「子供の水筒、1リットルじゃ夕方までもたないって言うし…」、「かといって、2リットルの巨大なジャグを持たせるのは重そうでかわいそう…」
水筒選びで、こんな「どっちを選んでもしっくりこない悩み」を抱えていませんか?
実は今、そんな悩める人たちの間で「1.5リットル(1.5L)」というサイズが注目されています。500mlペットボトル3本分という絶妙な容量。それは、「重すぎて持てない」というストレスと、「飲み物が足りない」という不安を同時に解消する唯一の選択肢です。
本記事では、1Lや2Lの水筒も使い比べてきた筆者が、なぜ今1.5Lが「最強の正解」なのか、その理由とおすすめモデル7選を徹底解説します。
なぜ今「1.5L」なのか?サイズ別比較で見る決定的な違い

水筒選びで失敗しないためには、「誰が、どんなシーンで使うか」をリアルに想像することが大切です。
この記事を書いた人:らくキャンSAGAMIHARA 運営者 (詳細はクリック)

神奈川県相模原市在住、キャンプ歴7年のアラフォー夫婦です。夫、妻、子供2人(10歳、8歳)の4人家族で、週末はほぼアウトドアの虜になっています。
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まずは、1L、1.5L、2Lの決定的な違いを比較表で見てみましょう。
【比較表】1L vs 1.5L vs 2L の重量と機動力
| 比較項目 | 1L (1000ml) | 1.5L (1500ml) | 2L (2000ml) |
| 中身 | ペットボトル2本分 | ペットボトル3本分 | ペットボトル4本分 |
| 総重量 (満水時) | 約1.3kg~1.5kg | 約2.1kg~2.3kg | 約3.0kg~3.2kg |
| 持ち方 | 片手で余裕 | 片手直飲みの限界 | 両手推奨(重量物) |
| バッグ収納 | ビジネス鞄・ランドセルOK | リュックのサイドOK | 基本的に収納不可 |
| 主な用途 | 小学生・デスクワーク | 中高生部活・現場仕事 | 真夏の屋外スポーツ |
この表からわかる通り、1.5Lは「機動力を損なわずに持ち運べる水分量の最大値」と言えます。
片手で飲める限界ラインは「2kg」まで


ここが最も重要なポイントです。満水時の重さが3kgを超える2Lジャグは、飲むときに「よいしょ」と両手で支える必要があります。
一方、1.5Lは約2.2kg。これは、中高生や成人男性が「片手で持って、サッとワンタッチで飲む」ことができるギリギリの重さです。
リュックのサイドポケットに入る「最大サイズ」


通学用のボックス型リュックや、登山用ザックのサイドポケット。ここにねじ込めるのは、形状にもよりますが1.5Lサイズが限界であることが多いです。
2Lになると、そもそもカバンに入らず、別途「水筒だけを肩にかける」ことになります。荷物を一つにまとめたい人にとって、「カバン完結」できる1.5Lは大きなメリットになります。
「1.5Lだとやっぱり重そうだな…」と感じた方へ
通勤・通学リュックへの収まりの良さと、持ち運びの負担を最小限にしたいなら「1L」がベストバランスです。デスクワークや屋内スポーツ、小学校高学年のお子様には、こちらの記事が役立ちます。
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失敗しない1.5L水筒の選び方 4つのポイント


1Lよりも重く、価格も少し高くなる1.5Lサイズ。買ってから後悔しないために、チェックすべき4つのポイントを紹介します。
- 「保冷専用(直飲み)」か「コップ付き」か
- スポーツ・現場仕事なら「直飲み」、家族レジャーなら「コップ付き」を選びましょう。
- 地面に置くなら「底」を見ろ!
- 重量があるため、置いた時の衝撃が大きいです。「底面樹脂カバー」や「ハードポーチ」があるものが長持ちします。
- 毎日洗うから「手が入る広口」は必須
- 深さがあるため、手が奥まで入る広口タイプ(口径7cm以上推奨)だと洗うのが楽です。
- スポーツドリンク対応コーティングの有無
- 塩分によるサビを防ぐため、内面のフッ素コート等の有無を確認しましょう。
【スポーツ・部活向け】最強の保冷力!定番3強モデル


まずは、厳しい環境でも耐えうるタフなモデルを紹介します。迷ったらこの3つのメーカーから選べば間違いありません。
サーモス(THERMOS) 真空断熱スポーツボトル FHT-1502F
魔法瓶のパイオニア、サーモスのド定番モデル。「冷たさをキープする力」は折り紙付きです。特筆すべきはポーチの優秀さ。クッション性が高く、ねじれにくいストラップなど、毎日ハードに使う部活生のストレスを徹底的に排除しています。「飲みやすさ・持ちやすさ・冷たさ」のバランスが最高レベルで整った一本です。
スペック詳細
| 項目 | 内容 |
| 重量 | 約600g(ポーチ含む) |
| 保冷効力(6h) | 9℃以下 |
| 口径 | 約5cm |
| 洗いやすさ | ◯ (パーツ分解が簡単) |
👍 Goodポイント
- 圧倒的な保冷力で、夕方までキンキンに冷えた状態をキープ
- 新構造の飲み口で、咥えた時に空気が通りやすくゴクゴク飲める
- ポーチの底が摩擦に強い素材で補強されており、引きずっても破れにくい
🤔 Checkポイント
- 口径が約5cmと標準的なので、手を入れて洗うには専用ブラシが必要
象印マホービン(ZOJIRUSHI) クール・スポーツボトル SD-HA15
象印の最大の特徴は、内面の「2倍フッ素コート」。スポーツドリンクに含まれる塩分によるサビを強力にブロックします。さらに「プロテクトアーマー」と名付けられた樹脂製の保護パーツが本体の上下をガード。ポーチが破れる心配がなく、洗濯の手間も省ける新発想のタフボトルです。
スペック詳細
| 項目 | 内容 |
| 重量 | 約700g |
| 保冷効力(6h) | 8℃以下 |
| 口径 | 約5cm |
| 洗いやすさ | ◎ (ポーチがないので洗濯不要) |
👍 Goodポイント
- 2倍フッ素コートでサビに強く、汚れやニオイもつきにくい
- 布製ポーチを廃止し、樹脂プロテクターを採用。ポーチ洗濯のストレスから解放
- 「せん」と「パッキン」が一体化したシームレスせんで、付け忘れのミスゼロへ
🤔 Checkポイント
- ポーチがない分、持ち運び用のストラップが本体に直接ついているデザイン(好みが分かれる)
タイガー魔法瓶(TIGER) 真空断熱ボトル サハラ MME-F150
このボトルの最大の魅力は、7cmという圧倒的な「広口」設計。男性の手でも底までスポンジが届き、スッキリ洗うことができます。底面は樹脂製の「強ゾコ(つよぞこ)」仕様で、コンクリートに置いても本体が傷つきません。耐久性とメンテナンス性を最優先するなら、タイガー一択です。
スペック詳細
| 項目 | 内容 |
| 重量 | 約670g(ポーチ含む) |
| 保冷効力(6h) | 8℃以下 |
| 口径 | 約7cm (広口) |
| 洗いやすさ | ◎ (手を入れて底まで洗える) |
👍 Goodポイント
- 7cmの広口で、大きな氷もそのまま入る&奥まで手洗い可能
- 「強ゾコ」仕様のポーチで、引きずりや衝撃に対して最強クラスの耐久性
- 内面はスーパークリーンPlus加工で、サビや汚れに強い
🤔 Checkポイント
- 広口なぶん、飲むときに少し顔を上げる角度が大きくなる(慣れれば問題なし)
【軽量・コスパ】賢く選ぶ高パフォーマンス2モデル


「有名メーカー品は少し高い…」「とにかく軽いのがいい」という方に最適な、コスパと軽量性に優れた2本です。
アトラス(Atlas) AQUAGE アクアージュ ダイレクトボトル ADBT-1501
知る人ぞ知る日本のメーカー「アトラス」。最大の特徴はその軽さです。ポーチ込みで約615gと、トップクラスのサーモスに肉薄する軽量性を実現しています。真空断熱構造で保冷力もしっかりキープ。「ブランドにはこだわらないから、安くて軽くて使えるやつが欲しい」というニーズへの最適解です。
スペック詳細
| 項目 | 内容 |
| 重量 | 約615g(ポーチ含む) |
| 保冷効力(6h) | 9℃以下 |
| 口径 | 約6.3cm |
| 洗いやすさ | ◯ |
👍 Goodポイント
- この容量クラスではトップクラスの軽量性
- 手頃な価格ながら、しっかりとしたポーチとワンタッチオープン機能を搭載
- 口径が約6.3cmと比較的広めで、氷を入れやすい
🤔 Checkポイント
- 大手3社に比べると、交換用パッキンなどの入手性が実店舗ではやや低い(ネットでは購入可)
和平フレイズ(Wahei freiz) フォルテック・スピード
Amazonやホームセンターでも大人気の高コスパモデル。構造が非常にシンプルで扱いやすく、予備の一本や、成長期ですぐに買い替えが必要な時期に重宝します。高級感はありませんが、「水筒としての基本機能」はしっかり満たしており、ガシガシ使い倒せる頼もしい存在です。
スペック詳細
| 項目 | 内容 |
| 重量 | 約610g |
| 保冷効力(6h) | 10℃以下 |
| 口径 | – |
| 洗いやすさ | ◯ |
👍 Goodポイント
- 他社を圧倒するコストパフォーマンス
- 余計な機能がない分、軽量で持ち運びが楽
🤔 Checkポイント
- 耐久性や保冷力はトップメーカー品に比べるとやや劣る(日常使いには十分)
【コップ付き・デザイン】レジャーやこだわり派の2モデル


直飲みだけでなく、温かい飲み物やデザイン性を重視したい方へ。
パール金属 リフレス ダブルステンレスボトル HB-2427
この水筒のユニークな点は、コップが「内コップ」と「外コップ」の2つ付いていること。つまり、二人で同時に飲むことができます。ハンドル付きで注ぎやすく、保温・保冷の両方に対応しているため、運動会の応援や冬場のレジャーでも大活躍。家族みんなの水分補給基地になる一本です。
スペック詳細
| 項目 | 内容 |
| 重量 | 約968g |
| 保冷・保温 | 両用(HOT/COLD) |
| 口径 | 約6.5cm |
| 洗いやすさ | ◯ (中せん分解可能) |
👍 Goodポイント
- コップが2個付属しているので、親子や兄弟でシェアできる
- 持ちやすい大型ハンドル付きで、子供でも注ぎやすい
- 保温も可能なので、冬場のお湯やお茶の持ち運びにも対応
🤔 Checkポイント
- コップ付きタイプ特有の重さがあるため、直飲みスポーツボトルに比べると重い
スタンレー(STANLEY) クラシック真空ボトル 1.9L
(※1.5Lジャストではありませんが、スタイル重視の選択肢として)
「水筒」というより「ギア」。アメリカの伝説的なブランド、スタンレーのボトルは、オフィスに置いてもキャンプ場に置いても絵になります。1.9Lと少し大きめですが、その頑丈さはピカイチ。炭酸も入れられるモデルもあり、大人の水分補給を格上げしてくれます。
スペック詳細
| 項目 | 内容 |
| 重量 | 約1.2kg |
| 保冷効力 | 高い保冷・保温性能 |
| 口径 | – |
| 洗いやすさ | ◯ (食洗機対応モデルあり) |
👍 Goodポイント
- 圧倒的なデザイン性とブランド力
- 孫の代まで使えると言われるほどの頑丈さ
- 保温も保冷も対応で、一年中使える
🤔 Checkポイント
- 本体だけで1kg越えと重いため、車移動やデスク据え置きがメインの人向け
「1.5Lだとやっぱり重そうだな…」と感じた方へ
通勤・通学リュックへの収まりの良さと、持ち運びの負担を最小限にしたいなら「1L」がベストバランスです。デスクワークや屋内スポーツ、小学校高学年のお子様には、こちらの記事が役立ちます。
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炎天下の野球やサッカー、あるいは一日中の屋外作業。「飲み物がなくなる恐怖」を完全に消し去り、“絶対に枯渇しない”安心感を手に入れるなら、最強の「2L」ジャグをご検討ください。
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【Q&A】1.5L水筒購入前の「よくある疑問」を全解決


購入ボタンを押す前に気になる、細かな疑問についてお答えします。
Q1. 小学生が持つには1.5Lは重すぎますか?
A. 低学年にはかなり重いです。高学年なら選択肢に入ります。
満水時に約2.2kgになるため、小学1〜3年生が首から下げるには負担が大きいです。低学年は1L(または800ml)が無難です。
小学4〜6年生でスポーツをしている子なら扱えるケースが多いですが、通学距離が長い場合は、肩への食い込みを防ぐ「肩パッド」付きのポーチを選んであげてください。
Q2. スポーツドリンクを入れても大丈夫?
A. 「対応」と書かれているステンレスボトルならOKです。
本記事で紹介しているサーモス、象印、タイガー、アトラスなどの主要メーカー品は対応しています。ただし、使用後は放置せず、その日のうちに洗って乾かすことが重要です。サビの原因になります。
Q3. 炭酸飲料は入れられますか?
A. 通常のモデルはNGです。「炭酸対応」モデルを選んでください。
一般的な水筒に炭酸を入れると、ガス圧でフタが開かなくなったり、中身が噴き出す恐れがあり大変危険です。
炭酸水やコーラを持ち運びたい場合は、タイガーやスタンレーなどが販売している「炭酸対応ボトル」を必ず選んでください。


Q4. 食洗機で洗えますか?
A. 多くのモデルは本体NGです。必ず説明書を確認してください。
水筒の塗装剥がれや、断熱性能の劣化につながるため、多くのモデルは「本体の手洗い」を推奨しています。
ただし、サーモスやタイガーの一部新モデルでは「食洗機対応」の商品も登場しています。楽をしたい方は「食洗機対応」の表記を最優先でチェックしましょう。
Q5. 熱湯やお茶(HOT)は入れられますか?
A. 「直飲み(スポーツタイプ)」には絶対に入れないでください。
スポーツタイプの飲み口から熱湯が出てくると、口内を火傷する危険性が非常に高いです。
温かい飲み物を入れたい場合は、今回紹介した中ではパール金属やスタンレーのような「コップ付き」または「スクリュー栓」タイプを選んでください。
Q6. 結露でカバンの中が濡れませんか?
A. 真空断熱モデルなら本体は濡れませんが、「フタ」に注意。
ステンレスの真空断熱構造であれば、本体が結露することはありません。
ただし、氷水を満タンに入れた状態で湿度の高い場所に置くと、断熱されていない「フタ(プラスチック部分)」が結露することがあります。教科書やPCと一緒に入れる場合は、念のためタオルで巻くか、ビニール袋に入れると安心です。
もし、この記事に掲載されていないモデルについて知りたい、ご自身のに最適な水筒(マイボトル)選びでさらに具体的なアドバイスが欲しい、といった場合は、お気軽に「お問い合わせフォーム」からご質問をお寄せください。筆者の経験や知識を活かして、できる限りお答えさせていただきます。
まとめ:1.5Lは「中途半端」ではなく「戦略的」な選択


1.5Lというサイズは、一見すると1Lと2Lの間の「中途半端なサイズ」に見えるかもしれません。 しかし、ここまで読んでくださったあなたなら、それが「機動力を維持できる最大容量」という、極めて合理的な選択肢であることがお分かりいただけたはずです。
- 1Lでは味わえない、「夕方まで余裕で持つ」という安心感。
- 2Lでは叶わない、「サッと片手で飲める」という軽快さ。
この2つのメリットをいいとこ取りできるのが、1.5Lならではの強みです。
部活で走り回るお子さんにとっても、現場やオフィスで働く大人にとっても、水分補給のストレス(重い、足りない)をなくすことは、その日のパフォーマンスや集中力を守ることに直結します。
ぜひ、今のボトルに対する「あと少し」の不満を、1.5Lボトルで解消してください。その一本が、あなたの毎日をより軽やかに、そして潤いのあるものに変えてくれるはずです。
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