キャンプやBBQ、イベントなどで大活躍する便利なタープテント。しかし、風の影響を受けやすい構造のため、適切な「ウエイト(重り)」でしっかり固定しないと、転倒や破損、最悪の場合は事故につながる危険性もあります。
特に、ペグが打ち込めないアスファルトやコンクリート、砂浜、整備された芝生といった場所では、ウエイトの使用が絶対に不可欠です。
この記事では、安全かつ快適にタープテントを使用するために必須となる「ウエイトの選び方」と、プロの視点で厳選した「おすすめ商品10選」を徹底解説します。あなたにぴったりのウエイトを見つけて、安心してアウトドアを楽しみましょう!
タープテント用ウエイト(重り)の選び方

この記事を書いた人:らくキャンSAGAMIHARA 運営者 (詳細はクリック)

神奈川県相模原市在住、キャンプ歴7年のアラフォー夫婦です。夫、妻、子供2人(10歳、8歳)の4人家族で、週末はほぼアウトドアの虜になっています。
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選び方① タイプ(種類)


ウエイトは大きく分けて、「金属タイプ」と「注入タイプ(ウォーターウエイト)」の2種類があります。それぞれの特徴を理解して選びましょう。
金属タイプ


鋳鉄やスチールなどで作られた、ずっしりとした重さが特徴のタイプです。
- メリット: 非常に高い安定性を誇り、強風時でも安心感があります。耐久性が高く、長期間の使用にも向いています。
- デメリット: かなり重いため、持ち運びや設置が大変です。車での移動が前提となるでしょう。
注入タイプ


現地で水や砂を入れて重りにするタイプです。
- メリット: 使用前後は軽量・コンパクトになるため、持ち運びや収納が非常に楽です。価格も比較的リーズナブルなものが多く、コスパに優れています。
- デメリット: 水や砂を入れる手間がかかります。また、金属タイプに比べると耐久性や安定感はやや劣る場合があります。
ウエイト種類の比較表
| 比較項目 | 金属製ウエイト | 注入式ウエイト |
| 主な素材 | 鉄、スチール、鋳物など | PVC素材+水 or 砂 |
| メリット | ◎ 高い重量で風に強く安定性が抜群 ○ 積み重ねで細かく重量調整可能 | ◎ 空の状態で軽量・コンパクト ◎ 現地で水や砂を入れるだけで簡単に使用可能 |
| デメリット | △ 重くてかさばるため持ち運びが大変 △ 地面に傷をつける可能性あり | △ 破れたり劣化しやすい △ 風が強すぎると安定感に欠ける |
| 持ち運びやすさ | × 重い・不便 | ◎ 非常に軽量 |
| 耐久性 | ◎ 非常に高い | △ 中~低程度 |
| 環境への配慮 | △ リサイクル可能だが製造エネルギー多 | ○ 繰り返し使用可能 |
選び方② 重量


必要なウエイトの重さは、タープのサイズや使用環境によって変わります。
- 基本的な目安: タープの脚(支柱)1本につき、最低でも5kg前後のウエイトが必要です。
- 強風時や大型タープ: より安全性を高めるため、支柱1本につき10kg以上のウエイトの使用が理想的です。


配置は、対角線上の2ヶ所に置くか、より確実に固定するために4隅すべての脚に配置するのが基本です。予算や状況に合わせて、まずは2個から始めて、必要に応じて買い足すのも良いでしょう。
選び方③ 機能面


基本的な重さ以外にも、以下のような便利な機能が付いていると使い勝手が格段にアップします。
- スタッキング機能(重ね置き): 複数のウエイトを重ねて置けるため、省スペースで設置でき、重量の調整も簡単です。
- ハンドル付き: 持ち運びが格段に楽になります。特に重いウエイトや水を入れた状態での移動時に便利です。
- 固定ベルト(ベルクロテープなど): ウエイトをタープの脚にしっかりと固定できるため、ズレや転倒を防ぎます。
- 注水・排水が簡単な構造: 口が広くて水を入れやすい、排水用のキャップが付いているなど、準備と片付けの手間を減らせる構造がおすすめです。
- ガイロープ固定用フック・穴: タープの張り綱(ガイロープ)をウエイトに固定できれば、さらに安定性が増します。タープテント以外のテントやタープにも応用可能です。
- 多用途性: タープ以外にも、パラソルや看板の固定など、様々な用途に使えるデザインのものもあります。


選び方④ 価格


タイプによって価格帯も異なります。予算と相談しながら、必要な機能と性能のバランスを考えて選びましょう。
| タイプ | 特徴 | 価格帯目安 |
|---|---|---|
| 金属タイプ | 重くて安定 長持ち | 高め (1個2,000円〜) |
| 注入タイプ | 軽い 持ち運びやすい | 安価 (1個1,000円〜) |
しっかりとしたウエイトで固定することは大切ですが、そもそもタープテント本体が用途に合ったサイズ・強度であることが大前提です。
特に風の影響を受けやすいアウトドアシーンでは、バランスの取れた「3mサイズ」が最強の選択肢。 専門家視点で選んだ「絶対に失敗しないおすすめ10選」はこちらの記事で詳しく解説しています。
あわせて読みたい 【3mタープテント専門家が教える】後悔しない選び方と最強おすすめ10選|ファミリー・BBQに最適なサイズ… 【3mタープテント専門家が断言】もう後悔しない!ファミリーやBBQに最適な選び方と最強おすすめ10選を徹底比較。「2.5mと何が違う?」その答えがここに。あなたの迷いをこの記事で解決します。
タープテント用ウエイト(重り)おすすめ10選


FIELDOOR(フィールドア) タープテント用ウエイト 5kg×4セット
FIELDOORのウエイトは、ポリエチレン製の外装で錆びにくく、重ねて使用可能な設計が特徴です。1個あたり約5kgで、4個セットで約5,000円とコストパフォーマンスにも優れています。持ち運びやすさと安定性を兼ね備えたバランスの良いウエイトです。
- ブランド:FIELDOOR
- 特徴:ポリエチレン製の外装で錆びにくく、重ねて使用可能
- 重量:約5kg(1個あたり)
- 価格:約5,000円(4個セット)
FIELDOOR(フィールドア) タープテント用スリムウエイト 5kg×4セット
FIELDOORのウエイトは、ポリエチレン製の外装で錆びにくく、他商品と異なりスリムで細長いフォルムが特徴です。1個あたり約5kgで、4個セットで約7,000円とコストパフォーマンスにも優れています。1つの支柱に対して、1つで5kgでも2つあわせて10kgでも使用できます。庭で使用する際もスタイリッシュでオシャレに使えます。
- ブランド:FIELDOOR
- 特徴:ポリエチレン製の外装で錆びにくく、重ねて使用可能
- 重量:約5kg(1個あたり)
- 価格:約5,000円(4個セット)
QUICKCAMP(クイックキャンプ) マルチウエイト 6kg 4個セット
QUICKCAMPのマルチウエイトは、持ち運びやすいハンドル付きで、多用途に対応しています。1個あたり約6kgで、4個セットで約6,000円。デザイン性も高く、アウトドアイベントやキャンプに最適です。
- ブランド:QUICKCAMP
- 特徴:持ち運びやすいハンドル付き、多用途に対応
- 重量:約6kg(1個あたり)
- 価格:約6,000円(4個セット)
QUICKCAMP(クイックキャンプ) ウエイトバック 10L 4個セット
QUICKCAMPのウエイトバッグは、注水式で容量10L(約10kg)を誇り、4個セットで約6,000円。タープテントの支柱に直接固定できるバンド(ベルクロ)付きで、持ち運びに便利なハンドルも装備。水が漏れにくいスクリューキャップ式で、アウトドア用タープや大型テントの固定に最適です。
- ブランド:QUICKCAMP
- 特徴:持ち運びやすいハンドル付き、ガイロープにも対応
- 重量:約10kg(1個あたり)
- 価格:約6,000円(4個セット)
シナノテント STウエイト 20kg
シナノテントのSTウエイトは、鋳鉄製で耐久性抜群。重ね置き可能な構造で、1個あたり約20kgで価格は約9000円。長期間の使用や強風時にも安心の重さです。
- ブランド:シナノテント
- 特徴:鋳鉄製で耐久性抜群。重ね置き可能な構造
- 重量:約20kg(1個あたり)
- 価格:約9,000円
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) タープ&パラソル用ウォーターウエイト10kg
キャプテンスタッグのタープ&パラソル用ウォーターウエイトは、注水式で2つでも3つでもスタッキング対応で大型のタープにも使用できます。注水時の重量は約10kgで、価格は約2,500円。手軽に使用できる注水タイプで、初心者にもおすすめです。
- ブランド:CAPTAIN STAG
- 特徴:注水式、スタッキング対応、ハンドル付き
- 重量:約10kg(注水時)
- 価格:約2,500円
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ウォーターウエイト 10kg
キャプテンスタッグのウォーターウエイトは、注水式でスタッキング対応、ハンドル付き。注水時の重量は約10kgで、価格は約2,400円。手軽に使用できる注水タイプで、初心者にもおすすめです。
- ブランド:CAPTAIN STAG
- 特徴:注水式、スタッキング対応、ハンドル付き
- 重量:約10kg(注水時)
- 価格:約2,400円
ロゴス(LOGOS) テントウエイトバッグ(4pcs)
LOGOSのテントウエイトバッグは、水や砂を入れて使用するタイプで、ベルクロ固定可能。充填時の重量は数kgで、4個セットで約6,000円。シンプルなデザインで、さまざまなシーンにマッチします。
- ブランド:LOGOS
- 特徴:水や砂を入れて使用。ベルクロ固定可能
- 重量:充填時数kg(1個あたり)
- 価格:約6,000円(4個セット)
BUNDOK(バンドック) タープウエイト 8kg
BUNDOKのタープウエイトは、注水式で2つで1つを支柱に固定でき、持ち運びしやすい設計。注水時の重量は約8kgで、価格は約1,800円。コンパクトながら安定感のあるウエイトです。
- ブランド:BUNDOK
- 特徴:注水式。2つセットで支柱に固定、持ち運びしやすい
- 重量:約8kg(注水時)
- 価格:約1,800円
日本ハンガーボード U型ベースウエイト おもりくん 10kg
名前の通りのU字型のウエイトは、選択干し台や店頭ののもりや看板の固定にも使えます。その他、多用途に日常生活のあらゆる場面で活躍します。タープ以外にも重りを使用したいという場合は第一候補になりうる隠れた名品です。
- ブランド:日本ハンガーボード
- 特徴:U字型の形が多用途に使える
- 重量:約10kg
- 価格:約2,500円
▶︎タープ用ウエイトで使いたいタープテントのオススメを紹介


▶︎タープ用ウエイトで使いたいスクリーンタープのオススメを紹介
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▶︎もっと色々なタープを検討したい人はこちらの記事で紹介しています


タープテント用ウエイトに関するよくある質問(FAQ)
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Q1. ペグが使える場所でも、ウエイトはあった方が良いですか?
A1. はい、安全性を最大限に高めるために、ペグとウエイトの併用を強く推奨します。 特に風が少しでもある日には、ペグで地面に固定しつつ、ウエイトで脚部を安定させることで、突風によるタープの浮き上がりやフレームの歪みを効果的に防ぐことができます。ペグとウエイトは、それぞれ役割が違う安全対策と考えてください。
Q2. ウエイトは最低何個必要ですか?2個でも大丈夫?
A2. 理想は4本の脚すべてに設置する「4個」です。 これにより、タープテント全体がバランス良く安定します。もし予算や持ち運びの都合で2個しか用意できない場合は、風上側の2本の脚、もしくは対角線上の2本の脚に設置してください。ただし、安全のためには4個の使用が基本です。
Q3. 10kgのウエイト4個(合計40kg)で固定すれば、どんな強風でも飛ばされませんか?
A3. いいえ、飛ばされる危険は十分にあります。ウエイトはあくまで「安定させる」ためのものであり、タープテント自体が受ける風の力を無効化するものではありません。 タープは巨大な帆のようなものです。天気予報で「強風注意報」が出ているような日や、タープが変形するほどの風が吹いてきた場合は、ウエイトの有無に関わらず、直ちにタープを撤収してください。
Q4. ペットボトルやコンクリートブロックで代用できますか?
A4. 緊急時の応急処置としては考えられますが、安全性の面から全くおすすめできません。 専用ウエイトは、タープの脚にしっかりと固定されるように設計されています。一方、ブロックなどは不安定で脚から外れやすく、ペットボトルを満タンにしても十分な重量が得られません。また、つまずいて転倒する危険も高まります。安全のため、必ず専用品を使用しましょう。
Q5. 注水タイプの中身は、水と砂、どちらが良いですか?
A5. 手軽さで選ぶなら「水」、重さで選ぶなら「砂」です。 水はキャンプ場や公園の水道で手軽に確保でき、後片付けも簡単です。一方、同じ容量でも砂の方が重いため、より高い安定性を得られます。ほとんどの状況では手軽な「水」で十分ですが、少しでも安定性を高めたい場合は「砂」を入れると良いでしょう。
Q6. 金属タイプのウエイトは、地面(ウッドデッキなど)を傷つけますか?
A6. はい、その可能性があります。特に鋳鉄製のウエイトは、引きずるとウッドデッキやコンクリートを傷つけたり、濡れたまま放置するとサビの色が移ってしまうことがあります。もし地面への傷が気になる場所で使用する場合は、ウエイトの下にゴムマットや古いタオルなどを一枚敷くと安心です。
もし、この記事に掲載されていないモデルについて知りたい、ご自身のに最適なタープ用ウエイト選びでさらに具体的なアドバイスが欲しい、といった場合は、お気軽に「お問い合わせフォーム」からご質問をお寄せください。筆者の経験や知識を活かして、できる限りお答えさせていただきます。
タープテント用ウエイト(重り)を持って相模原にキャンプへ行こう!


この記事では、タープテントを安全かつ快適に使用するために不可欠なウエイトについて解説しました。
ウエイトを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
- タイプ(種類): 重視するポイントに合わせて、金属タイプ(安定性・耐久性重視)か注入タイプ(携帯性・コスパ重視)を選びましょう。
- 重量: タープのサイズや使用環境に合わせて、支柱1本あたり5kg〜10kg以上のウエイトを選びましょう。
- 機能面: スタッキング機能、ハンドル、固定ベルトなど、使い勝手を向上させる機能にも注目しましょう。
- 価格: 予算に合わせて、必要な機能と性能のバランスを考慮しましょう。
また、ウエイトの使用と並行して、ペグダウンを確実に行うこと、強風時は無理せず撤収することなど、基本的な安全対策も忘れないようにしましょう。
この記事で紹介したおすすめ商品や選び方のポイントを参考に、あなたにぴったりのウエイトを見つけて、安全で快適なアウトドアライフを楽しんでください!
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