キャンプやアウトドアイベントで大活躍するタープテント。しかし風の影響を受けやすく、適切な「ウエイト(重り)」を使わなければ転倒や破損の危険も。特にアスファルトや砂浜、整備された芝生などペグが使えない場所ではウエイトの使用が必須です。この記事では、タープテントを安全に設置するためのウエイトの選び方とおすすめ商品を10選紹介します。
タープテント用ウエイト(重り)の選び方

タープテント用ウエイトの選び方① タイプ(種類)

ウエイトには大きく分けて「金属タイプ」と「注入タイプ(ウォーターウエイト)」の2種類があります。
金属タイプ


鋳鉄やスチール製で非常に安定性が高く、強風時にも安心。重量がある分、持ち運びは不便ですが、長期間使用に向いています。
注入タイプ


現地で水や砂を入れて使用する軽量・コンパクトなタイプ。使用後は水を抜いて持ち帰れるので収納も簡単。コスパも良好です。
種類 | 主な素材 | メリット | デメリット | 持ち運びやすさ | 耐久性 | 環境への配慮 |
---|---|---|---|---|---|---|
金属製ウエイト | 鉄、スチール、鋳物など | ◎ 高い重量で風に強く安定性が抜群 ○ 積み重ねで細かく重量調整可能 | △ 重くてかさばるため持ち運びが大変 △ 地面に傷をつける可能性あり | × 重い・不便 | ◎ 非常に高い | △ リサイクル可能だが製造エネルギー多 |
注入式ウエイト | PVC素材+水 or 砂 | ◎ 空の状態で軽量・コンパクト ◎ 現地で水や砂を入れるだけで簡単に使用可能 | △ 破れたり劣化しやすい △ 風が強すぎると安定感に欠ける | ◎ 非常に軽量 | △ 中~低程度 | ○ 繰り返し使用可能 |
タープテント用ウエイトの選び方② 重量


タープの大きさや設営環境によって必要な重さは変わります。軽量なテントなら支柱1本につき5kg前後、強風や大型テントには10kg以上のウエイトが理想です。対角に2つ置くか、4隅それぞれに配置するのが基本です。
タープテント用ウエイトの選び方③ 機能面


以下のような機能があると使い勝手が大幅にアップします。
- スタッキング機能(重ね置き)
- ハンドル付きで持ち運びが楽
- ベルクロテープ(マジックテープ)・ベルトでポール固定可能
- 注水・排水が簡単な構造
- ガイロープを簡単に固定できればタープテント以外のテントやタープでも使用可能
- タープやテント以外にも多用途に使用できる
タープテント用ウエイトの選び方④ 価格
タイプ | 特徴 | 価格帯目安 |
---|---|---|
金属タイプ | 重くて安定・長持ち | 高め(1個2,000円〜) |
注入タイプ | 軽くて持ち運びやすい | 安価(1個1,000円〜) |
▶︎タープ用ウエイトで使いたいタープテントのオススメを紹介


タープテント用ウエイト(重り)おすすめ10選


FIELDOOR(フィールドア) タープテント用ウエイト 5kg×4セット
FIELDOORのウエイトは、ポリエチレン製の外装で錆びにくく、重ねて使用可能な設計が特徴です。1個あたり約5kgで、4個セットで約5,000円とコストパフォーマンスにも優れています。持ち運びやすさと安定性を兼ね備えたバランスの良いウエイトです。
- ブランド:FIELDOOR
- 特徴:ポリエチレン製の外装で錆びにくく、重ねて使用可能
- 重量:約5kg(1個あたり)
- 価格:約5,000円(4個セット)
FIELDOOR(フィールドア) タープテント用スリムウエイト 5kg×4セット
FIELDOORのウエイトは、ポリエチレン製の外装で錆びにくく、他商品と異なりスリムで細長いフォルムが特徴です。1個あたり約5kgで、4個セットで約7,000円とコストパフォーマンスにも優れています。1つの支柱に対して、1つで5kgでも2つあわせて10kgでも使用できます。庭で使用する際もスタイリッシュでオシャレに使えます。
- ブランド:FIELDOOR
- 特徴:ポリエチレン製の外装で錆びにくく、重ねて使用可能
- 重量:約5kg(1個あたり)
- 価格:約5,000円(4個セット)
QUICKCAMP(クイックキャンプ) マルチウエイト 6kg 4個セット
QUICKCAMPのマルチウエイトは、持ち運びやすいハンドル付きで、多用途に対応しています。1個あたり約6kgで、4個セットで約6,000円。デザイン性も高く、アウトドアイベントやキャンプに最適です。
- ブランド:QUICKCAMP
- 特徴:持ち運びやすいハンドル付き、多用途に対応
- 重量:約6kg(1個あたり)
- 価格:約6,000円(4個セット)
QUICKCAMP(クイックキャンプ) ウエイトバック 10L 4個セット
QUICKCAMPのウエイトバッグは、注水式で容量10L(約10kg)を誇り、4個セットで約6,000円。タープテントの支柱に直接固定できるバンド(ベルクロ)付きで、持ち運びに便利なハンドルも装備。水が漏れにくいスクリューキャップ式で、アウトドア用タープや大型テントの固定に最適です。
- ブランド:QUICKCAMP
- 特徴:持ち運びやすいハンドル付き、ガイロープにも対応
- 重量:約10kg(1個あたり)
- 価格:約6,000円(4個セット)
シナノテント STウエイト 20kg
シナノテントのSTウエイトは、鋳鉄製で耐久性抜群。重ね置き可能な構造で、1個あたり約20kgで価格は約9000円。長期間の使用や強風時にも安心の重さです。
- ブランド:シナノテント
- 特徴:鋳鉄製で耐久性抜群。重ね置き可能な構造
- 重量:約20kg(1個あたり)
- 価格:約9,000円
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) タープ&パラソル用ウォーターウエイト10kg
キャプテンスタッグのタープ&パラソル用ウォーターウエイトは、注水式で2つでも3つでもスタッキング対応で大型のタープにも使用できます。注水時の重量は約10kgで、価格は約2,500円。手軽に使用できる注水タイプで、初心者にもおすすめです。
- ブランド:CAPTAIN STAG
- 特徴:注水式、スタッキング対応、ハンドル付き
- 重量:約10kg(注水時)
- 価格:約2,500円
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ウォーターウエイト 10kg
キャプテンスタッグのウォーターウエイトは、注水式でスタッキング対応、ハンドル付き。注水時の重量は約10kgで、価格は約2,400円。手軽に使用できる注水タイプで、初心者にもおすすめです。
- ブランド:CAPTAIN STAG
- 特徴:注水式、スタッキング対応、ハンドル付き
- 重量:約10kg(注水時)
- 価格:約2,400円
ロゴス(LOGOS) テントウエイトバッグ(4pcs)
LOGOSのテントウエイトバッグは、水や砂を入れて使用するタイプで、ベルクロ固定可能。充填時の重量は数kgで、4個セットで約6,000円。シンプルなデザインで、さまざまなシーンにマッチします。
- ブランド:LOGOS
- 特徴:水や砂を入れて使用。ベルクロ固定可能
- 重量:充填時数kg(1個あたり)
- 価格:約6,000円(4個セット)
BUNDOK(バンドック) タープウエイト 8kg
BUNDOKのタープウエイトは、注水式で2つで1つを支柱に固定でき、持ち運びしやすい設計。注水時の重量は約8kgで、価格は約1,800円。コンパクトながら安定感のあるウエイトです。
- ブランド:BUNDOK
- 特徴:注水式。2つセットで支柱に固定、持ち運びしやすい
- 重量:約8kg(注水時)
- 価格:約1,800円
日本ハンガーボード U型ベースウエイト おもりくん 10kg
名前の通りのU字型のウエイトは、選択干し台や店頭ののもりや看板の固定にも使えます。その他、多用途に日常生活のあらゆる場面で活躍します。タープ以外にも重りを使用したいという場合は第一候補になりうる隠れた名品です。
- ブランド:日本ハンガーボード
- 特徴:U字型の形が多用途に使える
- 重量:約10kg
- 価格:約2,500円
▶︎タープ用ウエイトで使いたいタープテントのオススメを紹介


▶︎タープ用ウエイトで使いたいスクリーンタープのオススメを紹介
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タープテント用ウエイトに関するよくある質問(FAQ)
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Q1. ペグが使える場所でも、ウエイトはあった方が良いですか?
A1. はい、安全性を最大限に高めるために、ペグとウエイトの併用を強く推奨します。 特に風が少しでもある日には、ペグで地面に固定しつつ、ウエイトで脚部を安定させることで、突風によるタープの浮き上がりやフレームの歪みを効果的に防ぐことができます。ペグとウエイトは、それぞれ役割が違う安全対策と考えてください。
Q2. ウエイトは最低何個必要ですか?2個でも大丈夫?
A2. 理想は4本の脚すべてに設置する「4個」です。 これにより、タープテント全体がバランス良く安定します。もし予算や持ち運びの都合で2個しか用意できない場合は、風上側の2本の脚、もしくは対角線上の2本の脚に設置してください。ただし、安全のためには4個の使用が基本です。
Q3. 10kgのウエイト4個(合計40kg)で固定すれば、どんな強風でも飛ばされませんか?
A3. いいえ、飛ばされる危険は十分にあります。ウエイトはあくまで「安定させる」ためのものであり、タープテント自体が受ける風の力を無効化するものではありません。 タープは巨大な帆のようなものです。天気予報で「強風注意報」が出ているような日や、タープが変形するほどの風が吹いてきた場合は、ウエイトの有無に関わらず、直ちにタープを撤収してください。
Q4. ペットボトルやコンクリートブロックで代用できますか?
A4. 緊急時の応急処置としては考えられますが、安全性の面から全くおすすめできません。 専用ウエイトは、タープの脚にしっかりと固定されるように設計されています。一方、ブロックなどは不安定で脚から外れやすく、ペットボトルを満タンにしても十分な重量が得られません。また、つまずいて転倒する危険も高まります。安全のため、必ず専用品を使用しましょう。
Q5. 注水タイプの中身は、水と砂、どちらが良いですか?
A5. 手軽さで選ぶなら「水」、重さで選ぶなら「砂」です。 水はキャンプ場や公園の水道で手軽に確保でき、後片付けも簡単です。一方、同じ容量でも砂の方が重いため、より高い安定性を得られます。ほとんどの状況では手軽な「水」で十分ですが、少しでも安定性を高めたい場合は「砂」を入れると良いでしょう。
Q6. 金属タイプのウエイトは、地面(ウッドデッキなど)を傷つけますか?
A6. はい、その可能性があります。特に鋳鉄製のウエイトは、引きずるとウッドデッキやコンクリートを傷つけたり、濡れたまま放置するとサビの色が移ってしまうことがあります。もし地面への傷が気になる場所で使用する場合は、ウエイトの下にゴムマットや古いタオルなどを一枚敷くと安心です。
もし、この記事に掲載されていないモデルについて知りたい、ご自身のに最適なタープ用ウエイト選びでさらに具体的なアドバイスが欲しい、といった場合は、お気軽に「お問い合わせフォーム」からご質問をお寄せください。筆者の経験や知識を活かして、できる限りお答えさせていただきます。
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