ファミリーキャンプのキッチンは、パワフルで頼れるツーバーナーが主役。それは間違いありません。 しかし、ツーバーナーを使っているあなたが、こんな風に感じた経験はありませんか?
- シーン1:朝のコーヒータイム清々しいキャンプの朝。「コーヒーを一杯飲みたいだけ」なのに、わざわざ大きなツーバーナーを車から引っ張り出してくるのは、正直ちょっと面倒…。
- シーン2:調理中のキッチン渋滞夕食の準備中、ツーバーナーの片方ではカレーをコトコト、もう片方ではご飯を炊いている。「ああ、スープ用のお湯を沸かしたいのに、コンロが全部埋まってる!」
- シーン3:子どもとのふれあいの時間食後に子どもが「マシュマロ焼きたい!」と言い出した。もう片付けたツーバーナーをまた出すのも大変だし、かといって焚き火は大げさすぎる…。
その「あと一口、火があれば…」という、ちょっとした不便。 それをすべて解決し、ファミリーキャンプの満足度を劇的に向上させる魔法のアイテムこそが、“サブ”のシングルバーナーなのです。
シングルバーナーは、ソロキャンパーや登山家だけの道具ではありません。 メインのツーバーナーと組み合わせることで真価を発揮する、最強の”名脇役”。それが、この記事で私たちが提案する新しいキャンプスタイルです。
▶︎この記事を読めば、こんなことがわかります
- ✅ なぜファミリーキャンプに“サブ”のシングルバーナーが必要なのかが、心の底から納得できる。
- ✅ ソロ用とは全く違う、ファミリー向けのシングルバーナーの選び方がわかる。
- ✅ SOTOの定番モデルなど、買って後悔しないおすすめ機種だけを厳選して紹介。
- ✅ 購入後のツーバーナーとの賢い使い分け術まで具体的にイメージできる。
さあ、あなたのキャンプをもう一段快適にする、最高の”名脇役”を見つけにいきましょう。
ファミリーの”サブ機”選びはココが違う!3つの最重要ポイント

ソロキャンプや登山で使われるシングルバーナーは、「軽さ」や「コンパクトさ」が最優先事項です。しかし、オートキャンプが中心のファミリーキャンプで”サブ機”として選ぶなら、見るべきポイントは全く異なります。
これからお伝えする3つのポイントさえ押さえれば、あなたのファミリーにぴったりの、後悔しない一台が必ず見つかります。
この記事を書いた人:らくキャンSAGAMIHARA 運営者 (詳細はクリック)

神奈川県相模原市在住、キャンプ歴7年のアラフォー夫婦です。夫、妻、子供2人(10歳、8歳)の4人家族で、週末はほぼアウトドアの虜になっています。
おかげさまで、このブログは月間3.2万人を超える読者の皆様にご覧いただけるまでになりました。
「もっと手軽に、もっと快適に、そしてもっと感動できるアウトドア体験を!」をモットーに、ファミリーキャンプを楽しむための情報を発信中。キャンプのスタイルや目的に合わせて様々なアウトドアギアを使いこなし、その機能性や使い勝手を実体験に基づいてマニアックに研究しています。初心者の方にも分かりやすく、そして経験者の方にも共感していただけるような、リアルで熱い情報をお届けできるよう心がけています。
趣味は、相模原の豊かな自然の中、お気に入りのキャンプギアに囲まれて飲むコーヒーと、子どもたちと本気で遊ぶこと!このブログが、皆さまのアウトドアライフをより豊かにするきっかけになれば幸いです。
ポイント①:燃料は迷わず「CB缶モデル」を選ぶべし


結論から言うと、選ぶべきはCB缶(カセットボンベ)モデルです。
メインのツーバーナーでOD缶を使っている場合でも、サブ機は手軽なCB缶にすることで、それぞれの長所を最大限に活かせます。
- 圧倒的な手軽さとコスパ: スーパーやコンビニ、100円ショップでも安価に手に入ります。「ツーバーナー用のOD缶はセールの時にネットでまとめ買い、サブのCB缶は忘れても現地調達」という賢い使い分けが可能です。
- 災害時の備えにも: 家庭用のカセットコンロと燃料を共用できるため、一台持っておけば「もしもの時」にも必ず役立ちます。これはファミリーにとって大きなメリットです。
OD缶は耐寒性や収納時のコンパクトさに優れますが、ファミリーキャンプのサブ機という用途においては、CB缶の手軽さとコストメリットがその差を上回ります。
ポイント②:子どもがいても安心な「安定性」を最優先


テーブルの上でお湯を沸かしたり、子どもと一緒に調理したり。そんな時、一番怖いのがバーナーの転倒による火傷です。
“サブ機”選びでは、軽さよりもまず「安定性」をチェックしましょう。
- 五徳の広さと形状: ケトルやメスティンを置いた時にグラつかないか。3本五徳よりもしっかり支えてくれる4本五徳のモデルが安心です。
- 脚の作り: バーナー本体を支える脚がしっかりしており、地面やテーブルとの接地面が広く、滑りにくい構造になっているかが重要です。
基本的には、五徳がしっかりした一体型(バーナー直結型)で十分ですが、少し大きめの鍋を乗せたいなら、重心が低く安定感抜群の分離型(ホースで繋ぐタイプ)も選択肢になります。
ポイント③:「ちょい足し調理」が捗る+αの機能に注目
小型バーナーだからこそ必要な機能にも注目しましょう。
- 圧電点火装置(イグナイター): 点火ボタンが付いているモデルなら、「ライターどこだっけ?」と探す手間がありません。この一手間がないだけで、調理のストレスは驚くほど減ります。
- 遮熱板: テーブルの上で使った時に、輻射熱でテーブルが熱くなるのを防いでくれます。木製のテーブルを愛用している方には特に重要な機能です。
- マイクロレギュレーター(SOTO製品など): CB缶の弱点である「低温時の火力低下」を防ぐSOTO独自の技術です。気温が下がる朝晩でも安定した火力が欲しいなら、この機能が付いたモデルが断然おすすめです。
CB缶が便利!ファミリーのサブ機におすすめのシングルバーナー7選


選び方の3つのポイント、ご理解いただけましたか? ここからは、その基準を基に、手軽でコスパの良い「CB缶」モデルの中から、「ファミリーキャンプのサブ機」として本当に使えるモデルだけを7つ厳選しました。
定番中の定番から、デザイン性に優れた革新的なモデルまで、あなたのキャンプスタイルに合う一台がきっと見つかります!
【第1位】🥇SOTO / レギュレーターストーブ ST-310
スペック | 詳細 |
使用燃料 | CB缶 |
発熱量 | 2,500 kcal/h |
使用時サイズ | 幅16.6×奥行14.2×高さ11cm |
重量 | 330g |
点火装置 | あり |
このモデルの強み
- 安定した火力: マイクロレギュレーター搭載で、低温時でも火力が落ちにくく、安定した調理が可能。
- 安全性と安定性: 直径の大きな4本五徳と、テーブルへの熱を遮る遮熱板を標準装備。安全への配慮が素晴らしいです。
- 豊富なカスタムパーツ: 点火を楽にするアシストレバーや、滑り止め用のシリコンチューブなど、自分好みに”育てていく”楽しみがあります。
ここが注意点
- 人気ゆえに、他の人と被りやすい。
- 連続使用すると五徳や脚が熱くなるので、火傷には注意が必要です。
どんなファミリーにおすすめ?
- どのモデルにすべきか決めきれない、最初の一台を探しているファミリー。
- 機能性・安全性・デザイン性の全てを高いレベルで求める、バランス重視のファミリー。
【らくキャンパパのワンポイント】
多くのキャンパーに愛される理由は、一度使えばすぐにわかります。基本性能がとにかく高く、後から自分好みにカスタムしていく楽しみも。まさに”育てる”バーナーです。迷ったら、まずこれを買っておけば後悔はありません。
【第2位】🥈イワタニ / ジュニアコンパクトバーナー
スペック | 詳細 |
使用燃料 | CB缶 |
発熱量 | 2,300 kcal/h |
使用時サイズ | 幅15.5×奥行15.5×高さ12.7cm |
重量 | 274g |
点火装置 | あり |
このモデルの強み
- 抜群のコストパフォーマンス: 実売価格5,000円前後で手に入ることが多く、初めてのシングルバーナーに最適です。
- ハードケースが標準付属: 持ち運びや収納時に本体をしっかり保護してくれる専用ケースが付いてくるのは、非常に嬉しいポイント。
- “イワタニ”ブランドの信頼性: カセットコンロのトップメーカーならではの品質と、全国どこでも手に入る入手性の高さが魅力です。
ここが注意点
- ST-310に比べると五徳の安定性はやや劣り、低温時の火力低下も起こりやすいです。
- デザインは実用性重視で、ややシンプルな印象です。
どんなファミリーにおすすめ?
- とにかく初期費用を抑えてシングルバーナーの便利さを体験したいファミリー。
- 防災用と兼用で、家に一台常備しておきたいと考えているファミリー。
【らくキャンママのワンポイント】
「まずは試しに一台」という時に、この価格は本当に魅力的ですよね。防災用として家に常備しておき、キャンプの時に持ち出す、という使い方ができるのも、主婦目線ではすごく賢い選択だと思います。
【第3位】🥉スノーピーク / HOME&CAMP バーナー
スペック | 詳細 |
使用燃料 | CB缶 |
発熱量 | 2,100 kcal/h |
使用時サイズ | 幅30.1×奥行34.6×高さ12cm |
重量 | 1.4kg |
点火装置 | あり |
このモデルの強み
- 唯一無二のデザイン: 収納時は美しい筒状になり、キッチンのインテリアとしても成立する革新的なデザイン。
- 家でも外でも使える: キャンプだけでなく、家での鍋料理やベランダご飯など、日常と非日常の垣根をなくしてくれます。
- 優れた安定性: CB缶を立てて使う直立式のため、テーブルスペースを有効活用でき、安定感も抜群です。
ここが注意点
- シングルバーナーとしては価格が非常に高いです。
- コンパクトさや軽さを求めるギアではない。
どんなファミリーにおすすめ?
- デザインに最もこだわり、他の人と絶対に被りたくないファミリー。
- キャンプ道具の収納場所に悩み、家でも使えるギアを探しているファミリー。
【らくキャンママのワンポイント】
「キャンプ道具は家の収納を圧迫する」という悩みを解決してくれる逸品。キッチンに出しっぱなしでもお洒落なので、使う頻度も自然と増えます。まさに”暮らしの道具”ですね。
【第4位】SOTO / レギュレーターストーブ Range(レンジ) ST-340
スペック | 詳細 |
使用燃料 | CB缶 |
発熱量 | 2,800 kcal/h |
使用時サイズ | 幅16.6×奥行14.2×高さ11cm |
重量 | 360g |
点火装置 | あり |
このモデルの強み
- 直径1.6倍の広角五徳: ST-310の基本性能はそのままに、五徳を大型化。メスティンや小型のスキレットを置いた時の安定感が抜群です。
- 調理に集中できる: 大きな鍋を乗せてもグラつかないため、安心して調理に集中できます。
- ST-310譲りの高性能: マイクロレギュレーターや遮熱板など、ST-310が持つ強みはすべて継承しています。
ここが注意点
- ST-310より少し重く、価格も高くなります。
- 収納サイズも一回り大きくなるため、コンパクトさでは一歩譲ります。
どんなファミリーにおすすめ?
- サブ機でもしっかり料理がしたい、調理にこだわりたいファミリー。
- メスティンでの自動炊飯や、アヒージョなどを楽しみたいファミリー。
【らくキャンパパのワンポイント】
サブ機でメスティン自動炊飯をするなら、安定感は絶対に欲しいポイント。ツーバーナーが塞がっていても、こちらを”もう一つの本格的なキッチン”として使えるので、調理の幅がぐっと広がります。
【第5位】FORE WINDS / マイクロキャンプストーブ
スペック | 詳細 |
使用燃料 | CB缶 |
発熱量 | 2,000 kcal/h |
使用時サイズ | 幅10.9×奥行10.9×高さ12.2cm |
重量 | 186g |
点火装置 | あり |
このモデルの強み
- 洗練されたデザイン: 有名デザイナーが手掛けた、他にない美しいフォルムとカラーリングが魅力です。
- コンパクトな収納: 五徳を折りたたむと非常にコンパクトになり、持ち運びが苦になりません。
- 風に強い設計: バーナーヘッドを囲むように風防が一体化しており、耐風性も考慮されています。
ここが注意点
- ST-310ほどの広い遮熱板はなく、五徳の安定性も一歩譲ります。
- デザイン性が高い分、価格も比較的高めです。
どんなファミリーにおすすめ?
- キャンプサイト全体のデザインや雰囲気を重視する、おしゃれなファミリー。
- ツーバーナーやテーブルなど、他のギアのデザインにもこだわっているファミリー。
【らくキャンママのワンポイント】
テーブルの上に置いてあるだけで絵になるバーナーです。バターナッツカラーのツーバーナーなど、おしゃれなギアと合わせるとサイトに統一感が出て、写真映えも最高ですよ。
【第6位】キャプテンスタッグ / トレッカー カセットガスバーナーコンロ
スペック | 詳細 |
使用燃料 | CB缶 |
発熱量 | 2,400 kcal/h |
使用時サイズ | 幅11.5×奥行11.5×高さ11.5cm |
重量 | 300g |
点火装置 | あり |
このモデルの強み
- 圧倒的な安さ: 実売3,000円台から購入可能な、驚異的なコストパフォーマンス。
- 超コンパクト収納: 五徳を折りたたむと非常に小さくなり、荷物の隙間にすっぽり収まります。
- ケースが標準付属: 持ち運びに便利なプラスチック製のハードケースが付いてきます。
ここが注意点
- 五徳が折りたたみ式のため、安定性は他のモデルに劣ります。大きな鍋は不向きです。
- 遮熱板がないため、テーブルへの熱に配慮が必要です。
どんなファミリーにおすすめ?
- 荷物を少しでも小さく、軽くしたいファミリー。
- 用途は湯沸かしやシェラカップでの簡単な調理がメインと割り切れるファミリー。
【らくキャンパパのワンポイント】
この価格とコンパクトさは本当に驚異的です。防災バッグに忍ばせておく一台としても優秀。大きな調理はしないと割り切れるなら、最高の選択肢の一つになります。
【第7位】SOTO / FUSION(フュージョン) ST-330
スペック | 詳細 |
使用燃料 | CB缶 |
発熱量 | 2,200 kcal/h |
使用時サイズ | 幅35×奥行12×高さ9cm |
重量 | 250g |
点火装置 | あり |
このモデルの強み
- 抜群の安定性: ホースで燃料とバーナー部を繋ぐ分離型のため、重心が非常に低く、転倒リスクが極めて低いです。
- 大きな調理器具に対応: 4本の大きな五徳で、小型のダッチオーブンなど重い鍋もしっかり支えます。
- マイクロレギュレーター搭載: CB缶が冷えても火力が落ちにくいSOTOの独自技術を搭載しています。
ここが注意点
- 一体型に比べると収納サイズが大きく、設営に一手間(ホースを伸ばす)かかります。
- 価格も比較的高めです。
どんなファミリーにおすすめ?
- 小さな子どもがいて、安全性を何よりも最優先したいファミリー。
- サブ機でも大きめの鍋でしっかり調理をしたいファミリー。
【らくキャンパパのワンポイント】
子どもが小さいファミリーにとって、この安定感は絶大な安心材料。CB缶がバーナーから離れているので、輻射熱の心配が少ないのも良い点。まさに”安全第一”の選択です。
【番外編】ツーバーナーと燃料を統一したい人向けのOD缶モデル2選
基本的には手軽なCB缶モデルをおすすめしますが、「メインのツーバーナーやランタンがOD缶なので、燃料をすべて統一したい」という合理的なスタイルのキャンパーさんもいらっしゃいます。 そんな方のために、サブ機として非常に優秀なOD缶モデルを2つ、番外編としてご紹介します。絶対的信頼のコールマンと、コスパに優れたSOTO。あなたのスタイルに合わせてお選びください。
【番外編】コールマン / アウトランダーマイクロストーブ PZ
スペック | 詳細 |
使用燃料 | OD缶 |
発熱量 | 約2,500 kcal/h |
使用時サイズ | 約11×9.5×高さ9.5cm |
重量 | 約200g |
点火装置 | あり |
このモデルの強み
- コールマン製品との親和性: ツーバーナーやランタンと同じガス缶を共用できる、コールマンユーザーにとって最大のメリット。
- 安定感のある五徳: コンパクトながらも、コールマンらしいしっかりとしたX字型の五徳でクッカーを支えます。
- 十分な火力: 2,500kcal/hと、サブ機としては十分すぎるパワーを備えています。
ここが注意点
- SOTOのアミカスのような、風に特化した構造ではありません。
- 燃料のOD缶はCB缶に比べてコストがかかります。
どんなファミリーにおすすめ?
- ツーバーナーやランタンをコールマン製品で揃えているファミリー。
- ギアのブランドを統一することにこだわりたいファミリー。
【らくキャンパパのワンポイント】
メインのツーバーナーがコールマンなら、サブ機もコールマンで揃えるのが最も合理的で、見た目にも統一感が出ます。燃料管理がシンプルになるのが嬉しいですね。
【番外編】SOTO / アミカス
スペック | 詳細 |
使用燃料 | OD缶 |
発熱量 | 2,600 kcal/h |
使用時サイズ | 幅7.6×奥行10×高さ8.6cm |
重量 | 81g |
点火装置 | あり |
このモデルの強み
- OD缶モデルとしてのコスパ: OD缶モデルとしては破格の安さ。初めてのOD缶バーナーに最適です。
- 耐風性と安定性: すり鉢状のバーナーヘッドが風の影響を軽減し、4本五徳で安定性も高いです。
- 驚異的な軽さ: 約81gと非常に軽量で、コンパクトに収納できます。
ここが注意点
- 燃料のOD缶はCB缶に比べてコストがかかります。
- マイクロレギュレーターは搭載されていません。
どんなファミリーにおすすめ?
- コールマン以外のOD缶ツーバーナーを使っており、燃料を統一したいファミリー。
- 将来的に登山などにも挑戦してみたいと考えているファミリー。
【らくキャンママのワンポイント】
OD缶のバーナーは本格的で難しそうなイメージがありましたが、これは軽くて使い方もシンプルなので、私でも気軽に扱えます。防災バッグに入れておくのにも良いサイズ感ですね。
▼メインの調理器具、ツーバーナー選びはこちらの記事をチェック!


もうコンロ渋滞に悩まない!ツーバーナーとの賢い使い分け実践術
さて、お気に入りのシングルバーナーは見つかりましたか? ここからは、その”名脇役”を実際のキャンプでどう活かしていくのか具体的な「使い分け術」を時間帯(シーン)別にご紹介します。
この使い方をマスターすれば、あなたのキャンプ飯の効率と満足度は、間違いなく2倍以上に跳ね上がりますよ!
【夕食シーン】 “ながら調理”で品数アップ&時短を実現!


ツーバーナーでカレーをじっくり煮込んでいる間に…
- 隣で自動炊飯!: シングルバーナーとメスティンを使えば、ほったらかしで美味しいご飯が炊きあがります。
- もう一品追加!: 子どもが好きなフライドポテトを揚げたり、サラダ用のブロッコリーをサッと茹でたり。
- ソースを温める!: パスタを茹でている横で、レトルトのソースを温めるなど、調理の待ち時間をゼロにできます。
ツーバーナーがメイン料理に専念している間に、シングルバーナーがシンプルな仕事をこなす。このコンビネーションで、食卓はもっと豪華に、調理時間はもっと短くなります。
【朝食シーン】 “湯沸かし専門”にして、優雅なコーヒータイムを


清々しいキャンプの朝。「まずはコーヒーを一杯飲んでから…」というパパママは多いはず。
そんな時、大きなツーバーナーを出すまでもなく、シングルバーナーがあれば数十秒で湯沸かしの準備が完了します。
ツーバーナーでベーコンエッグやホットサンドなどのメイン朝食を作りながら、隣ではシングルバーナーが常にケトルを温めてくれる。この役割分担があるだけで、朝の貴重な時間を有効活用でき、夫婦でゆっくり会話を楽しむ余裕すら生まれます。
【おやつ・夜食シーン】 子どもとの”ふれあい”や大人の”癒やし”の時間に


食後や就寝前、ツーバーナーを片付けた後の「ちょっとだけ火が欲しい」という場面こそ、シングルバーナーの独壇場です。
- 子どもと一緒に: テーブルの上にシングルバーナーを置き、子どもと一緒にマシュマロやウインナーを炙る。火との距離も近く、安全に火の扱い方を教える「火育」の時間にもなります。
- 大人の時間: 焚き火を終えた後、静かになったサイトで熱燗をつけたり、スルメを炙ったり。秋の夜長を楽しむ、大人の贅沢な時間を演出してくれます。



我が家ではこの使い方でキャンプのQOLが爆上がりします!
【一目でわかる】役割分担まとめ表
シーン | ツーバーナー(主役)の役割 | シングルバーナー(名脇役)の役割 |
夕食 | ・時間のかかる煮込み料理 ・メインの炒め物 | ・自動炊飯 ・簡単なスープ ・揚げ物など |
朝食 | ・パンを焼く ・ベーコンエッグなどメイン調理 | ・お湯を沸かす ・保温 |
おやつ | (お休み) | ・マシュマロ、ウインナーを炙る |
夜食 | (お休み) | ・熱燗 ・おつまみを炙る |
このように、たった一口コンロが増えるだけで、キャンプの食事シーンは驚くほど便利になります。
【Q&A】購入前に解消!シングルバーナーの”分からない”アレコレ


購入するモデルがほぼ決まったところで、多くの人が抱く細かい疑問についてお答えします。
Q1. SOTOのST-310でよく見る「遮熱テーブル」って必要ですか?
A. 必須ではありませんが、あると安全性と快適性が格段にアップします。
遮熱テーブルには、①CB缶への輻射熱を防いで爆発リスクを低減する、②熱からテーブルを守る、③調理スペースを拡張するという3つの大きなメリットがあります。特に人気のSOTO ST-310には、”シンデレラフィット”する製品が数多く販売されているので、セットでの購入を強くおすすめします。
Q2. 家で使っているカセットコンロじゃダメなんですか?
A. 結論から言うと、おすすめしません。 家用のカセットコンロとアウトドア用のシングルバーナーでは、似ているようで性能が全く異なります。
アウトドア用シングルバーナー | 家庭用カセットコンロ | |
耐風性 | ◎(風防が付いている) | ×(すぐに火が消える) |
コンパクトさ | ◎(手のひらサイズ) | △(かさばる) |
五徳の安定性 | ○(小型クッカー向き) | ◎(大型の鍋向き) |
風のない穏やかな日に短時間使う程度なら可能ですが、キャンプでは急な突風も吹きます。安全に調理を楽しむためにも、アウトドア専用品を使いましょう。
Q3. シングルバーナーで使える調理器具は?メスティンは乗りますか?
A. この記事で紹介しているような安定性の高いモデルなら、問題なく使えます。 メスティンでの炊飯はもちろん、シェラカップ、小型のスキレット、コーヒー用のパーコレーターなど、ほとんどの小型クッカーに対応できます。重要なのは、五徳がしっかりした4本脚であること。安価なモデルの中には五徳が小さく不安定なものもあるので、注意して選びましょう。
Q4. OD缶モデルを選ぶメリットは他にありますか?
A. 「耐寒性」と「さらなるコンパクトさ」がOD缶の強みです。 基本的には手軽なCB缶をおすすめしますが、OD缶には以下のようなメリットがあります。
- 優れた耐寒性: 氷点下に近い環境でも安定した火力を発揮するため、冬キャンプでも使いたい方には有力な選択肢です。
- 究極のコンパクトさ: 登山用モデルなどは非常に小さく軽いため、荷物を極限まで切り詰めたい場合に有利です。
- 燃料の統一: メインのツーバーナーやランタンがOD缶なら、燃料を統一できるメリットがあります。
もし、この記事に掲載されていないことについて知りたい、ご自身のに最適なシングルバーナー選びでさらに具体的なアドバイスが欲しい、といった場合は、お気軽に「お問い合わせフォーム」からご質問をお寄せください。筆者の経験や知識を活かして、できる限りお答えさせていただきます。
まとめ:シングルバーナーを手に入れて、ファミリーキャンプをもっと豊かに


今回は、ファミリーキャンプにおける「サブ」のシングルバーナーという新しい視点から、その魅力と選び方、そして具体的なおすすめモデルをご紹介しました。
最後に、この記事の最も重要なポイントを振り返りましょう。
- ✅ ファミリーキャンプにこそ「サブ」のシングルバーナーがあると、調理の効率と快適性が劇的に向上する。
- ✅ 選ぶべきは手軽で安心な「CB缶」で、子どもがいても安全な「安定性」の高いモデル。
- ✅ ツーバーナーとの賢い使い分けで、食卓はもっと豪華に、家族の時間はもっと豊かになる。
- ✅ シングルバーナーは、家族の”すきま時間”を笑顔に変えてくれる、最高の投資である。
ツーバーナーという頼れる主役の隣に、気の利く名脇役がいる。 そんな最強のキッチン体制で、これからの秋のキャンプをもっと美味しく、もっと楽しい時間にしてくださいね。
▼メインの調理器具、ツーバーナー選びはこちらの記事をチェック!


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