | 180 |
| 太さ(mm) | 19 |
| 重量(1本) | 約1kg |
| 方式 | ジョイント |
▶︎サブポールでアレンジしたいおすすめタープを紹介しています


▶︎サブポールで跳ね上げして広く使えるファミリーおすすめテントを紹介しています


サブポールとあわせて使いたいテントのブランド別おすすめ紹介です
ファミリーキャンプにおすすめなDODのテントを紹介↓


ファミリーキャンプにおすすめなコールマンのテントを紹介↓


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サブポールに関するQ&A


Q. メインポールで代用できますか?
A. メインポールは太く長いため、テントのキャノピー用としてはオーバースペックで不向きな場合がほとんどです。用途に合った専用のサブポールを使うことをおすすめします。
Q. 付属のペグやロープは使えますか?
A. セットに付属しているものでも問題なく使用できます。ただし、より地面が硬い場所や、さらに強度を求める場合は、別途丈夫な鍛造ペグなどを用意すると、さらに安心して設営できます。
Q. 強風の時はどうすればいいですか?
A. 風が強い日は、ポールを少し低めに設定し、ガイロープの本数を増やしたり、張る角度を調整したりして強度を高めてください。危険を感じるほどの強風の場合は、無理せずタープやキャノピーをたたむ勇気も大切です。
もし、この記事に掲載されていないモデルについて知りたい、ご自身のに最適なサブポール選びでさらに具体的なアドバイスが欲しい、といった場合は、お気軽に「お問い合わせフォーム」からご質問をお寄せください。筆者の経験や知識を活かして、できる限りお答えさせていただきます。
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